還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

術後のリハビリ

2011年08月03日 | ワンポイントアドバイス
現在は心臓手術後、早ければ翌日からリハビリが始まります。
設備の整った病院であれば、心臓リハビリというメニューがあります。
術後数日は体のあちこちが痛み、リハビリどころじゃない、ゆっくりさせて欲しいというのが普通だと思いますが、ここで踏ん張ってリハビリに励むと回復が劇的に早まります。

私の場合で、ICUから病室に戻った手術翌日からリハビリが始まりました。正直なところゆっくり寝たかったのですが、歩くだけと言うことでうまく乗せられました。

まあ、それでも寝た姿勢から起き上がるまででも一苦労です。それもリハビリの一つ。
しかし起き上がってしまえば、立ち上がるのはどうってことはありません。
廊下に出て念のため歩行器を使ってナースステーションの前を行ったり来たり、2往復くらい歩きました。この歩く距離を毎日少しずつ延ばします。
まだ体に管がつながっていたりしますので、それの処置に頭を使います。
頭もリハビリ?

心臓リハビリは主にバイク漕ぎですが、心電図をモニタリングしながら行いますので、特に不安になることはありません。
1日1回、30分ほどのリハビリですが、体力に余裕があると感じられたなら、
ベッドではなるべく横にならない
ゆっくりで良いので外(許可された範囲内で)を出歩く
ことをお勧めします。早く家に帰れますし、帰宅した後も楽です。

検査のために手術の1週間くらい前に入院されることが多いと思いますが、体力(特に足)の衰えを防ぐため、院内、院外を歩いてみることもお勧めしたいと思います。