気ままに

大船での気ままな生活日誌

円山公園の枝垂れ桜に想う

2010-03-31 18:21:03 | Weblog


醍醐の桜を観てから、地下鉄で東山まで行き、そこからバスで祇園まで行った。いつもなら歩く距離だが、この日は京都発の新幹線が6時半と決まっているので、しようがない。八坂神社は素通りして、円山公園に入る。あちこちに夜桜見物用のシートが敷かれ、若い人が番をしていた。

有名な祇園枝垂れ桜は、すぐみつかった。丸い垣根に囲われて、いかにも大事にされているという感じだった。もう、八分咲きといったふうだったが、醍醐の桜の残影があるせいか、今ひとつ、ぱっとしない。というか、やはり年々歳々、弱っているような感じがする。初代の祇園枝垂れ桜はすごかったようだ。樹齢200年で、堂々たるものだったらしい。昭和22年に枯死したとのことだ。今の桜は二代目で、昭和の初め、初代の種から育ったもので、戦後、ここに二代目としてデビューした。それでも、もう80歳を過ぎているわけで、これだけ咲かすのはりっぱなものだ。



夕陽になるちょっと前の太陽を入れて、撮ってみた。ふとあの絵を思い出した。お日様がお月さまだったら、と。そうだ、今日はちょうど満月だ。東山魁夷の名画”花明り”も、この祇園桜の上に輝く満月という構図だった。彼はこのスケッチをするために、綿密に計算し(満月と満開の桜)、その宵を待っていたのだ。まさに、この日(3月30日)だ。ぼくはそのことを想い、なんという幸運に恵まれたのだろうと思った。まだ月は昇ってきていないが、このまま帰るのはしのびないと思った。


これが東山魁夷作”花明り”だ。当時の枝垂れ桜は今より、もっと枝ぶりも、花の咲き具合も見事だったことがわかる。


ああ、この風景を観たかった、と、帰途、大船で撮った満月と、祇園の枝垂れ桜を組み合わせてみた。やはり、絵には適わない。


円山公園脇の、この建物も、明治時代、京の迎賓館として華やかに活躍していたそうだ。凋落館、(す、すいません)いや、長楽館という名で、現在も現役で100歳を超えているが、ホテルとして活躍している。二代目より若々しかった。(二代目の気持ち)京都市指定有形文化財だそうだ。



そして、ぼくは、ネコの道じゃない、ねねの道を通り、高台寺に向かった。ここで、枝垂れ桜だけではなく、あっと驚くものをみた。さてなんでしょう、次回のお楽しみに。

(つづく)
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ぼくの春場所予想は負け越し 把瑠都海峡春景色 

2010-03-31 12:16:15 | Weblog
旅行に行っていたので、ぼくの春場所予想の結果を報告するのが遅れてしまった。白鵬の全勝優勝はぴたりと当てたが(えへん)、あとは、だめ。とくに把瑠都海峡がここまで頑張るとは思いもよらなかった。把瑠都海峡冬景色で、しょぼんとすると思っていたが、なんと、14勝、誰にも文句を言わせない成績で大関に昇進してしまった。さきほど、かしこまって、使者を迎えていた。ぼくとしては、もうしばらく把瑠都海峡にもたついてもらって、その間、稀勢の里に大化けしてもらい、先に大関になって欲しかった。

今場所の稀勢は、前向きに評価すると(汗)、前場所に引き続き、下位に取りこぼしが少なくなった。でも、その分、上位陣に負け越し、結局、二桁勝利はならなかった。白鵬、日馬、欧州、把瑠都には、なかなか勝てなくなってきてしまった。こやつらに3勝1敗で、悪くても五分でいかないと大関にはなれない。出稽古に行って、もっと相手を研究してほしい。とくにライバルの把瑠都海峡には、張り手、けたぐり、くすぐり、べろだし、あかんべ、にらみつけ、ねこだまし等々、品格などどうでもいいから、どうしても勝ってほしい(爆)。
。。。。。

以下、予想(左)と実際の成績(右)です。ピタリ賞が、1勝違いがで、ここまでが、ぼくの勝ち星とします。7勝8敗でした。

平成22年・春場所予想と結果

白鵬 15勝0敗   15勝0敗 
日馬富士 12勝3敗  10勝5敗 ●
琴欧洲 11勝4敗    10勝5敗
稀勢の里 11勝4敗  9勝6敗 ●
把瑠都  10勝5敗  14勝1敗 ●
琴光喜 8勝7敗    9勝6敗
豪栄道 8勝7敗   途中休場
魁皇 7勝8敗    8勝7敗
琴奨菊 7勝8敗    10勝5敗 ● 
鶴竜 7勝8敗      6勝9敗
豊ノ島 7勝8敗   6勝9敗
安美錦 5勝10敗   8勝7敗   ●
若の里 4勝11敗   6勝9敗    ●
旭天鵬 5勝10敗   3勝12敗   ●

