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【art】「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」

2019-12-22 17:54:32 | art

【art】「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」

 

 

 

 

国立西洋美術館で開催中の「ハプスブルク展」に行ってきた。あのハプスブルク家(Wikipedia)のコレクションを展示する企画展。「ぶらぶら美術博物館」を見て(記事はコチラ)予習しておいたので、それを踏まえて見て来た。しかし、ハプスブルグだと思い込んでいたのだけど、ハプスブルクが正しいのね😅 

 

いつものように感想をTweetしておいたので、それに追記する形で感想記事として残しておく😌

 

 

コレクションの始まりからハプスブルク帝国の終焉までをコレクション作品で見せる展示。絵画など作品自体が大きめなので少な目に感じたけど100点あるからそうでもないか🤔

 

そんなに混んでなかったこともありメモ取りながらじっくり見たけど、18時頃から見始めて19時半頃には見終わっていた。まぁ、全作品に説明書きがあったわけではなかったし、Tweetにもあるとおり肖像画などのヨーロッパ絵画がそんなに好きじゃないということもあったかもしれない。

 

最近よくある1作品もしくは1コーナー撮影可能ポイントもなかったし、映像展示もなかったのはちょっと寂しかった😢  まぁでもTweetにもあるとおり本物の迫力は堪能できた。

 

ベルンハルト・シュトリーゲルとその工房、あるいは工房作

「ローマ王としてのマクシミリアン1世」

 

重要人物としては神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世(Wikipedia)と、オーストリア大公フェルディナント2世(Wikipedia)ということになるのだそう。そもそものコレクションの始まりはマクシミリアン1世がブルゴーニュ公国のマリーと結婚したことで、美術品がハプスブルク家へもたらされたことが始まりとのこと。このマクシミリアン1世は人々の記憶に残ることにこだわり、肖像画を多く残したのだそう。まぁ願いは叶ったわけでよかったね😌

 

 

入って直ぐの小さな展示室を抜けると一番広い展示室。ラファエロ・サンティ(Wikipedia)の絵を下絵とした巨大なタペストリーが壁一面に2枚展示されていてビックリ! 原画のコピーとなっていたけど複製ということ? ちょっと意味が分からなかった🤔 

 

ここでは甲冑が数点展示されていて「ぶらぶら美術博物館」ではかなり丁寧に紹介していたけれど、甲冑はそんなに興味がないから流し見でいいかと思っていた。でも、間近で見ると細工が細かくデザインも斬新ですごく良かった。

 

「ヴュルテンベルク公ウルリッヒの実戦および槍試合用溝付き甲冑」

 

中でも異彩を放っていたのは「ヴュルテンベルク公ウルリッヒの実戦および槍試合用溝付き甲冑」 このウルリッヒ公(Wikipedia)の孫がフェルディナント2世に贈ったのだそう。顔がおもしろいのはカーニバル用だったのと、ウエストがシェイプされているのは当時の流行とのことなのだけど、いろいろな要素を盛り込むと不思議なデザインになっちゃうのね😅 とはいえ、作りはしっかりしていて全身に施された細工が細かい。足の部分もなんだかすごいし。甲冑はホント見応えあった。

 

「スプーン」

 

これはやっぱり装飾品ということなのでしょうね。スプーンというけどお玉くらいの大きさがあったので、いくら王族でもこれで食事をしたわけではないと思う。水晶部分の細工もさることながら、やはり金の装飾が細かくて美しく、埋め込まれたルビーが素敵✨ 

 

「グリフィンの鉤爪」

 

イメージしていたとおりのサイズ感だったのがおもしろかった。胴体の部分は画像よりも白っぽかった印象。グリフィンの鉤爪には毒を検知して解毒する力を持つと信じられていたそうで、角をグリフィンの爪だと考えていたのだそう。とはいえ象牙で作ってるんだよね? うーん🤔 この頃、インドとか中東趣味みたいなのが流行ったのかしら? 作られたのは北ドイツらしいけれど、なんとなくインドや中東を感じるデザインで素敵✨

 

 

 

エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン「フランス王妃マリー・アントワネットの肖像」

 

肖像画を美化して描くことで有名なエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン(Wikipedia)だけど、実際よりも美人に描いたかどうかということよりも、とにかく全体的にかわいらしい。画像ではあまり伝わらないのだけど、本物はもっとピンクっぽいというか、全体的にマカロンみたいな印象。イメージ的にはソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』のような色調。こんな感じに描いてくれたら女性ならうれしいと思う。ちなみに右上に描かれている胸像は夫のルイ16世なのだそう。 

 

ヨーゼフ・ホラチェク「薄い青のドレスの皇妃エリザベト」

 

こちらは絶世の美女で有名な皇妃エリーザベト(Wikipedia)の肖像画。 腕には夫であるフランツ・ヨーゼフ1世(Wikipedia)の肖像画が描かれたブレスレットをしたり、髪にはブドウの葉をあしらったり、また蜂腰と呼ばれた細いウエストもしっかりと描いていて、顔も本当に美しい。なのに・・・ なのに何故こんなになで肩にしてしまったのか? この肩に対して腕も太過ぎる💦 ウエストの細さを強調するためかもしれないけど、全体的にバランスが変で残念な印象だった。

 

 

 

 ディエゴ・ベラスケス「青いドレスの王女マルガリータ・テレサ」

 

これを見に行った! エドゥアール・マネ(Wikipedia)が"画家の中の画家"と呼んだディエゴ・ベラスケス(Wikipedia) の「青いドレスの王女マルガリータ・テレサ」婚約者へ成長記録を届けるために描かれた肖像画。マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャ(Wikipedia)の肖像画は3枚描いているそうだけれど、これが一番有名なのかな? イヤこれは本当にカワイイ😍

 

これは8歳の頃を描ているそうだけれど、幼さの残る顔は赤みのある頬が健康的な印象を与えるし、陶器のような肌質が伝わって来る。この裾の広がったスカートは17世紀スペインで流行したそうだけれど、この深みのある青を選んでいることで王女の品の良さと、落ち着きのようなものを感じさせる。そして「ぶらぶら美術博物館」で山田五郎氏がスカートも言及していたけれど、スカートの質感を描くのが本当に上手い。

 

