秋の英国男優祭⑥
「ユナイテッド ミュンヘンの悲劇」
1958年、イギリスのサッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッドの主力選手たちは、ゲームを終えミュンヘンから英国へ戻ろうとするが、彼らの乗った旅客機は悪天候の中で離陸に失敗。事故で仲間を失ったボビーは、悲しみから立ち直れずにいたが…
実話をベースにしたノンフィクション・フィクション。元はテレビ映画だそうです。英国以外の国では劇場公開。
飛行機事故、最近多いですよね。ついこないだも、エジプトの旅客機がドイツに向かう途中で墜落したばかり。アイルランドに行く前に観なくてよかったです。飛行機事故は、車よりも起こる確率が低いとよく言われてますけど…被害と恐怖が甚大すぎて、やはり運転中には感じない緊張感と怖さを、飛行機に乗るたびに感じずにはいられません。それにしても。あんな悲惨な事故でも、ボビーや監督みたいに重症を負いながらも生存したり、中にはかすり傷程度ですんだ人もいる。生死を分かつ運命の不思議な残酷さにも、暗澹となってしまいます。
それにしても、映画の中で起きた飛行機事故…あんな悪天候で運行なんて、ありえない~!乗客、怖かっただろうな~。運が悪かった、という一言では片づけられないやりきれなさがあります。有望で有能な若者が命を奪われてしまうことほど、理不尽で悲痛なことはありません。何も悪いことはしてない、むしろ世の中にとって有益な人たちが、あんな悲惨な目に遭うだなんて。神も仏もないとは、まさにこのこと。亡くなった人同様、生存者も悲惨です。事故で味わった恐怖感、助かった!という喜び以上に、生き残ってしまったという罪悪感、大切な人を失ってしまった喪失感…体の傷は癒えても、心の傷はたやすくは癒えないでしょうし…事故の被害者、遺族もさることながら、応援していたファンのショックもはかり知れません。もしカープが同じことになったらと想像しただけで、精神のバランスを崩しそうになりますし。
悲劇に打ちのめされながらも、再生に向かって立ち上がる人々の姿が、感動的に描かれています。ほぼ壊滅状態から短期間で復活するチームを見てると、人間ってたくましい生き物だな~と感嘆せずにはいられません。悲嘆は深いけど、どこぞの国民みたいに感情あらわなヒステリックなものではなく、静かに抑制されてるところが、いかにもイギリス人って感じでした。ウジウジメソメソ湿っぽくないところに好感。チームを応援する人々も、慎ましくも誠実な温かさで、ヘンにハイテンションな押し付けがましい親切、過干渉がないところも、イギリスの国民性でしょうか。
50年代当時は、今のようにサッカー選手ってセレブじゃなかったんですね。スタメンで活躍しマスコミにも騒がれてる人気選手も、生活が質素だったのが驚きました。
主人公のボビー役は、最近出演作目白押しな気鋭の若手イギリス俳優、ジャック・オコンネル。
イギリス男優とえいばのハイソな上品さとか知的な紳士的な魅力、とは違って、かなり庶民的な下町ボーイ的な男子。系統としては、「キングスマン」のタロンくんと同じでしょうか。少年っぽくて可愛い。日本ではそんなに人気は出そうにないけど、私は好きです。素朴なフツーっぽさとか、ちょっとヤンチャで実はナイーブ、といった感じは、たとえば「モーリス」とかでモーリスではなく庭師の青年のほうに萌える腐女子に受けそうな風貌。事故のショックを引きずってる様子が、なかなか母性本能をくすぶる胸キュンな可愛さでした。いつも悲しそうな、今にも泣きそうな不幸顔がキュートです。
コーチのジミー役、デイヴィッド・テナントも好演。重傷を負うバスビー監督役は、どっかで見たことあるおじさんだな~と思ったら、後でダグレイ・スコットと知ってビツクリ!すっかり爺っぽくなっててショック!トム・クルーズのM:I2の、あの男前な悪役が…役作りで老けメイクだったのかな?
ボビーを弟のように可愛がってるスター選手ダンカン役、サム・クラフリンがイケメン!
