南信州のりもの倶楽部♪

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KLX250に規制前のイグナイター移殖

2007年11月02日 20時51分57秒 | KLX250 レストア、整備編
今回からKLXのイグナイター交換のお話を始めます。
まず、コレに交換して何が変わるかって言うと一番は点火時期。

手元にKLX250SR、ESの整備解説書があるので調べてみたら、

規制前 BTDC 5°/1700rpm~40°/3000rpm

規制後 BTDC10°/1700rpm~25°/5000rpm

こんなふうに、回転数は一緒ではないけど、
中速域で10°ほど点火時期が違っており、
このせいでエンジンにパンチが出るらしいです。

その他スロットルポジションセンサーがキャンセルされたり、
配線によってはスタンドスイッチがキャンセルされるので、
スタンド出したまま走れたり、
色々なオプションも付きますが、
でも吹け上がりが変わる魅力には勝てませんな。

何しろこのバイク、2000年を境に規制がかかり、
点火時期は遅らされ、エキパイは細くされ、「戦う4スト」が
「戦えない4スト」に変わってしまったんですねぇ。
まぁ戦えないって事はないですが。

そんな訳で規制後に乗ってる誰もが規制前のイグナイターを欲しがる訳で、
オークションでは高値取引され、なかなか手が出ない代物でした。
僕は何だか安値で落札出来てホント運が良かったですが。
最高値と比べて7000円ほど安く落札出来たくらいですもん。

で、届いたのは部品番号21119-1399の物で、
カワサキHPで調べたらKLX250SR E-1の物と判明。
つまり最初期のSRの物みたいです。

しかしこのイグナイターは規制前と後でカプラーの配線が全く違い、
ポン付けは出来ず、ポン付け可能な配線キットなる物も売られてるくらいです。
当然のごとく買いませんでしたが。

そもそもイグナイターもう1個分のお金出して配線なんて買えんよ。
それに我が倶楽部では「付くって分かってるなら自ら配線加工」
くらいの頭しか持ち合わせていないし。
もし間違えて配線燃やしても面白くないですが…

そんな訳でただ今必要な配線を取り出してる最中ですので、
実際に付けて稼動したら、またその時にこのネタ書こうと思っております。
それまでお楽しみに。



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