晴、13度、78%
パッションフラワー、日本ではその立体的な姿から「時計草」と呼ばれています。友人から頂いた種蒔きは失敗、急いで苗を買い求めました。この春植えつけたばかりです。苗を売ってくださった方は「今年は花をつけませんよ。」と2度念を押しました。苗を植えればすぐに花が咲くと思ってしまいます。呑気に構えていると、真夏にたったひとつ、代表的な白い花が咲きました。次の月には2つ。そのすぐ後、赤い初めて見る「時計草」が咲きました。たったひとつでした。
もうすぐ11月、庭に地植えしている「時計草」をマジマジ見ることもありません。数日前、赤いものがチラリと葉陰に、熱帯の植物が朝晩の冷え込みにも負けずに花をつけています。咲いている横には蕾が2つもあります。2つ目は昨日咲きました。 9月に咲いた時より小振り、色も鮮やかさを欠きますが、ちょうど花の過渡期のこの時期、庭に花を見つけると心が躍ります。種類によっては半年間も花をつけることがあるそうです。越冬してくれるように願います。
海外種との勾配で品種が増えていく草花、花の形や色も様々、咲き方にも変化が見られます。 もうふた月咲き続けている「ホトトギス」、枝先に花をつける種類はすでに葉っぱのみになりました。ところが鈴なりに花をつける種類が今年は出現しました。昨年、一昨年、このタイプの「ホトトギス」は庭にはありませんでした。どこからやって来たのかしら?それにしても見事に咲いています。
園芸店では春まで咲き続ける「ビオラ」や「パンジー」が並び始めました。「マーガレット」なども新苗の入荷のお知らせが届きます。苗植えは楽に花を咲かせますが、種蒔きした「ビオラ」はまだ芽が出ません。園芸店の花より3ヶ月ほど遅れそうです。ひと月近く遅く植えた球根、「アネモネ」はすでに芽出ししています。そろそろ、鉢植えの観葉植物たちも家に入れる頃合いです。寒さ対策を真剣に考える時期になりました。植物たちは春を土の下で待ちます。
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