昨日、WOWOWライブで、『みうらじゅん・いとうせいこう スライドショー13』を見ました。4年ぶりとなる今回も大いに楽しませてもらいました。
また、昨日、なでしこジャパンをこれまで引っ張ってきた宮間さんが、事実上の引退会見を行ったとのことです。お疲れ様と心から言いたいと思います。
さて、WOWOWシネマで、フレデリック・ワイズマン監督・共同製作・編集・録音の’14年作品『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』を見ました。
絵画とそれを見る人の顔のアップが軽快なカッティグでつながれていく。教員向けのプログラムを実施する学芸員。ポピュリズムについて語る館長と副館長。盲目の人たちに絵の説明をする学芸員。「当館は人間の姿を観察する、またとない場です」と語る学芸員。絵の修復をする職人。ルーベンスの絵、スタッグズの馬の絵の説明を観客たちにする学芸員。『ベリーニの物語』について語る学芸員。女性のヌードのスケッチをする人々。
夜のライトアップされた噴水。救急車の音。
翌朝。ダ・ヴィンチ展が開かれるのを待つ列。その展覧会のプロデューサーへのインタビュー。
木の彫刻をする職人。絵画の修復をするため、教授に顕微鏡を使ってサンプルを採ってもらう学芸員。刷毛でニスを塗る職人。筆で修復する女性の職人。
行列の人々。絵とそれを見る人の顔のアップがいくつか続く。予算の削減に対しての対抗策を話し合うスタッフたち。ターナーの絵を説明する学芸員。レンブラントの『フレデリック・リヘルの肖像』のワニスの洗浄について語る学芸員。その絵のX線写真を示す学芸員。レントゲン室。金箔を彫刻に貼っていく女性。レオナルド・ダ・ヴィンチの技法について学んだことを知らせる学芸員。男性のヌードのデッサン。
夜。横断幕を渡る男と、それに拍手喝采を叫ぶ歩行者たち。横断幕には「絵画の修復よりも貧しい人々の生活の修復を」と書かれている。現れるヘリ。
朝の街頭風景。メタファーについて論争する学芸員。開場直前の準備。光の向きについて語る学芸員。ルーベンスの部屋。壁を破壊する男たち。ティツィアーノのための新しいスペースについて話し合う学芸員たち。『10分間トーク』でミケランジェロの『キリストの埋葬』について語る学芸員。
絵とそれを見る人の顔のアップが次々とつながれていく。「モデルとなった物は滅びても、絵画に描かれた物は滅びない」と語る学芸員。モーゼのジョークを語る学芸員。先日赤いスプレーでなされた落書きを落とした話をする学芸員。ヴァトーの絵に描かれている楽譜を再現しようとする学芸員。シュブライエスについて語る学芸員。画家同士で仲間意識が芽生えていったと語る学芸員。絵の修復について説明する学芸員。絵画と人々に囲まれてピアノ演奏をする男。
ターナー展。雑踏。立食パーティー。黒檀の額縁について語る学芸員。プッサンの『パンの勝利』の説明をする学芸員。フェルメールと彼と同時代の画家について語る学芸員。カラヴァッジオについて語る学芸員。
絵の配置を変えたことについて責める上司と、自説を展開する学芸員たち。調和について語る学芸員。“変身物語 ティツィアーノ 2012”の垂れ幕。絵とそれを見る人のアップの連続。無人の廊下に響く靴音。『カリストの歌』を朗読する女性。絵に囲まれてバレーを踊る男女。そして数々の肖像画が示され、映画は終わります。
実際にナショナル・ギャラリーに行き、客となって絵を見、ガイドの説明を聞き、あるいは学芸員の一人として働いているような錯覚を覚えるような、不思議な3時間1分でした。
また、昨日、なでしこジャパンをこれまで引っ張ってきた宮間さんが、事実上の引退会見を行ったとのことです。お疲れ様と心から言いたいと思います。
さて、WOWOWシネマで、フレデリック・ワイズマン監督・共同製作・編集・録音の’14年作品『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』を見ました。
絵画とそれを見る人の顔のアップが軽快なカッティグでつながれていく。教員向けのプログラムを実施する学芸員。ポピュリズムについて語る館長と副館長。盲目の人たちに絵の説明をする学芸員。「当館は人間の姿を観察する、またとない場です」と語る学芸員。絵の修復をする職人。ルーベンスの絵、スタッグズの馬の絵の説明を観客たちにする学芸員。『ベリーニの物語』について語る学芸員。女性のヌードのスケッチをする人々。
夜のライトアップされた噴水。救急車の音。
翌朝。ダ・ヴィンチ展が開かれるのを待つ列。その展覧会のプロデューサーへのインタビュー。
木の彫刻をする職人。絵画の修復をするため、教授に顕微鏡を使ってサンプルを採ってもらう学芸員。刷毛でニスを塗る職人。筆で修復する女性の職人。
行列の人々。絵とそれを見る人の顔のアップがいくつか続く。予算の削減に対しての対抗策を話し合うスタッフたち。ターナーの絵を説明する学芸員。レンブラントの『フレデリック・リヘルの肖像』のワニスの洗浄について語る学芸員。その絵のX線写真を示す学芸員。レントゲン室。金箔を彫刻に貼っていく女性。レオナルド・ダ・ヴィンチの技法について学んだことを知らせる学芸員。男性のヌードのデッサン。
夜。横断幕を渡る男と、それに拍手喝采を叫ぶ歩行者たち。横断幕には「絵画の修復よりも貧しい人々の生活の修復を」と書かれている。現れるヘリ。
朝の街頭風景。メタファーについて論争する学芸員。開場直前の準備。光の向きについて語る学芸員。ルーベンスの部屋。壁を破壊する男たち。ティツィアーノのための新しいスペースについて話し合う学芸員たち。『10分間トーク』でミケランジェロの『キリストの埋葬』について語る学芸員。
絵とそれを見る人の顔のアップが次々とつながれていく。「モデルとなった物は滅びても、絵画に描かれた物は滅びない」と語る学芸員。モーゼのジョークを語る学芸員。先日赤いスプレーでなされた落書きを落とした話をする学芸員。ヴァトーの絵に描かれている楽譜を再現しようとする学芸員。シュブライエスについて語る学芸員。画家同士で仲間意識が芽生えていったと語る学芸員。絵の修復について説明する学芸員。絵画と人々に囲まれてピアノ演奏をする男。
ターナー展。雑踏。立食パーティー。黒檀の額縁について語る学芸員。プッサンの『パンの勝利』の説明をする学芸員。フェルメールと彼と同時代の画家について語る学芸員。カラヴァッジオについて語る学芸員。
絵の配置を変えたことについて責める上司と、自説を展開する学芸員たち。調和について語る学芸員。“変身物語 ティツィアーノ 2012”の垂れ幕。絵とそれを見る人のアップの連続。無人の廊下に響く靴音。『カリストの歌』を朗読する女性。絵に囲まれてバレーを踊る男女。そして数々の肖像画が示され、映画は終わります。
実際にナショナル・ギャラリーに行き、客となって絵を見、ガイドの説明を聞き、あるいは学芸員の一人として働いているような錯覚を覚えるような、不思議な3時間1分でした。