第７７回乙訓統一メーデー万歳！！

　晴れた５月の青空に…・・メーデーの歌が響く朝、向日町競輪場で
第７７回乙訓統一メーデーが開かれ、地域で働き
まともに活動する労働組合員、民主団体の人々がおおぜいあつまりました。
集会後、長岡天神までデモ行進した．全会一致決定された「宣言」は、次のとうりです。

　　　　　　　　第７７回乙訓統一メーデー宣言

　私たちは、本日、メーデーの闘う歴史と伝統を受け継ぎ「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義を守ろう」のスローガンを高くかかげて、第７７回乙訓統一メーデーを開催しました。
　今、世界に誇る日本国憲法を改悪しようとする動きが急を告げています。
私たち国民は、第二次世界大戦で２０００万人以上のアジア諸国の人々と、３１０万人の日本人の尊い命を奪った侵略戦争の痛恨の反省の上に、国民の総意によって日本国憲法を制定しました．
　日本はこの平和憲法のもと、戦後６０年間ただ一人の戦死者を出す事もなく、戦後の経済発展を遂げてきました。
　しかしながら今日、小泉政権は、日米軍事同盟を最優先するアメリカの圧力に屈して、憲法の平和原則を明記した憲法第９条を改悪して日本を再び戦争をする国に転換しようとしています。
　私たちは、こうした憲法改悪と戦争への道を絶対に許すことができません。本メーデーの名において、世界に向かって誓った憲法第９条の不戦の誓いを堅持し平和憲法の改悪や教育基本法の改悪の策動に断固反対してたたかいます。
　失業者も３００万人を超える事態が長期にわたって続いています。特に日本の未来を担う成年の雇用と無権利の実態は深刻です。こうしたなかで、労働者は、経営者側の賃金・雇用・権利破壊攻撃と対決して、「２００６年春闘」を闘っています。
　小泉政権は、国会においては、国民に痛みを押し付ける「定率減税の廃止」に続き、公務リストラのための「行革推進法案」や「医療制度改悪法案」等の成立を企てています。また、働く仲間に対しては「労働契約法制定」など、更なる労働法制の改悪がたくらまれています。
　皆さん！労働者・国民は、格差社会をいっそう推し進める小泉政権の悪政に怒っています。新しい政治の流れを求める大きな運動の高揚が求められています．
　２１世紀を人間の尊厳が大切にされ、平和で豊かな社会にしていくためにも、本日のメーデーを契機に労働者・国民の団結と連帯をいっそう強めて、国民生活を破壊し平和憲法を蹂躙する利権と腐敗にまみれた自民党政治を打ち破り、労働者・国民が主人公の憲法の理念が暮らしの隅々まで生きる新しい政治の実現をめざして大いに奮闘していこうではありませんか。
　右宣言する。　　　　　　
　　　　　　　　　第７７回乙訓統一メーデー万歳！


　　　　　　　　　２００６年５月１日　　　第７７回乙訓統一メーデー実行委員会