山崎貴監督・脚本・VFX担当の'09年作品『BALLAD 名もなき恋のうた』をWOWOWシネマで見ました。
水辺で祈るお姫様の夢を何回も見る川上シンイチは、イジメっ子から逃げ回る毎日でした。家では写真家を辞めると言って母親とケンカをする父親(筒井道隆)。ある日、「川上の大クヌギ」の根元に埋まっている箱に気付いたシンイチは、その中から巻き物を発見し、その中身を読むと、気を失います。気がつくとそこは戦国時代で、戦場に迷い出たシンイチは捕えられ、春日城に連れて来られます。携帯電話を見せて未来から来たことを証明したシンイチは、城で夢に見た姫・レン(新垣結衣)に会い、その幼馴染みで軍の指導者・又兵衛(草なぎ剛)に預けられます。シンイチは又兵衛に勧められて、心配しているだろう両親に手紙を書きますが、それが大クヌギの根元で発見された巻き物なのでした。
一方、巻き物を見つけた両親は、川上の大クヌギの名前が、戦国時代に川上一族の活躍で春日の国が守られたことから由来することをネットで調べ、シンイチが巻き物に書かれているように本当に戦国時代に行ってしまったと考えます。
春日の国に勢力を広げつつある高虎が現われ、レンを嫁にほしいと言い、それを聞いたレンが又兵衛を盗み見るのに気付くと、高虎は又兵衛にも自分との結婚が良縁であることを認めさせます。レンは高虎と初対面のふりをしていましたが、以前高虎が鹿狩りをしているのを野蛮だと止めたいきさつがあったのでした。
結婚を案じるレンが水辺に一人で行くのを見かけたシンイチは、レンが盗賊に襲われると防犯ベルで一時を凌ぐと、そこに又兵衛が現われて盗賊を一蹴し、彼らを哀れんで金を与えます。レンに高虎との結婚の是非を問われ、国の安泰が第一だと苦渋の表情で答える又兵衛。
シンイチは大クヌギがあったはずの場所に手紙を埋め、現代から持って来たクヌギの実も埋めると、両親が車ごと現われます。シンイチの両親から春日の国が歴史から消えることを知った殿様(中村敦夫)は、高虎に頭を下げてレンを嫁にやることを止めます。シンイチの両親からカレーとビールをふるまわれて上機嫌の又兵衛たち。春日の意向を知った高虎は、春日城を攻めることを決めます。
本丸に避難する女たち。自動車は一旦隠され、又兵衛は夜の野に火を放って陣を張ったように見せかけ、相手の眠りを妨げます。夜が明けると、城の攻防が始まり、圧倒的多数の相手に又兵衛は一旦は城内への突破を許しますが、高虎は相手を追い込み過ぎてレンが自害でもしたら困ると思い、休戦し和睦しようとします。
又兵衛は残りの軍勢を率いて翌朝相手の本陣を急襲する作戦を立て、シンイチとその母の助けも借りて、又兵衛はレンに「自由に生きてください」と言い、レンは「必ず帰って来て、自分と一緒に自由に生きてくれ」と言います。シンイチの母の提案で、シンイチの父に記念写真を撮ってもらう又兵衛ら。
出陣に向かい、シンイチはレンの姿を待ち受けにした携帯電話を又兵衛に送り、又兵衛は自分が死んだ時に渡してくれと自分の写真をシンイチに託します。急襲は序盤は成功しますが、やがて相手に囲まれるのが分かると、シンイチの「もう逃げるのはいやだ」という懇願でシンイチの父が運転する自動車が相手の軍を蹴散らし、又兵衛らを相手の陣へと導き、又兵衛は高虎との一騎討ちに勝って、シンイチの頼みで命を長らえた高虎は撤退します。帰って来た又兵衛を見て、櫓から彼に駆け寄るレンでしたが、又兵衛は何者かが放った銃弾に胸を射抜かれ、レンの腕の中で息絶えます。
シンイチはレンに又兵衛の写真を渡すと、クヌギの実から芽が出ていました。レンの目の前でシンイチらの乗った車は消え去り、現代へと帰ってきます。彼らが春日城の跡に行ってみると、「ありがとう」と彫られた石が残っているのでした。
クレヨンしんちゃんの映画版で大人も感動すると評判だった映画の実写版でしたが、見ていて気恥ずかしくなるぐらいのステロタイプの映画となっていました。レンの世話役として香川京子さんが使われていましたが、これもどうだったんでしょうか?
