雨、9度、80%
毎年大晦日にいただく小包に必ず入っているのものがあります。「仏手柑」、黄色い大きな実です。一見異様な形をしています。珍しい「仏手柑」は正月飾りとしても使われます。福岡では花屋に売っているのを見ることすらありません。暖かい地方で栽培されています。字からもわかるように「柑橘類」の一種です。
昨年末は郵便屋さんから小包を渡された途端に、爽やかな香りがしました。今までで一番香り高い「仏手柑」です。みかんなどと同じく枝から垂れてこの実はつくそうです。生っている姿を想像するだけでも面白い「仏手柑」です。香港でも「春節」にホテルなどで飾られているのを目にすることがあります。太子の花市でも売られていませんから、特別な入手経路で香港に入ってくるのかと想像していました。色が黄色は黄金色に通じお金ができる。たくさんの手を持つこの姿は子孫繁栄に繋がると、縁起物です。
ひと月、ふた月と元気な姿を保ちます。今年はまだいい香りがしています。一昨日、ふと知ったことです。「仏手柑」食べられるそうです。皮をマーマレードのようにして食べるのだとか、実らしい実はなく白いワタが詰まっているそうです。考えたら「仏手柑」を切ったことがありませんでした。
立派な私の手のひらほどもある「仏手柑」、食べてみたい気持ちとこのまま飾っていようと思う気持ちが入り乱れています。「仏手柑」今年も我が家にいい事、いい人、いい知らせを呼んでくれそうです。