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名古屋市交通局 6050形電車~桜通線延伸に伴う増備車両

2011-07-18 | 鉄道[東海]

今月MAKIKYUが名古屋へ出向いた際には、一部では「JR○海博物館」とも言われている今年春に開館した鉄道系博物館への訪問と共に、今年春に開業したばかりの名古屋市営地下鉄桜通線延伸区間(野並~徳重間)にも乗車したものでした。
(○には「east」を日本語に訳した漢字1文字が入ります)

桜通線ではこの延伸に伴う車両運用数の増大に伴い、延伸前に6050形と称する増備車両を導入しており、既に徳重延伸前から運用に入っていたのですが、MAKIKYUが桜通線を利用する機会自体が限られる事もあり、今月初めて乗車したものでした。


6050形は既存車両(6000形)と同様の4ドア5両編成で、ステンレス無塗装に赤いラインカラーを纏っている点は共通しますが、行先表示はLED式になるなど、一目で新形式である事を見分ける事が出来ますが、フルカラーLED全盛の今日においてようやくオレンジ色のLEDが登場する辺りは、全列車各駅停車で色彩による種別表示の必然性がないとはいえ、他社局より一歩出遅れといった感があります。
(名古屋市交通局では他に東山線の新型車もオレンジ1色のLEDを採用していますが、名城線環状部全通の際に導入された車両などは、導入年次の割には…といった印象があります)

VVVFインバーターの制御装置はIGBTを採用して低騒音化が図られるなど、既存車両に比べて下回りも進化しており、ステンレス製車体もビードなしの地元メーカー標準工法(ブロック工法と呼ばれ、ドア部分に特色があります)が用いられるなど、最近の新型車ならではといった雰囲気があります。

車内に足を踏み入れると、座席は「某社レンズ付きフィルムに良く似た名称で呼ばれる事が多い電車」など、首都圏の電車でよく見られる形状のモノが採用され、前面も比較的角ばった左右非対称の非常用貫通路を備えたスタイルであるなど、車体長やドア数こそ異なるものの、個人的には何処となく名鉄瀬戸線の新型車両を連想してしまったものでした。

ちなみに6050形は、徳重延伸に伴う車両運用数の増大に伴い導入された車両と言う事もあって、桜通線の車両全体に占める割合は低く、余所者が狙っても余程運が良くないと、なかなか捕まえ難いのが現状です。

これに加えて桜通線ではホームドア設置が進行し、今年春の延伸区間では開業当初からホームドアが設置されている他、既存区間でも順次設置が行われ、当初の予定よりはやや遅れているものの、もう間もなく全駅での設置が完了となる見込みです。

桜通線は全区間が地下を走行する路線と言う事もあり、大規模な検査や改造などでもない限りは、車両が地上に姿を現す機会も限られます。
(一応鶴舞線との間に連絡線が設けられており、工場への入場などで鶴舞線を介し、車両が地上に出てくる事自体は可能ですが…)

そのためホームドアが設置されるとなると、今後車両の姿をカメラに収めるのも…という事になり、ホームドア未設置の駅でも既に取り付け土台の工事が行われている状況でしたので、先日乗車した際に撮影した写真はタイミング的にも際どく、後に貴重な記録になりそうです。

桜通線がワンマン運転を行っている事や、近年増加する人身事故による輸送障害等を考えると、趣味的には厄介な存在のホームドアも、実用面ではあった方が良いのも事実で、設置されるホームドアが前面ガラス貼りでないだけでも…と捉えた方が良いのかもしれません。



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