「スノーホワイト」で王子さま役だった人ですよね?カッコいいですね~。シャイなボビーを明るくからかったり励ましたりするイケメン兄貴分っぷりに、ちょっと腐的には萌える微かなBLのかほりが(^^♪妻帯者役だったのが残念(笑)。
↑ジャック・オコンネルくん、1990年生まれの25歳。アンジェリーナ・ジョリー監督の「アンブロークン」に続いて、ジョディ・フォスター監督作にも起用。ハリウッドの大物女傑たちに気に入られたオコンネルくん、私生活ではモデルのカーラ・デルヴィーニュと付き合ってるとか。何か怖そうな女たちからモテモテですね
↑サム・クラフリン、1986年生まれの29歳。「ハンガー・ゲーム」にも出てましたよね。脱いだらスゴいマッチョ!残念ながら(笑)奥さんいるみたいです
「ユナイテッド ミュンヘンの悲劇」
1958年、イギリスのサッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッドの主力選手たちは、ゲームを終えミュンヘンから英国へ戻ろうとするが、彼らの乗った旅客機は悪天候の中で離陸に失敗。事故で仲間を失ったボビーは、悲しみから立ち直れずにいたが…
実話をベースにしたノンフィクション・フィクション。元はテレビ映画だそうです。英国以外の国では劇場公開。
飛行機事故、最近多いですよね。ついこないだも、エジプトの旅客機がドイツに向かう途中で墜落したばかり。アイルランドに行く前に観なくてよかったです。飛行機事故は、車よりも起こる確率が低いとよく言われてますけど…被害と恐怖が甚大すぎて、やはり運転中には感じない緊張感と怖さを、飛行機に乗るたびに感じずにはいられません。それにしても。あんな悲惨な事故でも、ボビーや監督みたいに重症を負いながらも生存したり、中にはかすり傷程度ですんだ人もいる。生死を分かつ運命の不思議な残酷さにも、暗澹となってしまいます。
それにしても、映画の中で起きた飛行機事故…あんな悪天候で運行なんて、ありえない~!乗客、怖かっただろうな~。運が悪かった、という一言では片づけられないやりきれなさがあります。有望で有能な若者が命を奪われてしまうことほど、理不尽で悲痛なことはありません。何も悪いことはしてない、むしろ世の中にとって有益な人たちが、あんな悲惨な目に遭うだなんて。神も仏もないとは、まさにこのこと。亡くなった人同様、生存者も悲惨です。事故で味わった恐怖感、助かった!という喜び以上に、生き残ってしまったという罪悪感、大切な人を失ってしまった喪失感…体の傷は癒えても、心の傷はたやすくは癒えないでしょうし…事故の被害者、遺族もさることながら、応援していたファンのショックもはかり知れません。もしカープが同じことになったらと想像しただけで、精神のバランスを崩しそうになりますし。
悲劇に打ちのめされながらも、再生に向かって立ち上がる人々の姿が、感動的に描かれています。ほぼ壊滅状態から短期間で復活するチームを見てると、人間ってたくましい生き物だな~と感嘆せずにはいられません。悲嘆は深いけど、どこぞの国民みたいに感情あらわなヒステリックなものではなく、静かに抑制されてるところが、いかにもイギリス人って感じでした。ウジウジメソメソ湿っぽくないところに好感。チームを応援する人々も、慎ましくも誠実な温かさで、ヘンにハイテンションな押し付けがましい親切、過干渉がないところも、イギリスの国民性でしょうか。
50年代当時は、今のようにサッカー選手ってセレブじゃなかったんですね。スタメンで活躍しマスコミにも騒がれてる人気選手も、生活が質素だったのが驚きました。
主人公のボビー役は、最近出演作目白押しな気鋭の若手イギリス俳優、ジャック・オコンネル。
イギリス男優とえいばのハイソな上品さとか知的な紳士的な魅力、とは違って、かなり庶民的な下町ボーイ的な男子。系統としては、「キングスマン」のタロンくんと同じでしょうか。少年っぽくて可愛い。日本ではそんなに人気は出そうにないけど、私は好きです。素朴なフツーっぽさとか、ちょっとヤンチャで実はナイーブ、といった感じは、たとえば「モーリス」とかでモーリスではなく庭師の青年のほうに萌える腐女子に受けそうな風貌。事故のショックを引きずってる様子が、なかなか母性本能をくすぶる胸キュンな可愛さでした。いつも悲しそうな、今にも泣きそうな不幸顔がキュートです。
コーチのジミー役、デイヴィッド・テナントも好演。重傷を負うバスビー監督役は、どっかで見たことあるおじさんだな~と思ったら、後でダグレイ・スコットと知ってビツクリ!すっかり爺っぽくなっててショック!トム・クルーズのM:I2の、あの男前な悪役が…役作りで老けメイクだったのかな?
ボビーを弟のように可愛がってるスター選手ダンカン役、サム・クラフリンがイケメン!
「スノーホワイト」で王子さま役だった人ですよね?カッコいいですね~。シャイなボビーを明るくからかったり励ましたりするイケメン兄貴分っぷりに、ちょっと腐的には萌える微かなBLのかほりが(^^♪妻帯者役だったのが残念(笑)。
↑ジャック・オコンネルくん、1990年生まれの25歳。アンジェリーナ・ジョリー監督の「アンブロークン」に続いて、ジョディ・フォスター監督作にも起用。ハリウッドの大物女傑たちに気に入られたオコンネルくん、私生活ではモデルのカーラ・デルヴィーニュと付き合ってるとか。何か怖そうな女たちからモテモテですね
↑サム・クラフリン、1986年生まれの29歳。「ハンガー・ゲーム」にも出てましたよね。脱いだらスゴいマッチョ!残念ながら(笑)奥さんいるみたいです