雨、9度、70%
寒くなったので朝ご飯を部屋の中で食べるようになりました。デッキでの朝食ではトレーに乗せて運びます。小さなバゲットを焼きながらの朝食は、食べるものが一度に並ばずひとつひとつ持ってきます。早朝の朝ごはん、居間のカーテンは閉めたままです。数日前、急に真っ白なランチョンマットを敷いて朝食がしたくなりました。
数枚ある白の「ランチョンット」を出してきました。 汕頭の「万里の長城」という名前がある白刺繍のマットです。これはお客様用、お正月用です。朝食に使う気がしません。香港に長くいるつもりではなかった頃に買ったものですから、40年近く前のものです。昨今はこれ程よい「汕頭刺繍」が少なくなったと聞きます。手仕事の極みです。
これはフランスのキルト「ブティ」と呼ばれるものです。オフホワイトで優しいキルト地です。キルトをしない私はキルトと「ブティ」の違いがよくわかりません。これはお昼に女性の友人を招いた時のマットです。
これも古い「ランチョンマット」、コットンの糸で編んだものです。息子が赤ちゃんの頃、寝てる横で編みました。夏の朝食にはこのマットがよく登場します。でも、今私が欲しいのとはちょっと違う。
そこで、ゴソゴソと布の山を探したら、先日「枕カバー」を縫った残りの麻布が出てきました。これよ!シャッキリとした麻です。二枚しか取れませんでしたが、すぐに端ミシンをかけました。布端が可愛いので縫ったのは3辺です。
同じような白の「ランチョンマット」なのに生地の質や厚さで感じが変わります。今の朝の気持ちに沿うのは素っ気ない真っ白の「ランチョンマット」でした。
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