豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

滋賀の旅・大津その2(3月19日)

2024年03月23日 | あれこれ
 
 びわ湖浜大津駅を出発して、京阪電車で石山寺に向かう。
 浜大津駅から先は路面でなく、専用軌道を走る。約20分ほどで終点の石山寺駅に到着(上の写真)。石山寺(いしやまでら)は、琵琶湖に沿って駅から約1キロメートル、10分ほどで山門に至る(下の写真)。
 駅や、道沿いや、土産物店は何処もかしこもNHKテレビ「光る君へ」に便乗したポスターやのぼりばかりで、食傷ぎみ。開祖よりも、一時期寺に滞在しただけの紫式部のほうが目立つくらいである。開祖は誰だか知らないが、「弘法大師」という提灯がかかっているのを見かけたから、弘法大師なのか・・・。

   
   

 このお寺も石段が多くて急なために疲れる。「石山寺」と名のるだけあって、立派な岩がそびえていた。紫式部が滞在したといわれる部屋には紫式部像が鎮座していた。この日から陳列されたとのこと(下の写真)。
      
    
   
 
 石山寺でも桜の開花はまだだったが、琵琶湖の湖畔には桜らしき花が咲いていた(名前を忘れてしまった)。
   

 石山寺駅から再び京阪電車に乗って浜大津駅に戻る。

 「ふれあい街歩き」(BS-NHKテレビ)ふうに、浜大津駅から大津市内をブラブラとJR大津駅を目ざして歩く。
 けっこう長く延びるアーケード商店街は半分以上が閉まっている感じの、典型的なシャッター商店街である。県庁所在地にもかかわらず、寂しいかぎりである。
   

 途中で、明るく輝いているガラス張りの建物があったので覗いてみると、「大津曳山会館」で、二階建ての高さの大津曳山祭りの曳山が飾ってあった。案内の方がいて、からくり人形を動かして見せてくれた。中国説話らしく桃から生まれてくる「桃太郎」(?)や従者がチャイナ服を着ていた(下の写真)。
 駅前の観光案内所で教えてもらった近江牛のステーキ屋も道沿いに見つけたが、残念ながら定休日だった。近江牛は明日に持ち越すことにする。
      
  
 ロシアのロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世(事件当時は皇太子)が警備の警官に襲われた所謂大津事件の現場は、商店街の一角の本当に目立たない所に、小さな石碑がポツンと建っているだけだった。襲撃事件それ自体よりは、その後の犯人の裁判が重要なのだから仕方ないことか。高知に行った折に中江兆民の生誕の地を訪ねたが、その石碑も街角の民家の軒先にひっそりと建っていた。 
     
 
 JR大津駅前の広場では「平和憲法を守ろう」というビラを配っていて、演説の合い間にオカリナで「アヴェ・マリア」などを演奏していた。なかなか上手だった。

   
 
 大津駅からホテルのシャトル・バスに乗って、今日の宿泊先の大津プリンス・ホテルに到着。
 こうして、彦根への旅、第1日は終了。 

     
 
 2024年3月22日 記 

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