おはようございます。
鎌倉歴史文化交流館は平成29年5月にオープンした新しい施設である。一度、訪ねたことがあるがブログ記事にしていなかった。昨日、鎌倉駅前で、ここの特別展のポスターを見かけ、出掛けてきたので、今回は記録しておこうと思う。
鎌倉駅西口から銭洗い弁天に向かう途中にその瀟洒な建物がある。
この地はかって無量寺谷(むりょうじがやつ)と呼ばれた谷戸で、鎌倉幕府の安達氏ゆかりの無量寺院があったという。その後、江戸時代には刀工正宗の末裔の屋敷となり、大正時代に岩崎小弥太の別荘地となった。日本のシンドラーと呼ばれる杉原千畝が晩年をすごした地でもある。現在は鎌倉市の所有となっている。
常設展は、通史、中世、近世、近現代に分けられ、鎌倉の歴史が紹介されている。
別館に考古展示室があり、特別展はここで開催されている。鎌倉の寺院が所持している中国の南宋、元時代を中心にした青磁、白磁などの陶磁器展である。
撮影は、すべてが自由というわけではなく、写真に撮りたいと思われるものはすべて撮影禁止である。けちんぼ(笑)。
それらを遠くから撮る(笑)。
カタログにはそれらが載せられている。建長寺、浄妙寺蔵のものなど。
撮影可能な展示物でもいいものがあった。南宋時代の青磁。汝窯の青磁とまではいかないが(笑)、なかなかいい色をしていた。
ほかにも。
白磁四耳壺(元時代)
外へ出ると、建物の近くに、冬至梅であろうか、白い梅の花が満開であった。
ここから5分も歩くと、鎌倉三大洋館のひとつ古我邸がある。ちょっと覗いたが、人気の邸宅レストランは満席であった。
ここから小町通りに向かう途中に刀工正宗の末裔の刀剣鍛冶鋼のお店がある。因みに正宗の墓は鎌倉駅近の本覚寺にある。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!