気ままに

大船での気ままな生活日誌

写真展もおもしろい

2009-03-10 22:46:28 | Weblog
ボクはこのブログにデジカメ写真を載せる程度の、写真好きにすぎないが、写真展を観るのは好きだ。昨日も、六本木のフジフィルムスクエアで”写真で旅する世界遺産”という展覧会をのぞいてきた。第一部”自然遺産編”が開催されていて、世界の十数か所の世界遺産の景色の写真が展示されていた。もともと被写体写がうつくしい上に、腕のいい写真家が撮るのだから、満足しないわけがない。

一番、感動した写真は、屋久島の縄文杉の巨大な幹を撮ったものであった。幹周りが16メートル、樹高が30メートルもあり、樹齢がなんと3000年という巨樹であるが、写真も巨大で、実際の1/3の大きさまで拡大したものを展示しているのだ。その迫力は尋常でない。こんなに大きくしても、幹の表皮のこまやかな表情も、根元のシダ類のひとつひとつの微細な姿までしっかりとらえられている。屋久島の縄文杉は死ぬまでに一度(笑)、みてみたいもののひとつである。巨樹を描き続けておられる日本画の石村雅幸画伯にも描いてほいしと思う。



これも行ってみたいところの、ひとつだ。チャールズ・ダーウィンの”種の起源”の発想の地であるガラパゴス諸島での写真。巨大なゾウガメが首をあげて、海をじっとみつめている場面。海だけではなく遠い遠い過去をみつめているような、胸が熱くなるのような写真だ。これは絵葉書がなかったので掲載することができない。

ボクが行ったことのある写真がひとつだけあった。イグアスの大滝。ブラジルとアルゼンチンの国境にあり、ボクはどちら側からも観た。ふたつ作品があって、ひとつは荒々しい、濁流のような滝。そして、もうひとつは夕焼けか朝焼けの空を背景にした、おだやかなやさしさを感じる、しかし雄大な滝。10数年前に仕事を兼ねて訪れたが、とにかくすごい滝だった。幅が2.7キロ、高さが60~80メートル、大小300の滝がごうごうと流れ落ちている。あの轟音が聞こえてくるような写真であった。

そのほかどれもこれも、いい。ああ、行ってみたい。”行ってみたいときには体力と金がなし”(笑)。”若いときには暇はなし”うまくいかないもんですね。

そうそう、ここの2階のサロンで”私の街 横浜”展もやってました。横浜好きなボクには楽しめた展覧会でした。

先日、ミューザ川崎シンフォニーホールで開催されていた、”古きよきパリの街並;写真家アジェの仕事”も良かったですよ。モノクロばかりでしたが、パリの何気ない街角の風景が心にしみました。



コメント (2)
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六本木美術館めぐりはトホホ 

2009-03-10 18:10:09 | Weblog
火曜日が休館日だとは。上野の美術館は、月曜休館が多いので、たぶんここもと思い、ろくに調べないで、湘南新宿ラインに乗った。サントリー美術館のこれを観に行くつもりだった。



ポスターに近づいて、よくみると”火曜日休館”と小さな字でかいてある。ボクの後からついてきた3人のご婦人も、これをみて。特別展会期中は無休にしてほしい

しかたがない、国立新美術館で、何かやってるかずだと、そこでまた。本日休館。六本木は火曜休館で談合してるのだ。



こんなのやっていたのだ。でも現代アートは、それほど魅力を感じないし、まあいいか

作品のひとつがそこからも見えた。こういうアートらしい。寒緋桜みたいですね。


次回のこれは見逃すわけにはいかない。


トホホ。

もうひとつの森美術館も”火曜日談合”だろう。と、思ったら、ここは会期中は無休だった。
きっと東京地検が入ったんだろう。そういえば、森さんはと思って、返金したらしい。
ここでは、こんなのをやっていた。和紙でなく”韓紙”の古書を材料に使った現代アートだ。世界的に有名な韓国の作家らしい。コンテンポラリーアートという分野だそうだ。

こういう現代アートは、ボクの鈍感な感性にも少しは響く。先日、藤沢市30日美術館で鉛筆画の異才、斎鹿逸郎さんの、作品を鑑賞したときと類似した印象をもった。”絵を描くということは、結局、田を耕すのと同じことですね、実際まったく、紙の上に背中をまるめてうづくまり、一点一画をこつこつ鉛筆を描いているぼくの姿ははたからみると、田植えをしているのと同じように見えるでしょう”斎藤さんの言葉を思い出していた。


隣りではインドの現代アートの展覧会をやっていた。ボクのカンセイに響くものはほとんどなかった。葉山の美術館でみた、女流日本画家、秋野不矩さんの絵の方がよほどインドらしかった。でもこの象だけは、なでてやりたいくらい可愛かった。



原宿駅前のこぶしの花はもう満開を過ぎているくらいだった。


原宿駅の古い屋根の塔と現代ビルの対比が面白かった。
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