還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

古いムーブメントを分解してみた

2021年07月05日 | 日記
古いムーブメントですが、処分する前に中を見てみよう・・・・

外したものはごく一般的なクオーツムーブメントです。時針と分針の2針式で秒針はないのですが針の動きはよく見ると1秒毎だし、ということで、バラしたら水晶振動子やステッピングモーターやらが見えるはず。

ムーブメントのケースを見回してみると、カバーのある一辺に爪らしきものが見えます。この爪とケースの間に小さなマイナスドライバーを差し込んでこじ開けると、カバーが外れました。

ところが勢い余って、中の部品が飛び出してきて、グチャグチャに・・・あーあ!!

ムーブメント全体(っぽく撮影)


針取付部拡大
時針と分針はゴリゴリ言わす感じで取り付けられていました。そうあっさりとは抜けませんでしたね。先の方でネジが見えているのが分針を取り付けるシャフト、先の先が穴になっていてその穴に細いものが覗いていますが、本来秒針を取り付けるシャフトです。

全部品
たったこれだけ。
ハウジングが3点、歯車数個、針取付軸、電子基板とステッピングモーター

ステッピングモーターコイル


針取付軸
秒針駆動系もメカ的には存在しています。秒針が取り付けられていないだけです。

電子回路部
左右両端から上に伸びているのは乾電池用リード線です。

拡大

1.水晶振動子(32,768Hzで振動)
2.ステーターとローター(2パルスでローターが1周)
3.制御用IC(主に分周とモーター駆動回路)

時計の精度はほぼ振動子の性能で決まります。水晶は温度変化や経年変化が小さいので、時計の振動子は水晶オンリーですね。

初めてクオーツ腕時計を買おうとした時・・就職してからですが・・時計店で見たものに音叉時計というものもありました。

精度はクオーツには叶いませんでしたが(日差2秒)、それでも機械式よりは数段高い精度でした。また時計を腕から外して、テーブルなどに置く時の時計の向きが、精度に影響すると聞いたのが印象に残っています。