今朝のテレビ朝日「モーニングショー」で、軽井沢が映っていた(写真はその画面)。
紅葉が見ごろを迎え、見物客で軽井沢のあちこちが平日でも大渋滞になっているという。雲場の池から始まって、旧軽井沢通り、峠の見晴台、国道18号バイパス、鳥井原のツルヤなどあちこちの混雑ぶりを紹介していた。
先月に行ったときにはまだ紅葉していなかったが、その後気温が下がって紅葉したのだろう。わが家にももみじが数本植わっていて、亡くなった母がその紅葉を楽しみにしていた。毎年紅葉シーズンに出かけるため、軽井沢には石油ストーブが数台置いてあり毛布や冬用の布団などが何枚も置いてあった。
ぼくの現役時代には、授業に加えて入試業務も始まる紅葉の時期に軽井沢に行くことなど不可能だったし、定年後もこの時期に泊まりがけで行くこともなくなったので、石油ストーブは数年前に、冬用の布団類は去年すべて粗大ゴミに出して廃棄し、残っていた灯油は行きつけのガソリン・スタンドで廃油処分してもらった。
亡くなった母は、庭に生えている羊歯と、夏の庭に3、4本咲く実生の百合(鬼百合?)と、秋になると紅葉するもみじが好きだった。今年庭木を伐採した際に、車の通行の邪魔になっているもみじの木も伐採しようかと思ったが、亡母に恨まれそうなので思いとどまった。植木屋さんからも、この木を切るのはもったいないと意見されてしまった。
ちなみにぼくが好きな軽井沢の植物は、「軽井沢の三大植生」といわれているらしい羊歯と熊笹と苔である。すべて数十年前から自然のままに自生しているものである。その次が1960年代に植えた白樺と落葉松だが、植えた当初はせいぜい2メートル足らずの背丈だったのが、数十年経ってみると巨木化してしまって植えた当初の可憐さがなくなってしまった。
わが家のもみじも今ごろ紅葉しているだろうか。
2024年11月13日 記