「オール沖縄会議」、月末に結成総会 新基地阻止へ運動強化
琉球新報 2015年11月4日 05:03
辺野古新基地建設阻止に向けて県議会与党や市民団体、経済界などが新組織の発足を決定していた件で、各団体の代表者ら は3日午後、那覇市泉崎の自治労県本部で会議を開き、11月末に結成総会を開くことを決めた。名称は「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議(仮称)」 とする方針。同日の会議に参加した22団体で幹事会を構成する。幅広い枠組みで新基地建設阻止に
取り組むことを目的とする。
14日に結成準備会を開き、共同代表や事務局体制、設立趣意書などを確認する。結成準備委員長には新里米吉県議が就任した。幹事会とは別に加盟団体、賛同団体を募り、個人参加もできる仕組みを検討する。
新組織は大規模集会などの際に結成する実行委員会を一時的ではなく長期的に設置するイメージ。新基地建設阻止を目指す中、保守系や経済界を含めた組織がなく、設立を求める声が上がっていたという。
活動計画は結成準備会などで決めていくが、政府が辺野古本体工事に着手したことなどを受け、現場での反対運動を強化することを目的の一つとする。選挙に ついて直接的な目的とはしない方針だが、新里氏は「選挙の重要さについては設立趣意書の中に表現として出ると思う」と説明した。