大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

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高濃縮ウラニウムに換算すれば約12トンに及び、広島の原爆の核分裂反応ウラニウムの1万2千倍の量だ。一時日本政府は、福島で排出されたセシウムが広島の原爆の168倍と発表したが・・・、

2019-08-22 | 原発やめろ!

[寄稿]広島、福島、そして東京オリンピック

登録:2019-08-21 21:57 修正:2019-08-22 07:45
 
 
           福島原発事故現場付近の汚染水タンク//ハンギョレ新聞社

 東京五輪参加選手団に福島産食材の献立を提供するという日本政府の方針に、国際的な憂慮が高まっている。また、五輪聖火リレーの出発点と野球競技場まで福島原子力発電所の近隣に配置された。1964年の東京五輪で、広島への原子爆弾投下当日に生まれた青年を聖火リレーの最終走者として前面に出し、原爆を乗り越えて立ち上がった日本を誇示した事例を模倣したのだ。五輪を通じて、広島再建の“感動”を福島で無理に再演しようとする安倍晋三政権の執着が伺える。

 しかし、広島と福島は放射能被害の側面で大きな差がある。広島の原爆は初期に大量殺傷と生存者の後遺症があったが、さらなる被爆は微小だった。広島の原爆は当時粗悪だった核技術によって搭載された高濃縮ウラニウム64キロののうち、わずか約1キロだけが反応し、核分裂物質の発生量自体が少なかった。また、地表面の土壌と結合して大量の放射能落塵が発生する地上核実験とは異なり、広島原爆は上空580メートルで爆発し超高温の核分裂物質が成層圏近くまで上昇し全域に拡散したため、日本に落ちた落塵も微小だった。しかも半減期(放射性物質で全原子の半分が崩壊するのにかかる時間)が短い核種が大部分であり、半減期3時間のマンガン-56程度が原爆直後の一日に集中した追加被爆の原因だった。長崎の経験も類似している。そのため広島と長崎は別途の放射能除染作業もなしに1950年代中盤には都市機能が完全に復旧した。

 
放射能に汚染された表層土をはじめとする廃棄物が、黒い袋に入れられて積み上げられている。福島のあちこちにこのような「ブラックピラミッド」が見られる//ハンギョレ新聞社

 一方、福島事故は大量殺傷はなかったが、時間が経つほど放射能被害が増えている。炉心溶融が起きた原子力発電所の核燃料総量は、高濃縮ウラニウムに換算すれば約12トンに及び、広島の原爆の核分裂反応ウラニウムの1万2千倍の量だ。一時日本政府は、福島で排出されたセシウムが広島の原爆の168倍と発表したが、それも単純な排出量の差であり、高空で地球全域に拡散して残った広島の落塵と地表面で排出された福島の落塵の差は比較にならないほど大きい。

 特に、半減期が約30年のセシウム-137、ストロンチウム-90は、広島がほとんど接することのなかった核種であり、今後数十年以上にわたり日本を苦しめる核種だ。そのうえ、福島の面積の約70%を占める山林は、アクセシビリティの問題からほとんど手つかずで放置されている。日本の学界によれば、このうち汝矣島(ヨイド)の面積の150倍にもなる山林(約430平方キロメートル)が高濃度のセシウム-137に汚染された。山林のセシウムが風雨を通じて住居地や農耕地に移動し、汚染された動植物が加工・流通される危険もある。実際、福島の杉材は地域で依然として流通していて、最近東京五輪の建築材料として出荷されもした。また、希少疾患の小児甲状腺がんは、事故以前はわずか1~2件だったが、事故後には217件に急増した。しかし、安倍政権は医師たちの調査を妨害し、政府の統制を受ける福島関連各種調査委員会を通じて詭弁を並べ立て、マスコミ報道を統制している。

 経済的負担も天文学的だ。日本経済研究センターは、専門家グループの分析を通じて福島のセシウム汚染土壌を集めた1400万トンの放射性廃棄物は、青森県の六ヶ所村廃棄場搬入費用基準で20兆円の負担が発生すると評価した。また、すでに120万トンに到達し、今後は200万トンに増える福島原子力発電所の汚染水も、トリチウムとストロンチウム除去費用だけで51兆円かかると評価した。住民賠償費(10兆円)まで合わせれば、日本政府の年間予算に匹敵する金額だ。費用を減らそうとする安倍政権は、土壌放射性廃棄物を土木工事に再使用する方針を明らかにし、汚染水は形式的な議論を経て太平洋に放流すると展望されるが、この問題を探査報道する日本のマスコミは見当たらない。