(以上、前頭3枚目まで)

栃煌山 9勝 6敗  11勝 4敗   ●     
豊真将 9勝 6敗  9勝 6敗 
。。。。。

把瑠都関、大関昇進おめでとうございます。お祝いに熊本名物、いきなりだんごを差し上げます。おいもの入ったおいしい団子ですよ。稀勢関にも贈ります。来場所、把瑠都関との対戦直前に、いきなり団子をたくさん食べてもらって、仕切りの途中、おならをさせて、把瑠都関を笑わせ、集中力を落とす作戦です。



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醍醐の桜

2010-03-31 10:53:15 | Weblog
今度の4泊5日の旅行では、ガガガの女房(があがあ、うるさいので、新たなあだ名をつけた)の故郷、熊本に二泊し、お城の満開の桜を楽しみ、佐賀の吉野ヶ里遺跡、大宰府の国立博物館に寄り、博多に二泊した。博多では、舞鶴公園の、これまた満開の桜を堪能して、翌日、飛行機で羽田に帰るつもりだった。しかし、前夜、京都の桜がどうしても見たくなり、新幹線で京都へ向かい(熊本を離れてからは一人旅)、半日、桜見物してきた。これが大当たりだった。まず、それから紹介してみようと思う。

京都につき、案内所の桜情報をみると、はじめ行こうと思っていた、哲学の道や嵐山の表示がまだ、なんと、一、二分咲き。とほほのほ、九州では満開だったのに、どうもこの寒さで開花が進んでいなかったのだ。そこで、よくみると、8分咲きのマークをいくつかみつけ、5時間ほどの限られた時間で回れるところを即決した。醍醐寺、円山公園、そして高台寺だった。いずれも、ソメイヨシノではなく、枝垂れ桜である。

(3月30日の表示です、参考にしてください)


今は地下鉄だけで醍醐寺に行ける。京都は何度も行っているが、ここは、はじめてだ。あの豊臣秀吉が亡くなる年に最後の豪華な花見をここでやった、醍醐の桜だ。すばらしかった、何故、今まで来なかったなのだろう、と思った。境内のあちらこちらに大きな枝垂れ桜が、満開になって咲き乱れていた。こんな時期にみれれて本当に幸せだった。何年か前にみた、身延山の枝垂れ桜に劣らない豪華さだった。いくつか代表的なものアップする。

総門をくぐって、すぐの三宝院前の大枝垂れ。悠々としている様で、”ゆうゆう桜”とあだ名をつけた。




赤松もとても、うるわしい姿だった。赤松脳躁(爆)のおかげで、まぐろの刺身が食べられてうれちい


霊宝館の前の大きく翼を拡げたような、枝垂れも見事だった。大鷲が飛び立つ様だったので、”大鷲さくら”とあだ名をつけた。



国宝五重の塔と枝垂れ桜。ライトアップされると、五重塔と並んできれいだろうな。”夜桜お七”とあだなをつけた。


あちらこちらの枝垂れ桜。枝を気の向くまま、あちこちに伸ばしていたので”気まま桜”(汗)とあだ名をつけた。

ゴルフが好きそうな桜だったので”横峯桜”とあだなをつけた。




このポスターがあちらこちらに。ポスター絵は”醍醐”。山種美術館、行かねばならぬ。どこの桜ですかね、と係のお坊さんにお聴きしたら、塀の様子から三宝院前のではないかのこと。あ、そうそう、JRのそうだ、京都へ行こう、のポスターも醍醐寺の桜で、あちらこちらに貼ってあった。


今日は桜のことばかりだったけど、霊宝館の仏像さんや美術品の宝物もすごかったですよ。なんと、国宝41点、重要文化財63,692点。

これからは醍醐寺も見逃せない。そうそう、明日、NHKのおはよう日本で、醍醐寺の桜が出ますから、みてくださいね。今日は天竜寺の枝垂れ桜でした。あそこもすごい(一昨年観た)。NHKのまわし者か?って。そうです

一端、インターミッションに入り、このあと、京都の部を続けます(笑)。
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