隣に弟子で娘婿のフアン・バウティスタ・マルティネス・デル・マーソが描いた「緑のドレスの王女マルガリータ・テレサ」がある。これはこれで良い作品ではあるのだけど、番組内で指摘されていたとおり並べて展示されていることで力量の差が歴然。模写ということを差し引いてもやはり全体的にぼやけた印象になってしまっている。それが一番現れているのがスカートの質感かなと思う。素材の良さまで伝わる。これはスゴイ! 生で見れれよかった✨

 

 

 

 

 

入口などで撮った写真たち。会場入り口のロビー的なところにあった複数枚のポスターは素敵だったな✨

 

 

 

美術展では毎回気に入った作品のポストカードを買うことにしている。今回は「青いドレスの王女マルガリータ・テレサ」と「フランス王妃マリー・アントワネットの肖像」の2種類。せっかくだからと買ったシシーことエリザベートのチョコレートが540円でビックリ! さらに2個しか入ってなくて二度ビックリ😲 

 

18時頃から見始めたけれど、会場内はそんなに混んでなかった。マルガリータ・テレサなど人気作品は、正面で見るには少し待ったりしたけれど、ほぼノンストレスで見れた。点数もそんなに多くないし、大きな作品も多いので見やすい。ハプスブルク家の栄枯盛衰が分かる企画展だった。 

 

🎨ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史:2019年10月19日~2020年1月26日 @国立西洋美術館

ハプスブルク展|600年にわたる帝国コレクションの歴史

 

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【diary】『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』鑑賞(感想は後日)

2019-12-22 01:59:57 | dairy

【diary】『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』鑑賞(感想は後日)

 

 

 

 

『この世界の片隅に』が大好きで何度も見ている。48分のシーンを追加した『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開されると知り、ずっと待ってた。公開翌日にYukiちゃんと見に行ってきた!

 

 

 

 

ザックリした感想はTweetどおり。感想は後日UPする予定なのだけど、レビュー書けてない作品が今作含めて6本💦 多分間に今年中は無理だな😅

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【Googleのロゴ】2019年冬至(北半球)

2019-12-22 01:28:12 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

 

 

2019年冬至(北半球)

 

冬至についてWikipediaから抜粋

 

冬至(とうじ、winter solstice)は、二十四節気の第22。

北半球ではこのが一年のうちで最も日の出から日没まで)の時間が短い。

十一月中(旧暦11月内)。


現在広まっている定気法では太陽黄経が270のときで12月22日ごろ。

恒気法は節気を冬至からの経過日数で定義するが、基点となる冬至は定気と同じ定義である。

定気と恒気で一致する唯一の節気である。

ではそれが起こる日を冬至とするが、天文学においては、

太陽黄経が270となる瞬間を「冬至」と定義している。

この場合、冬至の瞬間を含む日を冬至日(とうじび)と呼ぶ。


期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小寒前日までである。

西洋占星術では、冬至を磨羯宮やぎ座)の始まりとする。


とのことで、特徴としては・・・


北半球では太陽南中高度が最も低く、一年の間でが最も短くが最も長くなる日。

『暦便覧』では「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と説明している。


日本の風習としては・・・


この日は冬至風呂と称して柚子湯に入る。

天保9年の『東都歳時記』によれば流行し始めたのは江戸の銭湯からであるという。


冬至にはカボチャの煮物を食べる風習がある。

冬至にカボチャを食べると中風にならず、あるいは長生きするとも、

栄養をとるためともいう。


とのこと😌


検索画面のロゴはこんな感じ


よい冬至を~

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【dairy】『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』鑑賞(感想は後日)

2019-12-21 02:17:15 | dairy

【dairy】『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』鑑賞(感想は後日)

 

 

 

大好きなシリーズ。前2作はBlu-ray買って繰り返し見ている。前作は劇場公開なしという残念過ぎる状況になってしまったけれど、今作は結構な規模での公開となりウレシイ😃 とはいえ吹替版が多くて時間が合う字幕版はTOHO日比谷しかなかった。吹替版も気になってるのだけど、やっぱり最初は字幕版で見たかった😌

 

 

 

 

ザックリした感想はTweetどおり。これは絶対今年のベスト10に入って来る作品なので、なんとか頑張って今年中に感想書きたいのだけど、記事書けてない作品が4本あって、さらに明日『この世界のさらにいくつもの片隅に』見ちゃうからどうなるか💦 頑張る!

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【動画】宇野昌磨選手 全日本フィギュアスケート選手権2019 SP

2019-12-21 01:56:19 | 【動画】ShomaUno

【動画】宇野昌磨選手 全日本フィギュアスケート選手権2019 SP

 

 

 

 

国立代々木体育館で開催中の全日本フィギュアスケート選手権2019での宇野昌磨選手のSP演技。やったー! 昌磨がやりました!! ジャンプ全て成功! スピン、ステップ全てレベル4獲得! 強い昌磨が帰って来た。・゚・(*/□\*)・゚・。ウワァーン

 

臨時コーチのステファン・ランビエルに送り出されてリンクイン。冒頭の大技4Fをキレイに着氷! 正式なプロトコルは見ていないのだけど、YouTubeの画面上のカウンターではGOE3.77の加点。イヤこれもう少し加点していいでしょ。この4Fは余裕があってキレイに流れて最高だった 続くコンビネーションは4T+2T。本来はセカンドジャンプが3Tの予定だったようだけれど、とにかくノーミスを目指すということで2Tにしたとのこと。こちらは2.53点の加点。後半1.1倍3Aもキレイに着氷して直ちにイーグルをつける流れが素晴らしい 3.09点の加点。

 

スピンは3つともレベル4で、それぞれ0.91点、0.76点、1.06点の加点。そして! レベル3どまりだったステップでレベル4獲得! GOEも1.76点の加点。前述通りプロトコルを見ていないのでPCSがどのくらい出ているのか不明なのだけど、105.71点で2位。

 

シーズン序盤から苦しんだだけに本人もそうとう嬉しかったようで、珍しく感情を爆発させてガッツポーズをした後、ぴょんぴょん跳んでた! 生で見れなかったのだけど、これは生で見てたら絶対号泣してたわ~ この演技に感動しなくてどうするってくらい素晴らしい演技✨

 

昌磨自身がステファンの所に行くと明言したとおり、正式発表は年明けになるようだけれど、新コーチはステファン・ランビエルで決定らしい。これはウレシイ 同じくランビ先生に師事する島田高志郎選手の演技を2人で見守る姿とか微笑ましい。高志郎くんとも仲がいいし、とても良い環境で練習出来ているんだと思う。そういうの演技に出る。

