みどりの一期一会

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速報!図書隠蔽事件で「公開質問状」提出/市民オンブズマン福井

2006-05-17 13:13:05 | 「ジェンダー図書排除」事件
福井県生活学習館での「図書隠蔽事件」の速報です。

5月15日(月)に、
福井県は150冊の本を生活学習館の書架に戻しました。


昨日(5月16日)には、「市民オンブズマン福井」が
生活学習館の定池りゆ子館長あてに公開質問状(5/15付)を提出しました。

以下は、公開質問状の全文です(許可を得て転載)。

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                       2006年5月15日
福井県生活学習館
館長 定池りゆ子様
                       市民オンブズマン福井
                       代表幹事 吉川健司

           福井県生活学習館において書籍が書架から
           撤去されたことに関する公開質問状

 福井県生活学習館にあるジェンダーや性教育関連の書籍約150冊が、書架から撤去されたことに関して、知る権利、行政の情報公開と説明責任の徹底を進める市民オンブズマンとして、本件に関し下記の5項目について、特に館長のお考えを明らかにしていただきたく公開質問をいたします。
 つきましては5月31日(水曜日)必着の郵送にてご回答をお寄せくださいますようお願い致します。

                    記
1.書籍撤去の判断について
 本件の発端は男女共同参画推進員から「男女共同参画の趣旨にそぐわない」「内容が過激」などの指摘があったこととされていますが、福井県男女共同参画推進条例第21条2項によれば「知事は、県が実施する男女共同参画の推進に関する施策または男女共同参画の推進に影響を及ぼすと認められる施策について、県民等から苦情、意見その他の申出があったときは、当該申出に対し適切な処理をするよう努めるものとする」とあります。
1)今回の書籍撤去の実施については、男女参画・県民活動課の指示に拠るものでしょうか。それとも、館長自らの判断に拠るものでしょうか。
2)また、撤去と判断した理由についてもお尋ねします。

2.書籍選定について
1)生活学習館の書架に設置する書籍の選定については、どのような基準と判断に基づいているのでしょうか。
2)なお、今後購入する場合には、館内利用者の要望や意見は尊重されますか。

3.男女共同参画推進員について
男女共同参画推進員は、福井県男女共同参画推進条例17条によると、「県民の協力を得て男女共同参画推進を図るため、男女共同参画推進に係る普及啓発その他の活動を行う」とありますが、今回の指摘について、他の推進員の意見を聞く機会はあったのでしょうか。意見を聞いているのであれば、他の推進員の意見とその対応についてもお尋ねします。

4.書籍を書架に戻す方針について
 5月12日の福井新聞報道に拠ると、館長は撤去した書籍は「すべて元に戻す方針」とコメントしておられますが、指摘された書籍の内容を確認した結果について、いつ、どこで、どのようなかたちで協議検討されたのでしょうか。
 また、長期間にわたり撤去した理由についてもお尋ねします。

5.今後の対応について
 男女共同参画の推進に関することについて、今後も県民等から苦情、意見その他の申出があったときの適切な処理について、どのように努めたら良いとお考えですか。
 なお、今回の処置については、館内利用者をはじめ、県民にその経過を分かりやすく説明するとともに、ことに拠っては謝罪して然るべきだと考えますが、この点についてもお尋ねします。
                       以上 
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つづいて、公開質問状提出に関連しての、
17日付けの福井新聞です。

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ジェンダー関連 元戻し閲覧再開
オンブズ福井は質問状  県生活学習館

 県生活学習館は16日、県民から内容が不適切などどして撤去を求められ、書架から外していたジェンダーや性教育に関する書籍約150冊を1ヶ月半ぶりにすべて元に戻し、閲覧を再開した。書籍の排除は思想や表現の自由を妨げる行為として、敦賀市議が住民監査請求している。同館では「内容に問題がなかったため元に戻した」と話している。
 同館では昨年11月、県男女共同推進委員(正しくは推進員=伊東注)の一人から「ジェンダーフリーの思想が行過ぎている」「男女共同参画の趣旨にそぐわない」などと約150冊の撤去を求められ、3月下旬に書架から外し、貸し出しカウンター近くの事務室に移していた。
 これに対し、敦賀市の今大地晴美市議が今月11日、書籍を元に戻すよう抗議文を県知事あてに送付するとともに、県監査委員に住民監査請求を行った。さらに福井市の市民オンブズマン福井は15日付で、撤去を判断した人物や理由についての公開質問状を同館館長あてに送付した。同館によると、報道に接した県内外の人から抗議や賛成などさまざまな意見が相次いでいるという。
 同館の定池りゆ子館長は「決して撤去したわけではない。行政の立場として蔵書を撤去することはあり得ない。確認作業の途中だった」と説明。「読む人によって本の解釈が異なるのは当たり前。さまざまな意見がある中で認識を深めてもらうことを目的に蔵書を選んでいる.県民の指摘を受け。著しい人権侵害などがないかも含めて再確認していた。いずれも全国で流通している一般的な本で、内容に問題はなかった」と話している。
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(2005年5月17日付福井新聞)

他の新聞にも載っているようですから、
届き次第、続報としてお知らせします。
コメントは記事がそろってから書く予定。

雨がふってなきゃ、これからお百姓仕事。
昨日、初物の春キャベツ(春ひかり7号)と
スナップエンドウがとれました。
  

  

ハクウンボク(白雲木)

そうそう、昨年植えたハクウンボクも咲きました。
エゴノキの仲間で、予想通りのまっしろな花。
  

この木が大きくなったら、すてきだろうな。

ほんのちょっと「お花」に関係ある記事です(笑)
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コメント (3)
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