雨、25度、90%
主人に代わって、取決めをしなくてはならない事がありました。「滞りなく終わりますように」と前日から準備しました。お渡しするものを慶時の袱紗に包みました。
結婚式のお招きからはすっかり遠ざかっています。この袱紗を使う機会が減りました。不祝儀の紫の袱紗は出番が少ないに限ります。慶ごとの袱紗は私の名前が染め抜かれています。広げる度に自分の名前を愛おしく見つめます。友人からの贈り物です。受け取った時、嬉しくてしばらく飾っておきました。
「赤白橡」色です。華やかさがある色ですが私の年齢で落ち着いた色を選んでくださっています。シボの立った布地は手のひらに重みを感じます。色と良い、喜びの席には欠かせません。黒塗りのお盆に乗せて用意を終わらせました。
無事に事が進みました。主人の代理ですから粗相があってはいけません。喜び事は幾度でもあって欲しいものです。この「真奈」と染め抜かれた袱紗の出番も多くあって欲しい。小さな布ですが、安心と華やかな気持ちが後を引きました。
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