拝復、
大橋様
木の葉が色づき始め、マロニエの実がたくさん落ちる頃になりました。
英国のスコットランドの件ですが、ドイツでも新聞市場で、いろいろと話題になっていました。
しかしドイツ人の世論は、こと(第二次大戦)戦勝国にたいしては、いつも遠慮がちです。
他の国々に対しては、鼻高、まるで学校の教師のような論調を述べる国ですが、アメリカ、イギリス、フランスに関しては、矛先が鈍って、余り言いたいことは云
わず、で済ませるようです。
これと、イスラエル、ユダヤに関しては慎重の上にも慎重を期さないと、うっかり”当たり前のこと、歴史上、正しいこと。”でも述べる場がそぐわないと、嘗て
の衆議院議長のように即刻首になりかねません。
今こちらの人の関心は、そういうことで、EU共同体の英国より、第3次世界大戦が勃発しないか、と言う不安により多くいっているようです。
第一次、第二次大戦の時同様、全く些細な事柄が、大戦争になる引き金を引く役割をになるような、世界的経済の不安定と、不平等がバックに大きく膨らんできて
いる気がするからでしょう。
ドイツは、このたびシリアからの難民を受け入れるために制度を変更しましたが、その代わりに、今まで難民受け入れの対象とされていた、ボスニアなどの国の人
々が、”政治的に生命を危険に晒せれている、とは認めない”、となり、今まで、この国で避難民生活をしていた人たちが国に強制送還される、ということです。
アフガニスタンからエジプトまで、政情の不安定な国々が余りにも多く、不安になる人が平和を求めてデモをする気持ちが、良くわかります。
ガダフィ、ムバラック、サダム・フセイン、などの独裁者か、今のカオスかの選択は、蚤か虱かの選択に等しく思えますが、結局はシリアではどうのこうのと贅沢
を言っていられる時ではない、アル・アサットに協力といかないまでも・・・・でしょう。
一方、ISと命を張って戦い、シリアからの避難民を受け入れ、保護している、クルデンへは”武器の調達”をドイツ政府はするということです。NATOの一員
のトルコはシリアにクルデンの自治国を創立することは絶対認めない!といきまくし、なんか、武器輸出国としての、ドイツの本音がチロチロ覗くようです。
ニューヨークやベルリンでは環境保護、地球を維持しようと言うデモがあったそうですが、そんな戦争をやっている間に、どんどん地球の温暖化は進み、どこもか
しこもが海に埋没してしまうかもしれませんね。
イタリアのチロル地方の人は”自分たちはイタリア人ではない!”と言うそうですし、スペインもカタロニアなんかも独立したそうだし、今の制度を廃止して、自
分たちの都合の良いような国づくりをしたそうなところは一杯有りそうですが、英国の今回の騒ぎでかなりな改革案が提供された様で、いかにこれが実現されるか
で新しい方向が出てくるかもしれませんね。
とにかく、今はみんなで力を合わせないと、厳しいことになりかねない気がしますが?
ではまた
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