 

何より昌磨が試合というより全日本を楽しんでいる様子が見れてホッとした。よかった!よかった!!よかった!! おばちゃんはうれしい

 

【フジテレビ公式】全日本フィギュアスケート選手権2019<男子ショート第2位・宇野昌磨/演技+インタビュー>

衣装は前の方がいいと思うよ😅

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【cinema / DVD】2019年11月鑑賞まとめ

2019-12-19 22:12:32 | cinema / DVD

【cinema / DVD】2019年11月鑑賞まとめ

 

鑑賞レビューを書く時間がないDVDやTVで鑑賞した映画の記録を残しておきたいってことで、レビュー投稿している映画サイトcocoの投稿をもとに残しておく企画。

 

ということで感想をドゥゾ♪(っ'ω')っ))




#197.『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』@WOWOW(2019年11月1日鑑賞)

coco投稿

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』自爆テロから始まる序盤から一気に見た。

前作同様きれいごとは一切ない展開で辛いが見てしまう。

救いがあったのも良かった。

ベニチオデルトロがスゴイ!

ラストの感じは続編あり?



#198.『IT / イット THE END ”それ”が見えたら、終わり。』@TOHOシネマズ楽天地

(2019年11月3日鑑賞)

coco投稿

『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』おもしろかった!

約3時間あっという間だった。

前作ちょっと忘れてたけど、ちゃんとエピソードが挿入されるので問題なし👍

笑えるところもあって飽きさせない。


原作未読だけどドラマを見たので"それ"の正体に驚愕も失望もないがデザインはちょっと笑った。

キャスト熱演だけど、一連の儀式は途中で冷静になりちょっと笑ってしまった😅

 

ペニーワイズはもちろんクリーチャーたちが適度に気持ち悪くて、

適度にアニメ的で好きだった。特に老婆の。

ただ全体的に怖くないかも🤔

でもそれはそれで正解なのかも?


前作と合わせて主人公たちの成長物語としてきちんと完結している。

友情モノとしても楽しめて、ちょっと泣いてしまったり😢

キャストが皆良かった。

子役も似てて違和感なくつながる。


でも痩せたからってイケメンになるとは限らないよね😅



#199.『オーケストラ・クラス』@WOWOW(2019年11月4日鑑賞)

coco投稿

『オーケストラ・クラス』ストーリは王道でシンプルだけど、

実際のプログラムがベースになっていることもあり、

ストレートに響いてくるものがある。

生意気な子どもたちの演技が良い。

彼ら一人一人の個性を生かした見せ方も良かった。

ラストも良い。

 

 

#200.『500ページの夢の束』@WOWOW(2019年11月5日鑑賞)

coco投稿

『500ページの夢の束』良かった。

王道のロードムービーだけど、自閉症の主人公の一人旅ということで、

より波乱に満ち、よりハートフル。

落としどころも適度にハッピー。

ダコタファニングが素晴らしかった👏🏻

日替りセーターがかわいい😍


#201.『ミスター・ガラス』@WOWOW(2019年11月6日鑑賞)

coco投稿

『ミスター・ガラス』おもしろかった。

『アンブレイカブル』からこうつながるのね🤔

記憶が曖昧なこともありついて行けない部分もあるけど、

それは別にいいやと思わせるマカヴォイの多重人格っぷりがスゴイ!


#202.『タリーと私の秘密の時間』@WOWOW(2019年11月7日鑑賞)

coco投稿

『タリーと私の秘密の時間』たぶんそうだろうと思いながら見ていたので、

タリーの正体については衝撃は受けなかったのだけど、逆により辛かった😢

救いはダンナが目覚めたこと。

シャーリーズセロンの増量含めた演技がスゴイ!

世の男性見て!!

 

 

#203.『リアル・スティール』@WOWOW(2019年11月10日鑑賞)

coco投稿

『リアル・スティール』親子の物語としても、主人公の再起モノとしてもストーリーは王道で、

ツッコミどころもあるけど楽しめた。

ヒュージャックマンのフライングパンチ見れただけでOK。

めちゃかっこよかった✨

そしてアダムがとってもいじらしい。

 

 

#204.『男と女、モントーク岬で』@WOWOW(2019年11月13日鑑賞)

coco投稿

 『男と女、モントーク岬で』大人な恋愛モノを期待したのだけど、

主人公がいい年してなんだかなという感じ😅

あわよくばっていう気持ちは分かるけど、大人の女としては今更ね。

その辺りを描きたいということか。

役者たちの演技は良かった👍



#205.『アンドリューNDR114』@WOWOW(2019年11月14日鑑賞)

coco投稿

『アンドリューNDR114』名作と聞いていたので期待値上げ過ぎたか🤔

でもこれ原作アシモフなのね。

思っていたのと違ってて、途中どうしたものかと思ったけど、

ラストは尊厳に関わることでとても良かったと思う。

ロビンウィリアムズ良かった。 

 

 

 

#206.『永遠の門 ゴッホの見た未来』@角川シネマ有楽町(2019年11月16日鑑賞)

感想はコチラ

coco投稿

 『永遠の門 ゴッホの見た未来』ゴッホの晩年を描いているので、

知っていることが多かったけれど、それがゴッホの精神を蝕んでいく過程がよく分かった。

カメラがゴッホ目線になる時は視点がボヤけたり、走るゴッホと一緒に走ったりして、

ゴッホの→


『永遠の門 ゴッホの見た未来』不安定さを表していて、効果的だと思う反面、結構酔う🤢

有名な作品がさりげなく登場していてニヤリ。

アルルの麦畑の黄色が印象的。

豪華キャストの演技が素晴らしく、ウィレムデフォーはゴッホそのもので見事!

 

『永遠の門 ゴッホの見た未来』不安定さを表していて、効果的だと思う反面、結構酔う🤢

有名な作品がさりげなく登場していてニヤリ。

アルルの麦畑の黄色が印象的。

豪華キャストの演技が素晴らしく、ウィレムデフォーはゴッホそのもので見事!

 

 

 

#207.『リトル・マーメイド』@WOWOW(2019年11月17日鑑賞)

coco投稿

『リトル・マーメイド』人魚姫ではなくリトル・マーメイド🧜‍♀️

なので、ラストはディズニーらしく終わるのね。

とても楽しかったし、明確な悪役もいるのでノンストレス。

楽曲がとっても良い。

 

 

#208.『はじまりへの旅』@WOWOW(2019年11月19日鑑賞)

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『はじまりへの旅』どちらの暮らしが幸せかは難しいけど、

途中で明らかに犯罪を犯してるからなー😅

とはいえ娘の希望を全く受け付けない祖父もな🤔

ラストも物議を醸しそうだけど、映画としては🆗なのでは?

