11月はウィリアムモリスのテーブルクロスで

晴、14度、78％

　今年も残すところあとふた月になりました。コロナで家にいることが多いのに時間は変わらず早く過ぎて行きます。こうしたスローな生活も満更悪くないものです。

　秋が日に日に深まりを見せてくれます。枯れ葉の風に吹かれる音、ゆっくりと紅葉を始めた山々、朝は寒さに体が引き締まります。10月は鳥と赤い実のテーブルクロスをかけました。月初はその白い面積が多いテーブルクロスが気持ちよく目に映っていたのですが、気温の降下とともに寒々と見えました。「ああ、失敗。」

　今月は温もりのあるテーブルクロスをと考えました。「ウィリアムモリス」のコントラストの強くない花柄です。　きっぱりとしたイメージの強いテーブルクロスの方がこの古い日本家屋には似合うと思います。ボワッとしたつかみ所のない布は部屋の中に沈んでしまいます。今月のテーブルクロスは朱色の花がそんな沈みがちなところを助けてくれて、優しい華やかさを部屋に連れて来てくれました。　朝一番の日差しが部屋いっぱいに広がる時間帯が一番好きです。今日は「1」が3つも並ぶ日付です。カレンダーを見てそんな小さなことにクスッと笑います。

　　今月のカレンダーはモモさん8歳の時の写真を使いました。なにやら得意満面な顔をしています。カミカミをくわえ、足の下にはネズミちゃんを押さえ込んで。モモらしい表情です。にんまりと言った顔をするようになったのもこの頃からでした。

　11月は今年は会えなかった友人知人、家族のことを思いながら年末への準備を進めます。元気、健康であること、一番の感謝です。