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今日MAKIKYUはJTB(旅行会社)へとあるチケット購入に出向くため、柏[Kashiwa]へ出掛けていました。
というのも、以前は北総監獄(千葉ニュータウン)の中央駅近くにもJTBの代理店がありここで用事が済んだのですが、何年か前に閉鎖になってしまったので何処かへ出向くか、さもなければ出先で用を済ませなければならない状況になっています。
(北総監獄という辺鄙な地に、かつてJTBの代理店が存在しただけでも奇跡的ですが…)
北総監獄~柏間の交通手段としては、高額運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)~東武野田線を乗り継ぐ方法が最も一般的ですが、この経路ですと「開発を止めた某鉄道」の運賃が余りに高過ぎますので、近場にも関らず運賃は片道800円を越えてしまいます。(北総監獄中央駅からの場合)
ただ北総監獄のメインでもある首都圏の辺境・印西[Inzai]市には幸いにも「開発を止めた某鉄道」の他にJR成田線も通っていまして、MAKIKYUが幽閉されている収容房(自宅)から自転車で辛うじて到達できる範囲(自転車で30分かかります)に木下[Kioroshi]と布佐[Fusa](ここは我孫子市で、利根川の対岸は茨城県です)の2駅があります。
JR成田線は「開発を止めた某鉄道」と異なり運賃も標準的な価格ですので、駅までの少々遠い道のりを我慢すれば大幅に交通費を節約できます(木下・布佐両駅~柏までは片道320円で済みます)ので、今日は天候もまずまずという事で成田線を利用する事にしました。
(「開発を止めた某鉄道」では北総監獄内の移動でも320円では厳しいです)
少々前置きが長くなりましたが、このJR成田線(我孫子[Abiko]~成田間:通称我孫子支線)で現在走っている電車は、E231系と呼ばれるJR東日本の標準車両ともいえるステンレス車体・VVVFインバーター制御の新型車両で、成田線~常磐[Joban]快速線のラインカラー(エメラルドグリーン)を纏った車両が5両~15両の編成で運行されますが、緩行線との誤乗防止のためにラインカラーの下に黄緑色の細帯があるのも特徴です。
(編成は基本10両と増結5両の組み合わせ・また成田線は最大10両です)
今年になるまで103系と呼ばれる旧型も走っており、10年程前には現在も房総地区で大活躍の113系と呼ばれる車両も活躍していましたが、現在では基本的にE231系で統一されています。
他線でも若干仕様の異なる類似した車両が多数走っていますが、この路線で活躍するE231系はドア上のLED案内表示機が2段表示となり、次駅表示以外に行先や停車駅、運行情報なども案内されるのが特徴(今までの6文字表示一段が少々考え物だった気が…)で、日英2ヶ国語の自動放送も装備されています。
内装は他のE231系や、それ以前のJR東日本の車両と同様に随分質素な感じですが、固めのバケットタイプが採用された座席の座り心地は決して悪いモノではなく、乗車時間もせいぜい1時間程度の成田線~常磐快速線では充分な感じです。
(「開発を止めた某鉄道」では隣駅まで座るだけで懲りてしまう座席の車両もありますので…)
この車両は首都圏の辺境・印西の地を走るには上等過ぎ、北総監獄を走る「開発を止めた某鉄道」の荒れ放題の車両よりずっと良い気がしますが、首都圏の何処でも…という位各地で現れて、それも全然代わり映えがしないのでさすがにウンザリしてきます。
それもJR各線で走っているだけならまだ許容の範囲内ですが、MAKIKYUの生まれ育った街(神奈川県某市)を走る私鉄等でも走っていまして、さすがにこれはご勘弁とMAKIKYUは思っています。
皆様のこの車両に関する思い入れや講評は如何なものでしょうか?何かありましたらコメントもどうぞ。
お断り:この車両は厳密には北総監獄を走っていませんが、北総監獄の外縁部で辺境の地・印西市を走るという事でこちらのカテゴリーに入れさせて頂きました
E231系と言えば、確か相鉄10000系なんかがこれと同じ「型」で作られているんですよね(装備面での違いはあるにせよ)。こちら近畿圏のJRと私鉄ではまずあり得ない発想ですね。確かに洗練された車輌だと思います。
相鉄10000系は、ご指摘の通り殆どE231系と同様の車両で、座席のモケットは別物とはいえ、車内の化粧板やドア上のLED表示器(6文字タイプ)まで全く同じなので興ざめもいい所です。
(当然下回りは同じ物で、相鉄の運行条件にあわせてM車比が違うくらいです)
低コストで通勤車両を量産という意味では非常に洗練されていますが、走行性能も決して良いものではなく、個性も乏しいので私鉄にまで進出して欲しくはないというのがこちらの本音です。
ただE231系で使用されているパーツを多用する事でコストを下げつつも、デザインや性能面では独自性を発揮し、なおかつ使用路線毎に内装も作り分けている東急5000系列(横浜高速Y500も)はこちらも歓迎で、規格の統一やパーツの共用でコストは下げつつも、鉄道毎に個性が感じられる車両を作って頂きたいものです。