南信州のりもの倶楽部♪

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スタッドレスタイヤの寿命

2007年11月28日 16時40分13秒 | 一般整備編
今日、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換するように言われ、
預かっていたタイヤを引っ張り出してきたのですが、
上の写真、分かりますかねぇ?

このタイヤはBSのブリザックなのですが、
発泡ゴム層が無くなって、下から硬いゴム層が見えてしまっていました。
しかしこのタイヤはプラットホームなんぞ見なくても、
スタッドレスとしての寿命が分かりやすくて良いですね。

昔、このタイヤが出た頃、発泡ゴム採用と知って、
「減ったら層の切れ目が分かるのかしら?」と楽しみにしていたもんですが、
ここまでハッキリ分かるとなんだか嬉しいと言うか面白いです。
ちなみに、ココまで減ると当然交換ですよ。

話は変わりますが、昔発泡ゴムの実験をやった事ありまして、
ガラスの上に水を巻いて、発泡ゴムの切れ端を押し付けると、
驚くほど滑らないんですよ。
実際、他社製のスタッドレスの新品と履き比べてのテスト結果も見たことありますが、
制動距離で数メートルは違っていました。
数メートルと言っても、人を撥ねるか直前で止まるかの違いはありますから、
軽視出来ない結果だと僕は思います。

と、BSの回し者みたいな事書いてますが、
金額で言えばBS製はダントツに高いんですよねぇ。
なのでどれを選ぶかはユーザー次第だと思いますが、
タイヤの性能の前に、使用期間や空気圧、アライメントの管理をしっかりすることが、
性能維持や環境やお財布にとって良いと言う事をもっと多くの人に知ってもらいたいです。

まぁ、一般の人にとって簡単に出来ると言ったら空気圧調整ですが、
1ヶ月に1回はしておくと、ライフも当然伸びますから、
ガソリン入れに行ったついでにバンバン診てもらってほしいです。

それと、残念ながら空気圧調整でお金取るスタンドもありますが、
僕は「空気はタダなんだから…」と思ってしまうんですよねぇ。
調整もたいした手間ではないですし。

車やバイクは空気で浮いているようなもんですから、
もって関心を持ってもらいたいなぁと、整備士ながら思ったのでありました。



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コメント (5)
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