みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

『「ジェンダー」の危機を超える!徹底討論!バックラッシュ』3/25ジェンダー概念シンポの記録集。

2006-08-16 18:19:50 | ジェンダー/上野千鶴子
まずは
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「ジェンダー概念を話し合うシンポジウム」
の記録集が出来上がりました。


 
「ジェンダー概念を考えるシンポジウム」レポート(3/28)


『「ジェンダー」の危機を超える! 徹底討論!バックラッシュ』
若桑みどり/加藤秀一/皆川満寿美/赤石千衣子・編著
青弓社ライブラリー45/定価:1,600円+税

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【紹介】
バックラッシュに反撃する! 男女平等や性の自己決定を主張し市民権を得ているジェンダーという概念に対して、全国で曲解や歪曲に基づく批判=バックラッシュが巻き起こっている。それらの反動性を徹底的に批判し、ジェンダー概念の深化を探る。

【目次】
刊行にあたって 米田佐代子
はじめに 皆川満寿美/赤石千衣子

序章 「渦中の人」から 上野千鶴子
 1 経過――いくつものアクターが関与して日の目を見た事件
 2 評価――バックラッシュがもたらした逆説的貢献
 3 背景――根が深い反動派の動き
 4 見通し――絶望しているひまなんかない

第1部 「ジェンダー」をめぐるポリティクス
第1章 ジェンダー概念の有効性について 江原由美子
 1 問題の所在と本稿の目的
 2 学問におけるジェンダー概念
 3 ジェンダー研究の展開とジェンダー概念
 4 ジェンダー概念の有効性
 5 「ジェンダー」に対する攻撃をどう考えるか

第2章 「ジェンダー」「ジェンダーフリー」の使い方、使われ方 井上輝子
 1 運動・教育・行政用語としての「ジェンダー」「ジェンダーフリー」の登場
 2 「ジェンダー」「ジェンダーフリー」の用語法
 3 「ジェンダー」「ジェンダーフリー」使用法についてのいくつかの考察

第3章 バックラッシュの流れ――なぜ「ジェンダー」が狙われるのか 若桑みどり
 1 前提――アメリカにおけるバックラッシュ
 2 ジェンダー・バックラッシュの流れ
 3 バッシングの主たる対象
 4 バックラッシュ・キャンペーンの「主体」は誰か
 5 なぜ彼らはジェンダーを攻撃するのか
 6 ジェンダー攻撃の論点批判
 7 まとめ

第4章 「現場」からの声
 1 「ジェンダーフリー」教育の現場から 兵頭貴子
 2 性教育へのバッシング――学校の現場から 高村あい

第5章 言葉を力に――市民と行政と学界のはざまで 丹羽雅代
 1 「セクシュアル・ハラスメント」概念の獲得が女性たちにもたらしたもの
 2 教育現場での性差別を問題にすることの困難
 3 東京女性財団発行物『ジェンダーチェック』への違和感
 4 なぜ多くの女性センターや女性行政担当が『ジェンダーチェック』にとびついたの   か
 5 バックラッシュに抗して

第6章 ことばは生きている、あるいは、よりよき相互理解のために 加藤秀一
 1 ねらい
 2 「ジェンダー」概念について
 3 おまけ――「ジェンダー」「ジェンダーフリー」という言葉の問題
 4 最後に

第2部 「ジェンダー」の何が問題なのか――3・25シンポジウム全体討議

第3部 バックラッシュに抗うまなざし
 1 フェミニストの一部がどうしてジェンダーフリー概念を避けるのか 伊田広行
 2 トランスジェンダーからの攪乱的問いかけ、ジェンダー概念再考 金井淑子
 3 ジェンダーフリー・バッシングと「日本の伝統」 加納実紀代
 4 ジェンダーフリー教育が意図したもの 舘かおる
 5 「国家とジェンダー」を問う 鶴田敦子
 6 学習・思想をめぐる市民と行政 細谷 実

おわりに 若桑みどり
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当日のパネリストだけでなく、上野千鶴子さんや
金井淑子さん、加納実紀代さん、舘かおるさん、鶴田敦子さん
も加わって、読むのが楽しみ。
23日が発売日だそうですが、待ち遠しい思いです。

3月のシンポがもう本になるなんて、
編集にたずさわったみなさま、ほんとにご苦労様。

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PS:
1月になくなった連れ合いの父親の初盆なので、
近しい人から、お供えが届く。
マスクメロンと完熟巨峰をありがたくいただいた。

  

庭には、昨年植えたワレモコウの赤い花が咲き始めた。
花は清楚だけど、株は背丈ほどの高さになり、
地下茎でドンドンふえるという。
植えるところを間違えたみたい。

  

ワレモコウ(バラ科) は、
「吾木香」「割木瓜」「吾亦紅」など、
いろんな漢字が使われる。

「吾も亦(また) 紅(くれない)なりと
ひそやかに」 高浜虚子



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コメント (2)
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