軽井沢に行ってきた。「行ってきてしまった」というべきか・・・。
4月下旬に行こうと思っていたが緊急事態宣言で自粛し、7月に入ってからも「県境を跨いだ旅行の自粛要請」で自粛して来たのだが、今年の長雨で、1年近く閉めたままにしてある家がどうなっているか、心配だった。
天気予報ではこの数日間は天気が良さそうなので、8月11日朝に思いたって出かけることにした。「絶対必要」というほどではないが、「不要不急」でないともいえないだろうと自己弁護。ただの物見遊山ではない。
8月11日(火)、関越道、上信自動車道はいずれも流れは順調、2時間で到着。
感染防止のため、途中サービスステーションには立ち寄らない。
* 冒頭の写真は8月11日(火)、ツルヤ前の軽井沢バイパスから眺めた浅間山。
南軽井沢交差点の掲示板は<30℃>と表示あり。軽井沢で30℃など、10数年前には考えられないことだったが、最近ではそれほど意外ではない。
わが家の裏の家などは南側のテラスの下にエアコンの室外機が置いてあり、来軽中は窓を閉め切っているところを見ると、1日中エアコンをつけているらしい。何のために軽井沢に来ているのだろうと思ってしまうのだが。
ただし、30℃といっても、湿度が少ないせいか、ぼくは東京の30℃ほど暑くは感じない。
軽井沢に到着してみると、わが家の近所はほとんどの家が来ており、自粛何するものぞ、の感がある。しかし、ツルヤなどはお盆というのに、例年ほどは混雑していなかった。ソーシャル・ディスタンスが取れていたかというと怪しいが、マスクはほとんどの人が着けていた。
日本人というのはやっぱり真面目なのか、同調圧力に弱いのか。両方だろう。
まずはすべての雨戸を開け、ガラス窓を全開にして風を通し、1年間の湿気を追い出し、続いて窓を閉めきって、ダニ退治のダニアースを焚いて家から退避する。2時間以上は燻蒸しなければならない。
昼食をを済ませて、中軽井沢駅舎内の軽井沢図書館を訪ねてDVDを物色したが、見たいものはなかった。上の写真は、図書館2階の閲覧室から眺めた浅間山。
2時間経ったところで一時帰宅。
マスクで口元を覆って、再びすべての窓を全開にする。そして再び外出。ダニアースのにおいが収まったころを見計らって帰宅。
つづいて、家じゅうの布団をテラスの手すりに引っぱり出して、虫干し。時おり布団叩きで叩く。
近所に犬が一斉に吠えだして、閉口する。躾ののいい犬は吠えないという話だが・・・。
小1時間ほどして、夕日の中、布団を取り込む。
これでようやく、1年ぶりの軽井沢生活の準備が調う。
70歳にもなると、力仕事ではないが、結構しんどい。
2020年8月14日 記