ヴィゴが良かった。

 

 

#209.『ベロニカとの記憶』@WOWOW(2019年11月21日鑑賞)

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『ベロニカとの記憶』思ってたのと違った。青春時代の恋愛話から意外な展開へ。

ビックリはしたけど、話自体に惹かれなかったし、ラストもキレイにまとめすぎな気も🤔

ジムブロードベント、シャーロットランプリング、ハリエットウォルター良かった。

 

 

#210.『十二人の死にたい子どもたち』@WOWOW(2019年11月23日鑑賞)

coco投稿

『十二人の死にたい子どもたち』前半はワクワクしたけど、真相が分かるにつけ失速したかな🤔

まぁオチとしてはそんな感じかなと。

若い役者たちが頑張っていて見ていて微笑ましかった😊

ゴスロリの古川琴音が良かった。

 


 

#211.『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』@WOWOW

(2019年11月25日鑑賞)

coco投稿

『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』許されぬ純愛モノかと思ったら意外な方向へ。

女中がカギとは思ったけど、そんな展開とは。

後半につれどうでもよくなったけど、夫の決断はスゴイ。

映像が素晴らしく、役者たちが良かった。 

 

 

 

#212.『エンジェル、見えない恋人』@WOWOW(2019年11月26日鑑賞)

coco投稿

 『エンジェル、見えない恋人』メルヘンと思ったら意外に生々しい。

とはいえ不思議な映画であることは間違いなく、ツッコミどころもあるけど気にならない。

フルールジフリエの透明感が、生々しさとファンタジーを絶妙なバランスにしている。

これ好き。

 

 

「オフィーリア 映画」の画像検索結果

#213.『オフィーリア』@WOWOW(2019年11月28日鑑賞)

Twitter投稿

『オフィーリア』ジャパンプレミア枠。ハムレットのスピンオフ的な? 

オフィーリアを主役としたサスペンスになっていて、

チープ感はあるけど、意外に豪華キャストで見ている間は楽しめた。

まぁでもシェイクスピア感はなくなったかも😅

 

 

というわけで11月は17本鑑賞で、劇場鑑賞は2本。試写会2本くらい当選してたんだけど諸事情で行けなかった😣 しかし12月ももう残り2週間💦 まだ書けてない感想が4本💦💦 しかも近々2本見る予定でこりゃ終わらないぞ😫

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【shopping】iittala FLORA 80mm bowl

2019-12-18 00:20:11 | shopping

【shopping】iittala FLORA 80mm bowl

 

 

 

3年前に突如芽生えた北欧インテリア熱。そんな中で知ったスコープという北欧家具や雑貨のお店。スコープでは現在廃盤になってしまった商品を復刻したり、お店独自の色や形を別注したりしている。

 

今年亡くなってしまったオイバ・トイッカの代表作フローラ柄。スコープの商品紹介ページによると、当初はプレスガラスで作る予定が当時の営業責任者の鶴の一声で吹きガラスになったのだとか。

 

スコープでは何度も交渉を重ねて2014年に実現。それ以来、数種類の大きさや形、色の商品を復刻してきた。同じくオイバ・トイッカがデザインしたフルッタ(タンブラー購入の記事はコチラコチラ)もそんな経緯で復刻されたもの。

 

復刻版も当然ながら吹きガラスで作られているのでなかなかのお値段。とっても欲しかったのだけど80mmのガラスの器ってそんなに使うだろうか?とずっと悩んでた。

 

しかし、楽天スーパーセールのタイミングに合わせて12月23日までの期間限定で、3300円が2200円になってる! うーん💦うーん💦 きっと毎日食べてるヨーグルト入れたら素敵に違いない! ポケットショール買うタイミングでポチってしまえ!! ということで買ってしまった😅

 

 

サイズ感としてはloviの12cmのツリー(購入時の記事はコチラ)やaarikkaの雪だるま(購入時の記事はコチラ)と比べるとこんな感じ。

 

そして、スコープの素敵なところは一つ一つテキスタイルに包んで送ってくれること! これフローラ柄になってて、フルッタタンブラーの時はフルッタ柄だった。お裁縫が壊滅的に苦手だけど、伐り抜いてiPhoneカバーにしようかな😀

 

 

 

使った感じを撮ろうとヨーグルト入れてチェリージャム添えて、オシャレにしようと無印のアカシアプレートに乗せてみたけど、サイズ感も伝わりにくいし柄もよく見えず全く映えない😢 絶望的に写真センスがなかった😫

 

吹きガラスゆえなのか底にぐるりと溝があり、ヨーグルトを入れるとその溝に入ってしまうという欠点があるのだけど、でもやっぱり素敵✨ 一つ一つ手作りだから縁もガタガタしていたりするけど、それもまた味。これもう一つ欲しくなってて、特別価格の内に買い足しする予定。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

イッタラ / フローラ ボウル80mm クリア [iittala / Flora]
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かわいい😍

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【shopping】LAPUAN KANKURIT ポケットショール MARIA グレー

2019-12-17 23:36:25 | shopping

【shopping】LAPUAN KANKURIT ポケットショール MARIA グレー

 

 

 

3年前突如自分の中に沸き起こった北欧ブーム。その中で知ったスコープという北欧家具や雑貨のお店。スコープを閲覧し始めた頃から気になっていた、ラプアンカンクリのポケットショール。

 

ラプアンカンクリというのはフィンランドの小さな町ラプアで100年以上続くテキスタイルのお店。いろいろな製品があるけれど、有名なのは100%ラムウールを使った製品。その中でもこのポケットショールは人気商品。

 

スコープの商品紹介ページには社員さんたちがモデルとして登場することが多く、それが自分が使う時のイメージがわきやすい。身長が170cmくらいある手足の長い外国人ではなく、普通の日本人が身につけていることで自分に置き換えやすいというか。

 

その感覚で行くとかなりの大判であることや、自分が普段あまりストールを使わないことから、欲しいと思う反面なかなか踏ん切りがつかなかった。ウール100%のストールで税込11,000円というのは、高くて手が出ないというほどではないけど、失敗出来る値段ではないので🤔

 

そんなわけで3年間悩んだのだけど、いろんな方のブログやレビューを読んで今年は欲しいとなり、カーテン交換するのは我慢して買うことにした。4000ポイントほど溜まっていたので全部使ってポチ👉 ラプアンカンクリは鹿児島睦とコラボしたミニブランケット(記事はコチラ)と2個目。

 

 

ポケットショールといってもいくつか種類があり、幾何学模様的なMARIAのグレーをチョイス。これが欲しかったので!

