おはようございます。
超大型台風10号も対馬沖に過ぎ去り、今のところ、心配された川の氾濫や高潮の被害はないようで、よかったです。でも、九州全域で約50万戸が停電とのこと。この暑さの中、クーラーも使えない生活はぼくには考えられない。もう少しです、がんばって下さい。
さて、東京都美術館で開催中のThe Ukiyo-E 2020 展/日本三大浮世絵コレクション。いよいよフィナーレの第5章の紹介となりまする。
第5章は北斎、広重、国芳と浮世絵界の大スターが登場。名作もいっぱい。ぼくの好きな浮世絵を三つあげろといえば、北斎の赤富士と神奈川沖浪裏、そして、広重の蒲原夜之雪。これらも、もちろん、刷り上がりのようなきれいな版画で鑑賞。ここでは、名画のみを掲載して、華やかにフィナーレを飾りましょう。
第1章 初期の浮世絵
第2章 錦絵の誕生
第3章 美人画・役者絵の展開
第4章 多様化する表現
第5章 自然描写と物語の世界
第5章 自然描写と物語の世界
世界で最もよく知られている浮世絵版画、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」を含む「冨嶽三十六景」シリーズは、天保初期(1830~33)頃に出版されました。また、歌川広重の代表作「東海道五拾三次之内」も天保4〜5年(1833~34)頃の作品です。それまでの説明的な名所絵とは異なる風景画のジャンルが浮世絵版画に大きな位置を占めるようになったのがこの時代です。北斎と広重の作品は、単なる風景ではなく、雨、風、雪、月といった気象が絵画の大きな要素となっており、日本独特の美的感覚が表わされています。歌川国芳は同じ頃、武者絵のジャンルで活躍し、物語の世界を豊かなイマジネーションによって絵画化しています。国芳はまた、西洋の様式を取り入れた近代的な感覚の風景画、奇抜なアイデアとユーモアの精神に溢れた戯画を描き人気を博しました。(公式サイトより)
北斎
「冨嶽三十六景 凱風快晴」

「冨嶽三十六景 山下白雨」

「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」

諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧

百物語 お岩さん

広重
東海道五拾三次之内 蒲原夜之雪
東海道五拾三次之内庄野 白雨

名所江戸百景 大はしあたけの夕立

名所江戸百景 亀戸梅屋舗

名所江戸百景 深川洲崎十万坪

国芳
相馬の古内裏

里すゞめねぐらの仮宿

人をばかにした人だ



とても素晴らしい浮世展でした。整理券でゆっくり見られたし。ポストコロナも浮世絵展だけは予約制でいいかも。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!