ソク・グァンフン緑色連合専門委員//ハンギョレ新聞社

 結局、2013年の五輪誘致戦で安倍首相が明らかにした「状況は統制されている」という主張の実状は、報道機関と市民社会に対する“口止め”だったわけだ。世界で唯一、福島水産物に関し世界貿易機関(WTO)訴訟と勝利を経験した韓国こそ、東京五輪の放射能問題を世界に知らせる適任者だろう。政府の努力を期待してみる。

ソク・グァンフン緑色連合専門委員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/because/906596.html韓国語原文入力:2019-08-21 19:12
訳J.S

 

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「韓国の大衆が日本社会と日本政府を区別し、『NOジャパン』ではなく『NO安倍』のスローガンを叫ぶことに意味があるように思います。

2019-08-22 | 東アジアの文化と歴史を学ぶ会

光化門の反・安倍集会に行った日本の大学生

「日本の報道と違い驚いた」

8/21(水) 16:06配信

中央日報日本語版

「韓国の大衆が日本社会と日本政府を区別し、『NOジャパン』ではなく『NO安倍』のスローガンを叫ぶことに意味があるように思います。日本が1つの巨大な塊ではなく、多様な集団からなる社会という認識が韓国に生じたことが小さな成果だと思います。両国の関係の変化と成熟の始まりではないかと思います」

20日午前、冠岳(クァナク)区ソウル大学国際大学院の建物に日本の若者20人が訪れた。津田塾大学で国際関係学を専攻し、特に韓半島(朝鮮半島)や東アジア地域に関心を持っている学生達だ。彼らはソウル日本研究所のジュニアフェロープログラムに参加した韓国の大学生10人余りと一緒に韓国の「NO安倍」集会からK-POPが好きな日本の若者の文化などについて話した。

ある日本人学生は「私は日本人だが、むしろ韓国に来てから『オタク文化』についてよく知るようになった」とし「韓国人のオタク文化を通じて日本を見ているという事実が新しい。この文化が韓日関係の新たな可能性になれると思う」と話した。続けて「もちろん日本でもK-POPは良いが韓国は嫌いだと言う人がいるが、韓国文化を通じて韓国全般に対する関心が高まったのは事実だ」と伝えた。

「日本のアニメなど、全体的な日本文化に関心が高い」と明かしたKさん(21、ソウル大学生命科学3年生)は「オタクの間でも不買運動をする人もいるし、しない人もいる。オタクだからといって、このようなことに敏感に反応するわけではない」と説明した。オタクが日本文化により頻繁に接するため不買運動などで受ける影響も大きいという視線に疑問を提起した。

「旭日旗」をめぐる議論についても話を交した。旭日旗は第2次世界大戦の時に日本がアジア各国を侵略しながら前面に掲げた旗で、日本軍国主義と帝国主義を象徴する戦犯旗として知られている。過去に有名芸能人が旭日旗が印刷された服を着て大衆の激しい批判に直面したこともある。ある日本の学生は「韓国が旭日旗を日本の右翼の象徴だと理解することに驚いた。ところが、実際は日本では旭日旗を見て必ずしも戦争を思い出すわけではない。日本はこのようなことに鈍感なようだ。このような面から雰囲気の違いを感じた」と話した。
ソウル大学の学生Cさんは「『Yahoo!JAPAN』に表出する意見が日本全体の意見ではないことが分かった」と話した。


                  写真は、記事とは関係ありません。


今回の踏査の公式日程は19日から始まったが、一部の学生は先週末に先に韓国に来て反日集会などに参加した。彼らは光化門(クァンファムン)で開かれる「NO安倍」集会に参加し、西大門(ソデムン)刑務所、平和の少女像などを見学した。集会及びデモ文化との距離が遠い日本の学生達は、光化門で行われる多くの団体の集会を珍しがった。

Tさん(20)は「韓国人は確かに日本人と日本政府を区別しているようだった」と語った。Tさんは「日本の人という事実が露呈しても反日デモではまったく攻撃的な感じを受けなかった。デモ隊が安倍政府に対する不満と日本人に対する感情を区別していたからだ」と説明した。続けて「少女像の前に行った時に日本人であることを知って、むしろ親切に写真まで撮ってくれる韓国人がいた」とし「日本のメディアが伝える『反日デモ』の雰囲気と違って、むしろ違和感を感じた」と伝えた。

学生を引率した津田塾大学国際関係学科の朴正鎮(パク・ジョンジン)教授は「現在の韓国の状況を見せてあげることも勉強だと思い、特別に韓国踏査を企画した」とし「ここに来た学生は1990年代に韓日交流を始めた頃に生まれたが、そのような意味から日本の以前の世代とは異なる視点を持っている」と紹介した。

彼らは21日に板門店(パンムンジョム)を訪問する。

 
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