 

思っていたよりずっと大判で、しっかりと厚みがある。首とか素肌だとちょっとチクチクするかな。気にならない人もいるかもだけど、自分は洋服のタグとかもチクチクするから取っちゃう人なので😅 若干獣臭がするけど、それはそんなに気にならない。

 

主にお風呂上りに髪を乾かす時などに羽織っているけど温かい! レビューでも温かいと絶賛されていたけど、本当に温かい! これは買ってよかった😃

 

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オススメ😍

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【cinema】『永遠の門 ゴッホの見た未来』

2019-12-08 01:51:44 | cinema

2019.11.16 『永遠の門 ゴッホの見た未来』鑑賞@角川シネマ

 

見たいと思って公開待ってた。試写会ってあったかな? ウィレム・デフォーが来日していたような気がしたけど気のせいか?🤔 公開日見て帰る予定だったのだけど、残業になってしまったので翌日早速見て来た~

 

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「アルルに移り住んだゴッホは孤独と貧しさに耐えていた。弟のテオが援助を申し出たことでゴーギャンと共同生活をすることになり、2人で写生をしたり芸術談義を繰り広げて幸せな時を過ごすが、やがてゴーギャンは去って行く。再び孤独になったゴッホは精神のバランスを崩していくが・・・」という話は、もちろん実話でゴッホの晩年を描いている。芸術家の内面に迫った作品で、そのあたりとても良かったと思うのだけど、あえての手振れ感などの撮影方法が効果を発揮しつつも若干酔う😵

 

画家でもあるジュリアン・シュナーベル監督作品。共同で脚本も担当している。監督の代表作といえば『潜水服は蝶の夢を見る』で、今作との類似点を指摘する声があるけど、残念ながら未見。監督の作品で見たことあるのは『ミラル』だけかも。画家でもあるので芸術家に対するアプローチもそういう感じがあるように思う。ゴッホについても共感している部分があるように思った。ゴッホの見ている世界を見せようという試みなのか、彼目線のカメラが手振れたり、一緒に走ったり、時々画面の下の方がボヤけたりしているけれど、それがゴッホの危うい内面を表していると思うものの、ちょっと酔ってしまう。

 

作品について毎度のWikipeidaから引用しておく。『永遠の門 ゴッホの見た未来』(えいえいんのもん ゴッホのみたみらい、At Eternity's Gate)は、2018年のアメリカ合衆国・イギリス・フランス合作の伝記映画。監督はジュリアン・シュナーベル、主演はウィレム・デフォーが務めた。 2017年5月、ジュリアン・シュナーベル監督の新作映画にウィレム・デフォーが出演するとの報道があった。シュナーベルは本作に関して「必ずしも史実に沿ったストーリーにはなっていない。これは私なりのゴッホ解釈だ。」という主旨のことを語っている。

 

2017年9月、本作の主要撮影が始まった。撮影は38日間にわたって行われ、ロケ地にはブーシュ=デュ=ローヌ県、アルル、オーヴェル=シュル=オワーズのようなゴッホが晩年を過ごした場所が選ばれた。

 

2018年5月、CBSフィルムズが本作の全米配給権を購入したと報じられた。9月3日、本作は第75回ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された。10月12日、本作はニューヨーク映画祭で上映された。 2018年11月16日、本作は全米4館で限定公開され、公開初週末に9万2856ドル(1館当たり2万3214ドル)を稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場32位となった。

 

本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには101件のレビューがあり、批評家支持率は81%、平均点は10点満点で7.3点となっている。また、Metacriticには32件のレビューがあり、加重平均値は78/100となっている。 本作における演技が評価され、ウィレム・デフォーは第75回ヴェネツィア国際映画祭で男優賞を受賞し、第76回ゴールデングローブ賞の主演男優賞 (ドラマ部門)にノミネートされた。 とのことで、ほぼほぼコピペしました😅

 

ゴッホの一生を描くのではなく、アルルに移ってからの最晩年を描いている。ゴッホについて特別詳しいわけではないけど、晩年の出来事たとえばゴーギャンとの決別からの耳切り事件、精神病院に入院、ピストル自殺などゴッホについて必ず語られることについては知っていた。そして、先日見た「ぶらぶら美術博物館」(記事はコチラ)で山田五郎氏が語っていた事柄を参考に見てみたけど、基本知っていたことと大きなブレはなかったように思う。最後の事件を除けば。

 

そして、今作はゴッホの内面に迫るという観点から描かれているため、ゴッホが絵を描いているシーンが映し出されたりと、そんなに動きがあるわけではない。書かなきゃならない映画の記事もたまっているし。少しサラリと書こうかと思う。とはいえ、毎回そんなこと書いてる割には、長くて嫌気がさして途中で読むのを止めましたとコメント書かれちゃうくらい長くなってるけど。正直記憶も曖昧だったり😅 一応断り書きとして書いておく😌

 

冒頭、羊飼いの女性に動かないでと声をかけているシーンから始まる。完全にゴッホ目線で手振れがスゴイ。絵を描きたいのだというようなことを言っていたと思うけれど、女性は少しおびえている。これは後の伏線なのだけど、なかなか斬新な入りだけど、いきなりここで酔いそうになった。

 

場面変わって酒場のようなところ。芸術論を語る人物。フィンセント・ファン・ゴッホ(ウィレム・デフォー)は一人でそれをおとなしく聞いている。すると、彼に反論する人物が。ポール・ゴーギャン(オスカー・アイザック)だった。ゴッホはそんなゴーギャンに感銘を受けたようで、彼の後を追いかけて話しかける。この時も芸術について語り、ゴッホがアルルに向かうきっかけのようなものをゴーギャンから受けていたように思うけれど覚えていない😅

 

ゴッホがアルルに向かったのは浮世絵に強く影響を受けて、日本の"光"を求めたからなのだけど、その辺りのことには全く触れていない。アルルに行ってから死に至るまでのゴッホを描きたいということらしいので、そこに至るまではバッサリ切ったということなのでしょうかね🤔 日本人としては残念だけどしかたがない。

