🎨【art】「印象派への旅 海運王の夢 -バレル・コレクション-」Bunkamuraザ・ミュージアム🎨
見ました!ドガのバレエリハーサル素敵✨ (@ Bunkamura ザ・ミュージアム - @bunkamura_info in 渋谷区, 東京都) https://t.co/YtRirg1jn3 pic.twitter.com/vGi5QxOe2r
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2019年5月24日
Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「印象派への旅 海運王の夢 -バレル・コレクション-」 お目当てはドガの「リハーサル」 当ブログのタイトルetolieは、ドガの「エトワール」から拝借。エトワールは星という意味だけど、パリオペラ座バレエ団の最高位を意味する言葉でもある。バレエも好きなのでこのタイトルにした。「リハーサル」は日本初公開ということで、これは見なきゃってことで行ってきた!
#印象派への旅 海運王バレルが、ゴッホと親交のあった画商リードと出会い集めた数千点のコレクションを、故郷グラスゴーに寄贈し誕生した美術館。寄贈の条件は空気の良い郊外での展示と、英国から出さないこと。美術館改修と法の改正により実現した展覧会。バレルの思いが伝わって来る企画展だった。
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2019年5月24日
グラスゴー出身のウィリアム・バレルは、15歳で家業の艤装業を手伝い始め、24歳で父親の跡を継いだ後、船舶の売買で成功し海運王と呼ばれたのだそう。15歳で初めて絵画を購入するなど、絵画に興味があったバレルは、1890年代から1920年代まで主に画商アレクサンダー・リードから作品を購入し、多くの作品をコレクションした。1944年にバレルは数千点のコレクションをグラスゴーに寄付、これを元に設立した美術館がバレル・コレクションなのだそう。
バレルが作品を寄付するにあたり出した条件が①大気汚染の影響が少ない郊外に作品を展示すること、②国外に持ち出さないこと。今回、日本での展示が実現したのは、美術館が改装中であるためと、法の改正があったらしい。遺言に関することでエリザベス女王が裁可したとどなたかのTweetで見て、法が改正されたと理解したのだけど違うのかな?🤔 とにかく見れて良かった!
ということで、感想をTweetしておいたので、それに追記する形で感想を書こうと思う😌
#印象派への旅 印象派の画家の作品もあったけれど、むしろ17世紀オランダ絵画や、印象派、バルビゾン派に影響を受けた画家の作品が多かった。初めて作品を見る画家も多数で興味深かった👨🎨いきなりゴッホの #アレクサンダーリードの肖像 はタッチはゴッホながらとてもら柔らかな印象。これ好き✨
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2019年5月24日
全体のザックリした感想はTweetどおり。タイトルが「印象派への旅」なのだから印象派中心の展覧会なのだろうと思っていたけれど、どちらかというと17世紀オランダ、バルビゾン派に影響を受けた画家の作品が多かった。初めて作品を見る画家も多く、それがとても良かった。
ヴィンセント・ファン・ゴッホ「アレクサンダー・リードの肖像」
会場入っていきなりあったのがゴッホの「アレクサンダー・リードの肖像」 前述したとおりバレルはこの人物から絵画を購入したわけなのだけど、この方ゴッホ兄弟とゆかりが深かった。グラスゴー出身の画商だそうだけれど、ゴッホ(Wikipedia)の弟テオのもとで働き、ゴッホ兄弟と共に暮らしたことがあったそうで、ゴッホを通じて印象派の画家たちのがアトリエにも出入りできたのだそう。
そういう間柄だったからか、この肖像画はゴッホタッチでありながら、いつもの荒々しさというか圧がない。リードも穏やかな表情をしているし、色のタッチもやわらかい。肖像画はあまり好きではないのだけど、これは好きだった。今作はケルヴィングローヴ美術館所蔵とのこと😌
#印象派への旅 お目当の #ドガ の #リハーサル はやっぱり素敵✨オペラ座年間会員だったドガは、レッスン見放題だったそうで、毎日のようにスケッチしたそう。でも、それをそのまま描くわけではなく、写真やスケッチをつなぎ合わせて場面を作ったのだそう。なるほど🤔
