こんばんわ。
令和5年11月29日(晴)
常寂光寺
天竜寺からつづく竹林を抜けて、もみじのいなか道をすすむと小倉山山腹に位置する常寂光寺の山門が現れてくる。山門前の、ただの”見頃”でなく、”もみじ最高潮です”の立札がうれしい。紅葉が山門から溢れ出ているようだ。
山門から仁王門までの参道の紅葉だけでも感動してしまう。まさに最高潮。
仁王門前
仁王門から山門を振り返る。
仁王門の先の本堂へ向かう石段。
石段を登る。
散り紅葉も。
途中の脇道の紅葉もすごい。
脇目もふらず本堂前へ。
本堂前の紅葉
本堂うしろの池の庭園の紅葉もすごい。
本堂近く鐘楼の紅葉。
休憩所も紅葉。目をやすませてくれない(笑)。
京都市内も一望。
では、さらに山を登りましょう。
竹林の横を通って。
その先に時雨亭跡の石碑。
時雨亭とは藤原定家(鎌倉時代初期・1162〜1241)の山荘 のこと。その跡地だが、二尊院、厭離庵という説もある。十数年前、神奈川近代文学館で、女性初の芥川賞作家、中里恒子生誕100年を記念した展覧会があった。そのとき、彼女の原作を映画化した、吉永小百合主演映画”時雨の記”が上映された。北鎌倉に住む、うつくしい未亡人(小百合)が、彼女の結婚式のときの受付をしていた妻子ある男(渡哲也)に偶然出会い、恋愛関係に入る物語。その重要な場面に、紅葉のうつくしい、嵯峨野の常寂光寺が現れるのである。未亡人は定家の歌集をいつも手元に置いているほど定家に心酔している。
ポスターと同じ風景
近くに歌仙祠。藤原定家と藤原家隆を祀る祠。
この下に紅葉に囲まれた多宝塔。
開山堂も近くに。
竹林と散り紅葉。
さらに山頂を目指す道もあるが、本堂の場所へ戻る。
そして帰り道。
今年一番の紅葉だった。名残り惜しいが、次の二尊院に向かう。(つづく)
では、おやすみなさい。
いい夢を。
オールドノリタケ