 

シーンが変わると冬の寒い日にゴッホが写生から帰って来る。狭い部屋には家具はほとんどなく、窓は風でガタガタと鳴り隙間風が入る。寒そうに手をこすり合わせ、靴を脱ぐと靴下には穴が開いている。ギリギリの生活。そして孤独が感じられるシーン。でも不幸そうな感じもしない。

 

町の居酒屋で飲んでいると女将が話しかけて来る。この女将はゴッホに気があるらしい? 絵を描いて欲しいのかな? ゴッホがいつか絵を描かせてほしいと言うと顔を輝かせるけど、ゴッホが声をかけた相手は別の人物。そして、この人物がモデルとなった作品が映る。一瞬だったけどたしか「郵便配達夫ジョゼフ・ルーランの肖像」だったと思う。この後もたびたびモデルになった人物や風景などが映り、描かれた作品が映し出されたりする。これは見ていて楽しかった。

 

ゴッホはこの女将に部屋を探してると言うと世話してくれる。これよく分からなかったのだけど、この居酒屋の上が下宿になってるってことだったのかな? 黄色い部屋ってたしか居酒屋の2階だったような? とにかく、この女将に世話されたのが黄色い部屋。黄色い部屋に飾るために描いた「ひまわり」も壁に掛けられており再現度が高い。さらに女将はスケッチブック代わりにと帳簿をくれる。これは後の伏線。

 

ゴッホは毎日のように写生に出かける。ある日、えーとああいう場所どう説明すればいいのかな? とにかく自然の中で絵を描いていると、小学生くらいの子どもたちと引率の女性教師が通りかかる。子どもたちはゴッホに興味を示し、女性教師が止めるのも聞かずに近づいてくる。ゴッホは戸惑うけれど子供たちの質問に答えたりとそれなりに対応していた。しかし何故か女性教師が画家をバカにした発言をしゴッホを怒らせる。自分の感情を上手く表現できないゴッホは、怒りをそのまま出してしまい、女性教師や生徒たちを怯えさせてしまう。

 

このエピソードが実際にあったことなのか分からないけど、これは女性教師が悪いでしょう😠 この女性教師が画家に偏見があったとしても、それを画家本人に言う必要はないわけで。アルルについて詳しくはないのだけど、とかく田舎というのは閉鎖的でよそ者には偏見があるものだし、ゴッホも奇行があったようなので、周囲から浮いていたのは偏見だけではなかったのかもしれないけれど、今作としては純粋だけど不器用過ぎるゴッホが周囲から誤解されてしまうという構図で描きたい様子。

 

おそらくこの報復なのだろうけれど、ゴッホが町を歩いていると少年たちが石を投げてくる。これは酷い😡 ゴッホが少年たちを追いかけて行くと、少年たちは父親に助けを求め、父親は理由も聞かずゴッホを罵倒。数人の男たちがゴッホを押さえつける。酷い💦

 

シーン変わるとゴッホは病院らしい所のベッドで寝ている。そこに弟のテオドルス・ファン・ゴッホ(ルパート・フレンド)が見舞う。テオにすがるゴッホ。テオはベッドにゴッホを抱きかかえるように並んで座る。ゴッホはテオに一緒に居て欲しいと頼むけれど、テオは仕事があるので直ぐに戻らなければならないと言う。兄の弱り切った様子に心を痛めるテオ。このシーンは切なかった😢

 

ゴーギャンにテオが送った手紙の内容は、給料を支払うのでゴッホと一緒に暮らしてほしいというもの。また、ゴーギャンの絵も取り扱うとも記載されていた。ゴーギャンはこれを受けてアルルにやって来る。この辺りのことは、ぶらぶら美術博物館で山田五郎氏が語っていたので知っていたけど、映画としてはゴーギャンはイヤイヤ来た的に描かれてはいなかった。

 

暮らし始めた当初は2人で写生に出かけ、イーゼルを並べて風景を描きながら芸術論を語ったりして楽しそうだった。ただ、ゴーギャンは外で描くことにあまり意味を見出していないらしく、そのような趣旨のことをゴッホに語ったりしている。それに対してゴッホは外で実物を見て描くことが重要だと語る。ゴーギャンとしてはアルルに惹かれてきたわけではないので、ゴッホが好んで描いている風景にも感じるものはなかったのかもしれない🤔

 

ちょっと印象的な場面があった。ゴッホが写生から帰って来ると、ゴーギャンが居酒屋の女将をモデルに絵を描いていた。それに刺激を受けたのかゴッホも女将の絵を描き始める。描いて欲しいと頼んだ時には見向きもしなかったくせにと思ったのか、女将はゴーギャンが描き終わるとゴッホがまだ途中なのに帰ってしまう。ゴーギャンもあえて止めない。この出来事が実際にあったのか不明なのだけど、このシーンをあえて入れた作り手の意図が自分にはよく消化できなかった。そういうゴッホの絵に対する情熱が、時に人に不快感を与えるというか、無神経であると感じられてしまう部分があるということなのかなと自分は受け取ったのだけど、作り手の意図したものとは違うかもしれない🤔

 

ゴーギャンはゴッホにアルルを去ることを告げる。これ遺跡のような所で話してたけどこの場所に何か意味があったのかな? ゴッホは一緒に居て欲しい懇願するけれど、ゴーギャンとしては自分たちは合わないと言う。また、自分の絵が売れたのでパリに戻らなければならないというのだった。そもそもゴーギャンがアルルに来たのはテオの支援があったからなわけだしね。ただ、やっぱりゴーギャンの行動にいいイメージはなかったのだけど、映画としては自分勝手な人物という風には描いていない。前述したとおりそれなりに楽しそうに過ごしていたし、自分が去ることを告げる時にもゴッホに気を使っていた。そして、個性の強い画家同士が共同生活をすることはやっぱり無理があると自分も思う。

 

テレビなどで見るゴッホについての説明で必ず出てくるアルルでの共同生活。ゴーギャンとは上手く行かず別れたと言われると、なんとなくケンカ別れしたような印象だった。なのでゴーギャンにいいイメージがなかったのだけど、そういうことでもなかったのかもしれない。映画の中では後にゴーギャンから手紙を受け取っていて、その文言もゴッホを尊重したものだった。この手紙が本当に送られたのか分からないのだけど、思っていたような別れではなかったのかもしれない。

 

