還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

血管年齢はどうやったらわかる?

2019年05月29日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
しばらく前に血管年齢を測ったわけですが、センサーの上に指を置いただけ。開始ボタンを押して1分もたたないうちにデータが画面に表示され、プリントアウトされるのです。

しかしどんな仕組みで血管年齢が測れるのか、不思議?

そんなわけであれこれ調べたところ、その機械は加速度脈波計と言います。

LEDから出た光は血管で反射しセンサーに戻ります。光の色は赤、緑、赤外線だったりするようですが、私が使った装置では赤でした。

LEDから出る光の強さは一様ですが、血管で反射して戻るとき、血管が脈打っているので強さが時間と共に変化します。そしてそれを脈波と言います。

まず、センサーで受け取った脈波データを、容積脈波と言います。
この容積脈波を微分したデータを速度脈波。
速度脈波をもう一度微分したデータを、加速度脈波と言います。

各波形はこんな感じ

<from 血管年齢.com>

そしてこの加速度脈波の波形を元に、血管のしなやかさ→血管年齢がわかるという。。。
優れものですよね。2回微分する、と言うところがキモです。

2回微分して加速度脈波を得ることで、波形のパターンが年代毎にわかりやすく提示されます。これで、自分の加速度脈波がどの年代に相当するか当てはめ、血管年齢を表示する仕組みになっているようです。
<from 血管年齢.com>

容積脈波や速度脈波では年代毎の違いが、あまりはっきりとは出ないのかもしれません。

「コツ」は、指を軽くセンサーに当てることです。強く当てると年老いる結果になりかねません。