
ボクは、この数年、円覚寺にはたびたび訪れていますが、ここの塔頭のひとつ龍隠庵は今回が初めてでした。松嶺院に隣接した高台にあるため目立たず、今まで気づきませんでした。たまたま、この立札が目に止まり、脇の石段を登ってみました。ここも多くの塔頭のように勝手に入ってはいけないところかなと思って、ふと見上げると、青いシートを屋根にかぶせた、寺院というより茶室らしき質素な建物の周りに観光客らしい人影が目に入りました。

縁台に来客用のお茶碗が用意されていて、そのお盆の下に、この寺院の来歴が書かれた紙切れが何気なくおいてありました。”応永26年(1419)開かれ、当時北鎌倉にあったったが、大火災等により何度も移転し、住職がいない時代が長く続いたが、平成11年、100年ぶりにこの地に復興した”とのこと。まだ最近のことだったのでした。

いい場所に復興しましたね。高台の境内から山門も松嶺院も仏殿もひと見えでした。そして、紅梅白梅、緑愕梅、シデコブシ、白椿等々。








いいなあ、いいとこみつけた。いわたばこが咲くころ、また寄ってみよう。

。。。。。
龍隠庵を出るとすぐに、お杉さんに出会う。いっぱい花粉をつけて。これみただけで目がかゆくなってきたでしょ。うしししし。(ボクもそうだけど)

お杉さんだって一生懸命、花を咲かしているのだ。許してあげましょうね(笑)。あなたが咲かした花だって、ひとに迷惑かけているかもしれませんよ(笑)。
