
曇、29度、72%
義母は退院して10ヶ月、おかげさまでその後骨折が起きていません。施設に入り、一人暮らしでないことが身体への負担を少なくしているのだと思います。
8月はお薬が切れるので通院する予定がありました。今回は義姉に薬を取りに行ってもらうよう先月から義母に話していました。梅雨明け前は雨がひどいから、梅雨が明けると暑いからと理由をつけて一向に薬を取りに行った様子がありません。昨日の朝、施設から電話を受けました。「薬が切れて2日経ちますが、ご家族が持ってみえません。」施設の看護婦さんが困り果てています。義姉に電話連絡しようとしても電話に出ないのだそうです。一番大事な薬は「血圧」の薬です。普段着のまま家を飛び出して義母の病院に薬をもらいに行きました。
このところ頻繁に施設から電話をもらいます。私が義母の身元保証人ですから何かにつけ電話で報告されます。物忘れが頻繁、同じことを繰り返し言う、物が無くなったと妄想的なことを言う、認知症の症状です。認知症に慣れている施設の方がわざわざ電話してくるのは、困っているからではないと思います。義母の状態を施設だけで抱え込まないためです。私も義母と電話で話していて同じことを感じています。再来月には94歳になるのですから、これぐらいの認知症は致し方ないと思います。
自分に都合が悪いことはよく理解しているらしく、薬の件で義母に電話をしても留守電にしています。自分が責められるのが嫌だかでしょう。「こんな機転がきくうちは、まだ認知症は大丈夫。」と私は心で思います。
歩くのも痛みはないもののすり足になっています。一年近く入院していたことを思えば十分健康です。今の施設はいざ病気の時も家族が病院に連れて行かねばなりません。病院が運営している施設でないからです。昨年、退院時にやっと入ってくれた施設ですが、良し悪しを考えると、別の施設探しも考え始めています。
ふた月ぶりに行った義母の病院の入り口には検温と手の消毒の機械が置かれていました。
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