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
水辺で祈るお姫様の夢を何回も見る川上シンイチは、イジメっ子から逃げ回る毎日でした。家では写真家を辞めると言って母親とケンカをする父親(筒井道隆)。ある日、「川上の大クヌギ」の根元に埋まっている箱に気付いたシンイチは、その中から巻き物を発見し、その中身を読むと、気を失います。気がつくとそこは戦国時代で、戦場に迷い出たシンイチは捕えられ、春日城に連れて来られます。携帯電話を見せて未来から来たことを証明したシンイチは、城で夢に見た姫・レン(新垣結衣)に会い、その幼馴染みで軍の指導者・又兵衛(草なぎ剛)に預けられます。シンイチは又兵衛に勧められて、心配しているだろう両親に手紙を書きますが、それが大クヌギの根元で発見された巻き物なのでした。
一方、巻き物を見つけた両親は、川上の大クヌギの名前が、戦国時代に川上一族の活躍で春日の国が守られたことから由来することをネットで調べ、シンイチが巻き物に書かれているように本当に戦国時代に行ってしまったと考えます。
春日の国に勢力を広げつつある高虎が現われ、レンを嫁にほしいと言い、それを聞いたレンが又兵衛を盗み見るのに気付くと、高虎は又兵衛にも自分との結婚が良縁であることを認めさせます。レンは高虎と初対面のふりをしていましたが、以前高虎が鹿狩りをしているのを野蛮だと止めたいきさつがあったのでした。
結婚を案じるレンが水辺に一人で行くのを見かけたシンイチは、レンが盗賊に襲われると防犯ベルで一時を凌ぐと、そこに又兵衛が現われて盗賊を一蹴し、彼らを哀れんで金を与えます。レンに高虎との結婚の是非を問われ、国の安泰が第一だと苦渋の表情で答える又兵衛。
シンイチは大クヌギがあったはずの場所に手紙を埋め、現代から持って来たクヌギの実も埋めると、両親が車ごと現われます。シンイチの両親から春日の国が歴史から消えることを知った殿様(中村敦夫)は、高虎に頭を下げてレンを嫁にやることを止めます。シンイチの両親からカレーとビールをふるまわれて上機嫌の又兵衛たち。春日の意向を知った高虎は、春日城を攻めることを決めます。
本丸に避難する女たち。自動車は一旦隠され、又兵衛は夜の野に火を放って陣を張ったように見せかけ、相手の眠りを妨げます。夜が明けると、城の攻防が始まり、圧倒的多数の相手に又兵衛は一旦は城内への突破を許しますが、高虎は相手を追い込み過ぎてレンが自害でもしたら困ると思い、休戦し和睦しようとします。
又兵衛は残りの軍勢を率いて翌朝相手の本陣を急襲する作戦を立て、シンイチとその母の助けも借りて、又兵衛はレンに「自由に生きてください」と言い、レンは「必ず帰って来て、自分と一緒に自由に生きてくれ」と言います。シンイチの母の提案で、シンイチの父に記念写真を撮ってもらう又兵衛ら。
出陣に向かい、シンイチはレンの姿を待ち受けにした携帯電話を又兵衛に送り、又兵衛は自分が死んだ時に渡してくれと自分の写真をシンイチに託します。急襲は序盤は成功しますが、やがて相手に囲まれるのが分かると、シンイチの「もう逃げるのはいやだ」という懇願でシンイチの父が運転する自動車が相手の軍を蹴散らし、又兵衛らを相手の陣へと導き、又兵衛は高虎との一騎討ちに勝って、シンイチの頼みで命を長らえた高虎は撤退します。帰って来た又兵衛を見て、櫓から彼に駆け寄るレンでしたが、又兵衛は何者かが放った銃弾に胸を射抜かれ、レンの腕の中で息絶えます。
シンイチはレンに又兵衛の写真を渡すと、クヌギの実から芽が出ていました。レンの目の前でシンイチらの乗った車は消え去り、現代へと帰ってきます。彼らが春日城の跡に行ってみると、「ありがとう」と彫られた石が残っているのでした。
クレヨンしんちゃんの映画版で大人も感動すると評判だった映画の実写版でしたが、見ていて気恥ずかしくなるぐらいのステロタイプの映画となっていました。レンの世話役として香川京子さんが使われていましたが、これもどうだったんでしょうか?
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)