1月31日(土)午後4時から午後10時まで、『ロンドンーー追う者たち 追われる者たち』(BS560ch,AXNミステリー)を見た。
6話、6時間連続はつらかったが、「モース」も「ルイス」も「ヴェラ」も食傷気味だったので、目先を変える効果はあった。
導入がややもたもたしていたので、第3話はスルーして、午後6時から1時間は地上波でニュースと天気予報を見た。7時からふたたびミステリー・チャンネルに戻って、第4話から第6話までを見た。
猟奇的な連続殺人が起こり、早い段階から犯人が誰かは視聴者に明らかになるのだが、追われる犯人側の男女2人組と、追う警察側(こちらも男女)2人組のあいだの駆け引きを描いたサイコ・サスペンスということになっている。
この犯人側の女は、前に書き込んだ『魂の叫び』のメアリー・ベルを思わせる。彼女も、大人の心を見抜き、平然と詐言、虚言をもちいて相手を引き込もうとする術に長けていたという。このドラマの女もそのような女である。
ただ、コンゴ内戦で家族を失い、医師を目指してイギリスにやって来たババと呼ばれる移民男が、どうして、この女のために殺人まで犯し、最後まで女を守ろうとしたのかが理解できなかった。
原題は“We Hunt Together”というのだが、追う警察側からの意味は了解できるとしても、追われる側が、なにゆえ“together”で、何を“hunt”しているのかが分からなかった。
第3話を抜いたのがいけなかったのだろうか。再放送があるようなので、次回は第3話だけを見ることにしよう。
もう一つの疑問は、この原題をなぜ「ロンドン」に変えたのかという点。
続いて放映された「ソールズベリー毒殺未遂事件」、近日放送予定の「ダブリン」などの「ご当地もの」と平仄を合わせたということか。
あまりロンドンらしい風景は登場しなかった。
2021年2月2日 記