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2019年5月24日
エドガー・ドガ「リハーサル」
大きく3つの章に分けて展示。お目当てのドガ(Wikipedia)の「リハーサル」は第2章にあった。思ったよりは大きくなかったけど、それでも絵画としては大きな方かな? 号数とか全然分からないので表現できず😅 リハーサルとなっているけど、衣装合わせしている3人が手前に描かれていて、いわゆる踊りのリハーサルをしているダンサーたちは螺旋階段で隠れちゃったりしている。これはおもしろい構図。印象派といえば浮世絵からの影響が顕著で、有名なのはゴッホとモネだけどドガはどうだったっけ? でも、主題以外を手前に配置するというのは浮世絵っぽい気がするのだけど🤔
ドガは実家が銀行家で裕福だった。なのでオペラ座の年間会員にも普通になれたのでしょう。オペラ座の年間会員の年会費とか資格などが分からないので、それがどれほどすごいのか分からない💦 おそらく席種などによってもステータスが違ったりもするのでしょう。オペラ座のバレエダンサーたちは貧しい家庭の出身が多く、彼女たちのリハーサルなどを見てパトロンになるというシステムだったと聞いたことがある。もちろん純粋なパトロンもいたでしょうけれど、要するに愛人になるという意味合いだったと思う。でも、ドガはパトロンになったりせず、スケッチのために通ったということなのでしょうかね。
Tweetにもあるとおり、スケッチをそのまま題材とするのではなく、それらを合成して作品を描いていたのだそう。なので、この手前の3人と、奥でリハーサルしているダンサーたちは全く別の日にスケッチしたのかもしれない。それはなかなか興味深かった。
#印象派への旅 最終コーナーは撮影🆗全部撮影したけど、好きだった作品のみアップ。まずは #ウジェーヌブーダン の #トゥルーヴィルの海岸の皇后ウジェニー 白いドレスの女性が ナポレオン3世の皇后ウジェニーなのだそう😌 pic.twitter.com/tHlLDtrBfT
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2019年5月24日
第3章は撮影可能。最近では特定の作品だけ撮影可能とか、独自の撮影コーナーを設けたりしている企画展多いけれど、こんな点数を撮影できる企画展は初めてかも。バレルの遺言のことを考えると撮影はいいのか?と思ったりしなくもないけど、単純にうれしい😃
ウジェーヌ・ブーダン「トゥルーヴィルの海岸の皇后ウジェニー」
もちろん全作品撮影してきたけれど、全部を載せるのはちょっと大変なので、特に気に入った作品のみTweetしておいた。まずはウジェーヌ・ブーダン(Wikipedia)の「トゥルーヴィルの海岸の皇后ウジェニー」 真ん中の白いドレスの女性がナポレオンⅢ世(Wikipedia)の皇后ウジェニー(Wikipedia)と思われるのだそう。なんだか笑い声などが聞こえてきそうな楽しそうな雰囲気。
#印象派への旅 同じく #ウジェーヌブーダン の #ドーヴィル波止場 要するにブーダンが気に入ったということなのかな😅 でも、色使いがキレイでとても好きだった。 pic.twitter.com/UFym0MjYmD
ウジェーヌ・ブーダン「ドーヴィル波止場」
ウジェーヌ・ブーダンの作品って見たことあったかな? 意識して見たのは今回初めてだと思う。どうやら外光派(Wikipedia)の画家ということらしいけれど、外光派というのも初めて聞いた。印象派に影響を与えたそうなので、印象派より前の時代の画家ということなのかな。とにかく色がキレイで光の表現が美しかった。今回いいなと思った作品は全てブーダンだった。好きな画家になった。
80点と点数としては多くはないかな? 大気汚染のない郊外での展示を条件にするくらい作品を大切にしていただけに、どの作品もとても状態がいい。印象派への旅ということで、印象派への流れが分かる企画展だった。17時45分頃から見始めたけれど、そんなに混んでなかったのでじっくり見れて良かった。導線なども見やすかったと思う。良い企画展だった😌
🎨印象派への旅 海運王の夢 -バレル・コレクション-:2019年4月27日~6月30日 @Bunkamuraザ・ミュージアム