今年のクリスマスには、X’マスを期して、“素晴らしき哉、人生”を観た。
10月にギックリ腰になって仕事を休んでいた時に、退屈しのぎに購入した安いDVDの1本である。“ナイアガラ”と“グレン・ミラー物語”と一緒に3本1000円という超安値だった。
せっかくの季節モノなので、X’マスまで観ないでおいた。あまりにもHappy ending すぎて、かえってそれほどHappy な気分にもなれないが、まあ、甘ったるい如何にもアメリカ風のX’マス・ケーキを食べたと思えばよい。
ウォーレン・ビーティーの“天国から来たチャンピオン”や、“ゴースト”のような趣向の、天使が地上にやってきて、ちょっと人助け・・のストーリーである。
雪が舞うアメリカの地方都市の風景や、50年代のクルマを眺めることができたうえに、今年話題になった「サブプライム・ローン」の原点ともいうべき、アメリカの中産(下層?)階級の住宅事情がストーリーの横糸になっている点も、ちょっと興味をそそられる。
* 主人公のジェームス・スチュアートが、天使のおかげで(!)投身自殺を思いとどまって、現世に戻ってきて雪の街をかけるシーン。