《軽井沢高原バス 廃線バス停の旅・2》
軽井沢高原バス(正式名称は“西武高原バス”)西区線のうち、廃止される区間の最初のバス停は、“西武不動産営業所前”。
千ヶ滝の古くからの住人の間では“西区事務所”で通っている。
かつての国土計画、現在は西武不動産の営業所の前にあるバス停である。以前は、すぐ東側に“千ヶ滝プリンスホテル”があり、現在の天皇が皇太子時代には一家が夏の常宿(?)にしていた。
昭和35年に、わが家で千ヶ滝の分譲地を買ったときに、販売していたのは“国土計画”で、ここにある事務所も“国土計画西区事務所”と称していた。
このバス停の名前も当然“西区事務所”だったはずである。その後、西武グループのあれこれの騒動や統廃合を経て、いつの頃からか、ここの事務所は“西武不動産営業所”となったようだ。
ちなみに、後で出てくるが、かつて森永製菓のテニスコートのまん前にある“西区第二事務所前”というバス停は、西区第二事務所が廃止になった後も、今日までずっと“西区第二事務所”のままである。
さて、この“西武不動産営業所”バス停の看板は、廃止される西区線と、新設される路線(黒橋線とでも呼ぶのか…)との分岐点でもあるために、ほかのバス停の看板とは違って、縦長の立派なものだった。
* 写真は、軽井沢高原バスの“西武不動産営業所前”バス停の看板。2009年3月26日午後の撮影。
2009/3/29