ただ、このことがゴッホに大きなショックを与えたことは間違いなく、有名な耳切り事件を起こしてしまう。シーンが代わると頭に包帯を巻いたゴッホがフェリックス・レイ医師(ウラジミール・コンシニ)の診察を受けていた。その内容によるとゴッホはどうやら自分の切り落とした耳をゴーギャンに届けて欲しいと女中に渡したらしい。当然騒動となってしまったため、レイ医師の診察を受けているということらしい。ここでゴッホは自分は正常であると主張したように思うけれどどうだったかな? ちょっと忘れてしまったけれど、結局サン・レミの療養所に入院することになる。

 

療養所生活はそんなに詳しく描かれることはなかったけれど、ここで実際のゴッホは作品を残しているので、映画の中でも絵を描いている。ある日、ゴッホは中庭で牧師(マッツ・ミケルセン)と話をすることになる。どうやら牧師がゴッホが療養所を出ても大丈夫か判断する役割らしい。牧師はゴッホの絵が理解できず、こんな芸術とは思えない作品を何故描くのかと聞く。これはヒドイ😅 これに対してゴッホがどう答えていたか具体的なセリフは忘れてしまった。決してセリフの多い作品ではないのだけど、登場人物たちが話す内容が難しいというか、観念的というか哲学的というか・・・ 自分の中にあまりすんなり降りてこないものがあった。特にこの場面では相手が牧師だったため、キリスト教的なことも話しており、キリスト教に詳しくない身としては分かりにくい部分があった。単純に自分の理解が足りないだけかもしれないけれど。

 

牧師は結局ゴッホのことを理解できなかったようだけれど、療養所を出ても問題ないと判断したらしい。たしかここでレイ医師と面談していたように思う。アルルの住民たちはゴッホが戻って来ることを拒否したそうで、ゴッホには居場所がなくなってしまったのだった。そこでレイ医師の紹介でポール・ガシェ医師のもとに向かうことになる。

 

黄色い部屋を引き払うため荷物の整理をするゴッホとテオ。下宿から借りていたシーツなどと一緒にあのスケッチブックも一緒に箱に入れるけれど、女将は中身を見ることもなく棚にしまってしまう。下宿の主人などはなんとなくゴッホを気の毒そうに見ていたけれど、ゴッホを見送る人はいない。この当時の画家という職業がどのように見られていたのかは謎なのだけど、絵が売れた様子もなく、挙句に耳を切り落とすような事件を起こしてしまえば、それも仕方がないかなと思うけれど、純粋で不器用すぎるゴッホが誰からも理解されていないことに切なくなる。

 

ポール・ガシェ医師(マチュー・アマルリック)はゴッホの作品にも残っている人物。実在の人物をモデルにたくさんの絵を描いたゴッホだけど、肖像画を残したということはガシェ医師との間柄は良好だったのかな? 麦畑のようなところで写生するゴッホの絵をのぞき込みながら、話しかけるガシェ医師の態度や口ぶり、そして内容もとても温かみのあるものだった。今回、ゴーギャン、牧師、ガシェ医師などキーとなる人物に名優を配しているけど、この3人がそれぞれの言葉でゴッホに問いかけるのは「なぜ描くのか」ということ。それぞれトーンやニュアンスが違っていて、それに対するゴッホが答えることが、作り手側がゴッホが描き続けた理由だと考えていることなのでしょうかね。なかなか難解ですんなり落ちてこなかったし、セリフもほとんど覚えていないけれど、毎回とても切なかった😢

 

その頃、おそらくレ・ヴァン展(Wikipedia)と思われる展覧会にゴッホの作品が展示され、アルベール・オーリエ(Wikipedia)が高く評価する。これは先日のぶらぶら美術博物館で山田五郎氏もおっしゃっていたので本当のことなのでしょう。生前のゴッホの作品が評価されたとは知らなかったので驚いた😲

 

しかし、パリのテオの家(なかなかの豪邸)を訪ねたゴッホは、絵をやめようと思うと話す。理由は自分が絵を描こうとすると人を怖がらせるということだったように思ったけど違ったかな。するとテオはせっかくオーリエが評価してくれているのだし、これから売れるから頑張れと励ます。これにテオの妻も同意し一緒に励ます。死の直前にゴッホがテオを訪ねたことは事実なのだけど、この時に何か決定的な事がありゴッホは自ら命を絶ったのではないかと言われているというのは、先日のぶらぶら美術博物館で山田五郎氏が話していたけど、今作としてはそうは描いていない。これはラストへの伏線でもある。

 

シーン変わって冒頭の場面につながる。ゴッホは絵のモデルにしたくて羊飼いの女性に声をかけるのだけど、きちんと説明しないので、女性としては戸惑うばかり。なので余計ゴッホのテンションが上がってしまい、ますます女性を怖がらせるとこに。何故かは分からないけどゴッホは女性に地面に横になってポーズをとって欲しいようなのだけど、女性が横になるとポーズの指示をするために覆いかぶさるような感じになってしまう。イヤ、ゴッホそれは怖いよ😅 女性にしたら恐怖しかないわ。このエピソードがどの位置だったのかちょっと曖昧になってしまったのだけど、この出来事がゴッホの運命を決定づけたと感じたので、ここだったと思うけど、もしかしたら牧師と話して療養所を出た直後だったかもしれない。

 

カメラがゴッホ目線になったり、女性目線になったりするので、2人の気持ちがとてもよく分かる。女性目線の時には恐怖を感じるし、ゴッホ目線の時には思いが上手く伝えられないもどかしさや、理解されないことや怯えられていることへの焦りを感じる。そういう意味ではこの手ぶれ感満載のカメラワークは効果があると思う。ただ、あまりに多用されるとちょっとくどいし、そして酔ってしまう。

 

このことにより療養所に入ったゴッホは、中庭で絵を描いている。そこに2人の少年が現れてゴッホに向かって銃を発砲する。彼らが誰で、何故ゴッホを撃ったのか説明がないので分からない。確かゴッホは「お父さんには言うな」と言いながら倒れたと思うけれど確信はない。そしてお父さんが誰なのかも分からない💦

 

その後、ゴッホは数日後この傷がもとで亡くなったこと、誰に撃たれたかは最後まで語らなかったこと、ゴッホの死から数か月後にテオが亡くなったこと、ゴッホが残したあの帳簿に女将は気づくことがなく帳簿が発見されたのは2016年であったことがクレジットされる。あれ?ゴッホって自殺じゃないの?😲

