還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

視野の異常

2011年10月30日 | 日記
手術後今年の5月に到るまで何度か視野の異常を感じました。
1回目は手術の翌日でICUから一般病棟に戻った日です。
午後4時くらいからリハビリで廊下を歩き、6時に夕食。その後知人にメールを打っていたところケータイ画面がなんだか変??
文字が歪むと言うか、目をこすってみましたがかすんでハッキリ見えません。画面を視野の上の方に持ってくると見えましたが、下の方に移すとおかしいのです。
その状態は数分続いたと思いますが、やがて自然に治りました。時計を見たわけではないので実際の時間はわかりませんでした。また、右目か左目のどちらかに起こったのかは確認できませんでした。
手術の翌日ですから9月15日のことです。

次に起こったのは12月の下旬ごろ。仕事中でした。
今度は落ち着いて観察してみました。起こったのは右目です。左目はOK。
視野の下1/3位がおかしくなりほとんど見えず、色は灰色です。意外なことに真っ黒ではありません。
正常に見える部分との境目ははっきりしているのですが、まっすぐではなく、ガタガタしています。やがて自然に治りました。

3回目は3月になって、自動車を修理屋に持って行くときでした。つまり運転中だったのですが、渋滞でのろのろ運転していたのが幸いしました。また症状は以前と比べてすごく軽かったです。
計器盤を見るときだけわずかに違和感があるくらいで、もやもやした感じだけで終わりました。時間にして30秒くらい。

そして最後に起こったのは5月8日です。日までよく覚えているのですが、この日は初めて隣町のかんちゃんに会った日だからです。出かける直前に鏡を見ていたときですが、あっ、また来た…しかし、すぐに治りました。時間にして10秒くらい・・・・
2回目の時がもっともひどかったかもしれません。

以後半年近くなりますが、それ以来起こっていません。一度先生に相談したところ、眼科受診を勧められました。網膜か視神経か脳の血管に血栓がしばらく引っ掛ったのだろうという説明でしたが、症状が現れない限り眼科を受診しても異常なしで終わるだろうと予想したので、眼科は受診していません。

こんなことがあったので、弁形成ならとうの昔に終わっていても良いはずのワーファリンの継続ももうしばらくはやむを得ないのかと思っています。