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北近畿タンゴ鉄道・タンゴ悠遊号に充当された「丹後ゆめ列車」

2008-10-25 | 鉄道[近畿・その他私鉄等]

最近「MAKIKYUのページ」で何度か記事を取り上げている北近畿タンゴ鉄道(KTR)ですが、KTRでは最近になって景勝地等で一時停車のサービスを行う観光列車を走らせており、その一つが「タンゴ悠遊号」と呼ばれる列車です。
(KTRでは他に同種の列車として「タンゴ浪漫号」と呼ばれる列車も走らせており、こちらは快速扱いとなっています)

MAKIKYUが先月KTRに乗車した際は、この列車の姿を見ただけで、実際に乗車する機会はなかったのですが、特定の普通列車を土休日に限り、「タンゴ悠遊号」という愛称で運転しているもので、JRなどが一部で運行している観光列車の様な専用車両を用いている訳ではないものの、専用のヘッドマークも掲出されます。

現在KTRの中でも特急列車が走らない区間となっている宮津線・宮津~西舞鶴間の一部箇所(MAKIKYUも明るい時間にタンゴエクスプローラー車両で同区間を通りましたが、丹後由良・栗田(くんだ)周辺の車窓はかなり良いです)で最徐行や一時停車を行う事もあって、通常の普通列車に比べて所要時間も若干長くなっているのが特徴です。

KTRではこの列車の運転に際して、乗車証明書付きの「タンゴ悠遊号きっぷ」(西舞鶴~宮津or天橋立間で設定され、それぞれ両区間の普通運賃)も発売している程で、結構力を入れている事もあるのか、MAKIKYUがこの列車を見た際には1両だけの短編成(列車によっては豊岡~天橋立間タンゴディスカバリー号として運行され、この列車の場合は当然タンゴディスカバリー車両(KTR8000形)が充当されます)ながらも、座席は結構埋まっている様に見受けられ、評判も上々の様でした。

またMAKIKYUが「タンゴ悠遊号」の姿を目撃した際には、観光列車である故に敢えてこの車両を充当したのか、それともたまたまだったのかは分かりませんが、KTRトレインデザインコンペの最優秀賞作品を描いたKTR701号車「丹後ゆめ列車」が充当されていました。

この車両の充当により、KTRが力を入れている観光列車が、更に目立つ存在となっていましたが、宮福線開業20周年記念「ペアきっぷ」のデザインにも採用されているこの車両の遭遇率は低いだけに、余所者がふらりとKTRに乗車し、実際にその姿を偶然目撃できたのは非常に幸いと感じたものです。