昨日の金曜日、NHKの昼過ぎの”スタジオパークからこんにちわ”にゲスト出演されていた中村紘子さんを観ました。いつもはこの時間は、どこかを徘徊しているはずですが、この日は、ことのほか冷たい雨が降っていて散歩する雰囲気ではなく、めずらしく在宅だったのです。
ピアニストの中村紘子さんといえば、映画界でいえば吉永小百合さん的存在で、ボクもむかしからのフアンです。演奏会も昨年の鎌倉芸術館のも含め、何度か足を運んでいます。
今年でデビュー50周年だそうで、演奏会はなんと3500回に及ぶそうです。5歳から始め、天才少女ピアニストといわれ、16歳のときにN響の世界ツアーのソリストに抜擢されました。しかし、18歳のときアメリカ留学し、演奏はエンジョイするものだと教えられ、目が開かれた思いがしたそうです。その後、”進化”をつづけ、60代の今も、今が一番、自分らしく弾けると思っているそうです。まさに今が青春ですね。サムエル・ウルマンの名言、”青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方をいう”を思い出しました。
番組の後半、視聴者からのいろいろな質問に答えるコーナーがあります。ボクも聞きたかったことがはじめに紹介されました。 ”夫婦円満の秘訣を教えてください”。お答えは、”言いたいことを言わない、つまらないことで喧嘩してもしようがないでしょ”なるほど。でもボクは、前々日紹介した白洲次郎さんと同じで、”あまり一緒にいないことです”じゃないかと想像しています(笑)。なにせ、紘子さんは、最大、年100回も演奏会に行っているのですから。
ご主人は、言わずと知れた、あの”赤頭巾ちゃん気をつけて”の庄司薫さんです。ボクは若いときから、彼のフアンで、著作は筆名が福田章二時代を含め、現在もほとんど全部、もっています。全部といっても、そういくつもありません。題名が四神の色(青竜、白虎、朱雀、玄武)あるいは大相撲の土俵四方の房の色、を含む、四つの作品を書きあげて、予告通り、鮮やかに撤退してしまいました(エッセイはいくつかありますが)。
引退されてから今日まで、どのような生活をされていたのでしょうか。きっと、薫くんシリーズの、”白鳥の歌なんか聞こえない”に出てくる、小沢さんのおじいちゃんのような生活をされているのではと、想像しています。
・・おじいちゃんの家には大きな図書室があり、その蔵書の半分は英独仏伊、ギリシア語等の原書で、それらのすべてに書き込みがあり、また庭には世界中から集めた、珍しい植物が植えてある、加えて、音楽、美術、食べ物、なんでも一流の知識をもっている、本も書かなかったけれど、なによりも彼自身が、かけがえない、ほかならぬ彼自身の作品というような・・
そんな深く広く人生を考えている、哲学者のような生活をされているのではないのでしょうか。
スタジオパークの中村紘子さんの笑顔の向こうに、ふと庄司薫さんの顔が浮かんで、こんな文章を書いてしまいました。
いつの日か、ボクが先日観た”白洲次郎と白洲正子展”のような、”庄司薫と中村紘子夫妻展”が開催されると思いますよ。どちらも、現役を早々に引退、好きなことに後半生をおくる夫、そして現役を続ける妻、どこか似ている、素敵な夫婦です。
。。。
スタジオパーク出演
スタジオで生演奏。仕事の顔に。
夫婦円満の秘訣を聞かれたときの紘子さん。
ピアニストの中村紘子さんといえば、映画界でいえば吉永小百合さん的存在で、ボクもむかしからのフアンです。演奏会も昨年の鎌倉芸術館のも含め、何度か足を運んでいます。
今年でデビュー50周年だそうで、演奏会はなんと3500回に及ぶそうです。5歳から始め、天才少女ピアニストといわれ、16歳のときにN響の世界ツアーのソリストに抜擢されました。しかし、18歳のときアメリカ留学し、演奏はエンジョイするものだと教えられ、目が開かれた思いがしたそうです。その後、”進化”をつづけ、60代の今も、今が一番、自分らしく弾けると思っているそうです。まさに今が青春ですね。サムエル・ウルマンの名言、”青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方をいう”を思い出しました。
番組の後半、視聴者からのいろいろな質問に答えるコーナーがあります。ボクも聞きたかったことがはじめに紹介されました。 ”夫婦円満の秘訣を教えてください”。お答えは、”言いたいことを言わない、つまらないことで喧嘩してもしようがないでしょ”なるほど。でもボクは、前々日紹介した白洲次郎さんと同じで、”あまり一緒にいないことです”じゃないかと想像しています(笑)。なにせ、紘子さんは、最大、年100回も演奏会に行っているのですから。
ご主人は、言わずと知れた、あの”赤頭巾ちゃん気をつけて”の庄司薫さんです。ボクは若いときから、彼のフアンで、著作は筆名が福田章二時代を含め、現在もほとんど全部、もっています。全部といっても、そういくつもありません。題名が四神の色(青竜、白虎、朱雀、玄武)あるいは大相撲の土俵四方の房の色、を含む、四つの作品を書きあげて、予告通り、鮮やかに撤退してしまいました(エッセイはいくつかありますが)。
引退されてから今日まで、どのような生活をされていたのでしょうか。きっと、薫くんシリーズの、”白鳥の歌なんか聞こえない”に出てくる、小沢さんのおじいちゃんのような生活をされているのではと、想像しています。
・・おじいちゃんの家には大きな図書室があり、その蔵書の半分は英独仏伊、ギリシア語等の原書で、それらのすべてに書き込みがあり、また庭には世界中から集めた、珍しい植物が植えてある、加えて、音楽、美術、食べ物、なんでも一流の知識をもっている、本も書かなかったけれど、なによりも彼自身が、かけがえない、ほかならぬ彼自身の作品というような・・
そんな深く広く人生を考えている、哲学者のような生活をされているのではないのでしょうか。
スタジオパークの中村紘子さんの笑顔の向こうに、ふと庄司薫さんの顔が浮かんで、こんな文章を書いてしまいました。
いつの日か、ボクが先日観た”白洲次郎と白洲正子展”のような、”庄司薫と中村紘子夫妻展”が開催されると思いますよ。どちらも、現役を早々に引退、好きなことに後半生をおくる夫、そして現役を続ける妻、どこか似ている、素敵な夫婦です。
。。。
スタジオパーク出演
スタジオで生演奏。仕事の顔に。
夫婦円満の秘訣を聞かれたときの紘子さん。