 

どうやらゴッホの死については自殺、銃の暴発、他殺など諸説あるらしい。自殺だと思っていたので、てっきり頭を撃ち抜いたのかと思っていたけど、どうやらお腹だったそうで、確かに自殺するには不自然かも。お腹じゃ助かっちゃうかもしれないから、本当に死にたいと思ったら確実に頭を撃つよね🤔 まぁ、なんとも言えないけど。

 

とにかく、製作者側としてはゴッホは自殺したのではないと考えていて、その結論に向かって進んでいたわけだから、ゴッホが精神的に辛い思いをしても死にたいと思っている描写はなかったように思う。人に理解されないことが精神を病んだ理由であることは描いていたので、そういう意味では個人的には鬱だったのかなと思うのだけど、そういう風にも描いていなかったかも。ゴッホはどこまでも純粋で、不器用さゆえに人に理解されず、そのことがより彼を不器用にしていく感じ。誰からも受け入れられないということが、人を壊していくということを描きたかったのかなと思った。

 

それはやっぱり監督ご自身が画家でもあることが大きいのかなと思う。おそらくどんなに成功している芸術家でも、一度は自分の作品が評価されないという経験があるのではないかと思う。ゴッホだって現代では超人気の画家で、作品には数十億の値がつくけれど、それでも好きじゃないと感じる人はいると思う。万人に理解されて指示されるということは無理。それは分かっていても面と向かって言われれば傷つく。そういう芸術家の苦悩を描きたかったのではないかと勝手に解釈。

 

役者たちの演技がスゴイ! 牧師のマッツ・ミケルセンとガシェ医師のマチュー・アマルリックはわずかな出演シーンで印象を残す。特にマチュー・アマルリックの優しさが救いとなっている。身内のテオ以外に唯一素のゴッホを理解してくれた人物なのではないかと思う。見ている側にも救いだった。

 

テオのルパート・フレンドの化けっぷりも良かった。良い役でも悪い役でもイケメン前提だった気がするけど、その辺りを全く封印してゴッホを支える弟に徹していて好印象。ゴーギャンのオスカー・アイザックも良かった。ゴーギャンの印象が変わったのは、そういう演出であったこともあるけど、やっぱりオスカー・アイザックの演技のおかげ。セリフだけでなく表情などでゴッホに対する複雑な思いを感じることができた。

 

そしてゴッホのウィレム・デフォーがスゴイ! ゴッホって37歳で亡くなっているから、本来デフォさんでは年が上過ぎるのだけど、そんなこと全く気にならない。ゴッホ本人のドキュメンタリーを見ているような印象だった。そういう演出もあったと思うけれど、本当にゴッホが生きているみたい。もちろん本当のゴッホのことは知らないから、あくまでイメージなのだけど。純粋で不器用過ぎるがゆえに誤解されてしまうゴッホが切なくて切なくて。それはデフォさんの演技のおかげ。これは本当に素晴らしい演技

 

セットや風景など映像が美しい。貧しいゴッホの部屋や暮らしですら絵的。ゴッホが日本だと思ったアルルの風景は、自分のイメージとは違っていたけど、麦畑の黄色が美しくかった。作品の題材となった風景や人物と、その作品が映るのもニヤリ。何度も書いているようにあえての手振れやボカシが入るので、ちょっと酔いそうになるし、そういう演出が苦手と思う人もいるかも。

 

見る人を選ぶ作品とまでは思わないけど、そもそもゴッホに興味がないと辛いかも? 芸術が生まれる過程や、それを生み出す苦悩などに興味がある方オススメ。ウィレム・デフォー好きな方必見!

 

『永遠の門 ゴッホの見た未来』公式サイト

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【Googleのロゴ】カミーユ・クローデル 生誕155周年

2019-12-08 00:40:58 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

 

 

カミーユ・クローデル生誕155周年

カミーユ・クローデルは知ってるけどWikipediaから引用!


カミーユ・クローデルクロデルとも、Camille Claudel発音例

1864年12月8日 - 1943年10月19日)は、フランス彫刻家

劇作家外交官ポール・クローデルは弟。


1864年、エーヌ県フェール=アン=タルドノワ英語版にて、

父ルイ=プロスペル・クローデルと母ルイーズの間に3人兄弟の長女として生まれる。

妹には母と同じルイーズの名前が与えられた。

子供の頃から彫刻に親しみ、卓越した技術と才能を発揮していく。

そしてまた類まれなる美貌をも持っていた。


19歳の時に彫刻家オーギュスト・ロダンの弟子となる。

時にロダン42歳。

2人は次第に愛し合うようになるが、ロダンには内妻ローズがいたため三角関係となる。

その関係はその後15年にわたって続いていく。


うーん💦

この三角関係で精神を病むことになるんだよね😢


カミーユは20代後半にロダンの子を妊娠するも中絶し、多大なショックを受ける。

やがて2人の関係は破綻を迎え、ロダンは妻ローズのもとへ帰っていく。

徐々にカミーユは心を病み、40代後半に統合失調症を発症する。


中絶は知らなかった😲

不倫がいいこととは思わないけど、それは辛かったね😢


1913年3月10日48歳の時に

家族によってパリ郊外のヌイイ=シュル=マルヌにあるヴィル・エヴラール精神病院に入れられた。

その後第一次世界大戦の影響で南仏のモントヴェルク精神病院に移動させられ、

生涯をそこで過ごした。


カミーユは誰とも口を聞こうとせず、一人自己の世界に閉じこもった。

また、ロダンへの憎しみと周囲の患者を見下すことでかろうじて自己の精神の孤高を保った。

晩年のみすぼらしい身なりで痩せこけ、精彩を欠いた姿に面会したポールは愕然としたという。


うーん💦

ロダンへの憎しみはともかく、周囲の患者を見下してはいかんね😅

 

第二次世界大戦中の1943年、家族に看取られることなく亡くなった。

78歳没。

故郷に帰ることを終生願ったが叶うことはなかった。



精神を病んだ後カミーユは多くの作品を破壊したが、

そのうち約90の彫像、スケッチ、絵画が現存した。

死後の1951年、ポールはロダン美術館で彼女の作品の展示を行った。


作品を破壊してしまったのか😣

でも90点でも残ってよかった!

しかしロダン美術案で展示されてしまうという皮肉😫


検索画面のロゴはこんな感じ


Joyeux anniversaire!

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