還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

掛け時計を修理しました

2021年07月02日 | 日記
時計の修理部品が27日に届きました。買った商品は
ムーブメント MRC-300 電波ムーブメント(メーカー:誠時)
        取付金具、工具等含む
針      SH-28G  クロック針 金色(メーカー:誠時)

購入品一式


箱から出して並べてみた
針はケースに入れたままです。
ケースから出すと転けてしまうので。

修理の手順(写真はありません)
1.時計から針を抜く
  特に時針が堅かったので変形してしまった
2.ムーブメントを取り外す
  付属の工具でネジを緩め、ムーブメントを外す
3.新しいムーブメントを取り付ける
  ムーブメントの上と文字盤の12時を正しく合わせる必要がある
4.針を説明書の通りに取り付ける(3本とも12時00分)
5.ピンを抜き、乾電池を取り付ける

大まかな作業はここまで。この間約20分。手慣れていれば10分くらいでできると思います。

難儀したところ
その1
ムーブメントの上方と、文字盤の12時をどれだけ正しく合わせられるかです。合ったと思えたところで、ネジをしっかり締めます。合わせる方法はまあ人それぞれでしょうか。

それと、文字盤の厚さがちょうど7ミリでして、この場合ムーブメントを取り付けるネジは丸ナットが指定されています。しかし7ミリより少し厚いのか、かなり取り付けにくい。文字盤の端は7ミリでしたが、もしかしたら中央部はもう少し厚いのかもしれません。

それで取り外した方の古い丸ナットと見比べてみると、古い丸ナットはネジ部分がかなり長いので、これが使えれば良いと思い試してみると、ネジサイズも合いうまい具合に取り付けできました。いやいや・・・これはラッキーでした。

その2
針3本を正しく12時00分に位置に正確に差し込む。どれだけ気をつけても、針の端で0.5~1ミリくらいはずれてしまいピシッと決まりません。ここが素人ですね。
また時針と分針は意外に堅くてぐぐっと押し込む感じになります。秒針は軽くてスッと差し込めます。

取り付けが完了するとムーブメントの裏側に差されているピンを抜いて、乾電池を取り付けます。まもなく秒針が1周して12時00分の位置に止まります。

実はどの位置に止まるかで、ムーブメントがどれだけ正確に取り付けできたかがわかります。今回59.5秒の位置に止まりました。なるほど、0.5秒ずれてるのね。角度換算では3度のずれです。

秒針が止まると続いて分針と時針が12時間分動き、12時00分の位置に止まります。この12時間分回るのに少し時間がかかるので、その間に秒針が正しく00秒の位置になるようムーブメントを回して微調整します。ナット回しでしっかり締めてもムーブメントを持てば回すことは可能です。

説明書には3~16分で電波を受信し、時計が動き始めると書かれています。

数分後に動き始めましたが、なぜか2.5分遅れています・・???

半日経っても遅れたままだったので、手動で時刻を合わせました。電波時計は針を直接回さないようにと書いてあります。

電波が受信できない時は、普通のクオーツ時計として動作します。

修理完了


ちなみに修理前、5月に載せた写真


針の形が違っていて新しい方が針が目立ちますが、全体のバランスは古い方が良いと思います。針の色はほとんど同じなのですが、同じ色に写真が撮れていません。まあそのうち見慣れるのでしょう・・・

電波時計って、正確には標準電波を受信して時刻を補正するクオーツ時計です。クオーツって何かというと水晶です。1日数回標準電波を受信して時刻を補正するので、クオーツの精度はクオーツ時計ほど良くなくてもそれほど問題にはなりません。

なので電波が受信できない環境ではよく狂う可能性はあります。

コンクリートは電波を通しにくいので、奥の部屋に電波時計はあまりよろしくありません。この時計の設置場所は外に面した壁なので、電波は比較的受信し易いはずなのですが・・・しばらく様子を見ます。