まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

蛇より男子

2009-07-23 | 日本のドラマ(単発)
 81年のスペシャル時代劇「蛇姫様」を観ました...
 病弱な城主に代わって藩を牛耳る国家老・佐伯左衛門は、禁制の密貿易で私腹を肥やしていた。藩乗っ取りをも目論む佐伯左衛門にとって、城主の美しく聡明な息女・琴姫は目障りな存在。身に危険が迫る姫にとって、腰元・おすがとその兄・千太郎が心の支え。だが千太郎は、佐伯左衛門の傍若無人な息子を斬ってしまい、江戸へ逐電する。彼が馴染みの芝居小屋に身を潜めている中、おすがと父が左衛門一味によって非業の死を遂げる。左衛門は画策し、琴姫を事件の黒幕に仕立て上げる。千太郎は真相を糺すため、城内の姫に近づこうとするが...
 お家騒動の陰謀劇+怪奇ファンタジー?殺されたおすがが、蛇に化身して姫と千太郎を守る、みたいなシーンがちょっと怪談ぽかったです。昔のTVドラマらしい、チャチな特撮も何か微笑ましかったです。
 話は、ぶっちゃけドーデモヨシ子さん。千太郎役の片岡孝夫(現・仁左衛門)が、きゃめっちゃ男前~タカさま素敵すぎるわ。上品で優しそうで爽やかに艶かしくて。まさに白鳥のような御方!もう絶滅した種類の美男ですよねえ。薄汚いチンピラみたいなタレントばかり押し付けられてる目には、目薬のような効果のある御姿でございます。
 ルックスもですが、所作や声の美しさなど、やっぱタカさまって市川雷蔵とカブります。光源氏や眠狂四郎など、同じ役も演じてるし(この千太郎も、雷蔵は映画で演じてるとか。観たい!)。カブるとはいえ、似て非なる雷蔵とタカさま。雷蔵がニヒルでミステリアスなら、タカさまはスウィートでスマート?
 カッコいい殺陣や、水もしたたる舞踊も披露で、まさにタカさまon stage!でも私が萌えるのは、ちょっとヘタレっぽい優男なタカさま(ここが雷蔵とは決定的に違う点かな?)。「わるいやつら」や「配達されない三通の手紙」とかもそうでしたが、タカさまの困った時やショックでガーンな時のアワアワ&オドオド顔、めっちゃ可愛い~
 パパになってほしい素敵おぢさまNo.1だったタカさま改めニザさま、すっかりTVや映画からは身を引いておられるみたいで寂しい。同い年の渡瀬恒彦とか今でも十分イケてるので、また戻ってきてほしい!とは思いつつ。篤姫とか天地人みたいな学芸会な大河ドラマで、あおいとか妻武器とかの脇役なんか絶対やってほしくないとも思うのです。それはそうと。こないだ、たまたまNHK教育で歌舞伎について語ってるニザさまを発見。すんごく穏やかで気品があって、うっとり魅入ってしまいました。お元気そうだったのも何より。
 琴姫役の古手川祐子、美人!純和風で着物が似合って、色っぽくて華がある。おすが役の片平なぎさは、時代劇はちょっと???だけど、やっぱ華がある美人。80年代の若手女優って、華やかな美女が多いですよね。上戸アヤとか綾瀬ハルカとか今の女優って、華も色気もゼロなショボい小娘ばっかだもんね...
 佐伯左衛門役の山形勲の、貫禄ある悪家老ぶりも印象的でした。主役のタカさまより出番が多かったような?!あと、琴姫の幼弟。ラストのクレジットで、演じてたのが片岡孝太郎と知って吃驚。タカさまのご子息じゃん?!
 
 ↑去年、久々にTVドラマに出演したニザさま。主演が劇団ひとりだったので、観なかったのですが...何でニザさまが劇団ひとりの脇役~インタビューによると、別にTVや映画の仕事が嫌いになったわけではなさそう。たまにでもいいので、元気な御姿を拝見したいものです♪
 ご子息・孝太郎主演の映画「Beauty うつくしいもの」にも、カメオ出演してるらしいニザさま。孝太郎よりも相手役の片岡愛之助が気になる私...観たいけど、田舎には来ないだろうなあ。映画環境が悪いローカル住まいを呪怨!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする