8月1日から、きょう8月4日まで、軽井沢に行ってきた。
1日、2日は雨もよいのはっきりしない天気だったが、3日、4日の両日は晴れた。
きのう、8月3日は御代田のメルシャン軽井沢美術館に行った。
いつものように、浅間サンラインを通って普賢山荘を左折。天気は良かったが、残念ながら浅間山は西側の裾野がのぞくだけで、雲に覆われていた。
夏は3日の晴れに1日でも浅間山の全景を眺めることができれば上出来だろう。
メルシャンの展示は“ヨーロッパ美術史の変遷”。“宮廷絵画からバルビゾン、そしてアール・ヌーヴォへ”というサブタイトルがついている。
ミレー、コロー、クールベ、イギリスではターナーなど、中学校か高校の教科書でお馴染みの画家の作品が並んでいるが、“晩鐘”や“落穂拾い”、それに名前は知らないが、クールベの石工(?)や満員列車の車内風景(だったか・・・)、ターナーの難破船(?)など、教科書で見慣れた絵は展示されていなかった。
ホッペマ(“並木道”)もこの時代ではないか・・・。
近代のはじめに、かつてはたんなる背景に過ぎなかった自然を描き始める息吹きが伝わってきた。
国王・貴族たちや、革命家たちのことは活字によっても伝わってくるが、当時の農民や庶民の生活はこれらの絵画によって、しっかりと伝わっていくだろう。
* 写真は、メルシャン軽井沢美術館“ヨーロッパ美術史の変遷”のパンフレット。2009年11月29日(日)まで開催。
2009/8/4