一期一会のクリックを
8/26抗議集会まであと二日というのに、
携帯電話の充電が5分ほどしか持たなくなってきて、
ここ数日、充電器につなぎながら話す「不携帯電話」状態。
26日は福井だし、auショップを見つけて買い換えた。
ポイントがたくさんたまっていたので、
最新型でもより取りみどりだったんだけど、
PCのメールが山ほど届くので携帯メールはやらないし、
写真はデジカメで撮るのでいらないし、
できるだけ軽くてシンプルなのを選んだ。
とはいえ、カメラ付きは標準装備。
これで、残り時間を気にしないで携帯で電話ができる(笑)。
ここ数日、集会へのメッセージが届き始め、
準備の打ち合わせもフル回転でメールが飛び交っている。
今朝の中日新聞の生活欄の「情報ボード」に、
『ジェンダー図書排除の抗議集会』の記事が載った。
26日後1・30~4・30、福井市大手の福井県民会館。
県生活学習館が3月に、ジェンダー(社会・文化的性差)
関連の本150冊を一時撤去。著者や女性団体が、
「福井発・焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)事件と呼んで
強く抗議している。この問題について、上野千鶴子
東大教授や今大地はるみ・福井県敦賀市議、寺町知正・
岐阜県山県市議らが話し合う。参加費無料。
(問)寺町みどりさん=℡0581・22・4989
けっこう目立つ記事だけど、事前申し込みなしの集会は、
参加者の人数が読めないので
臨機応変に対応できるように、と気を使う。
当日資料がめちゃ多くなりそうなので減らすことに。
今大地さんから届いた『女性情報』7月号の記事は、
先にブログにアップすることでOKをもらった。
これなら、参加できない人にも読んでもらえるし、
ということで、紹介します。
「福井発・現代版焚書坑儒=ジェンダーバッシングと闘う」
福井県敦賀市議・今大地はるみ
わたしは現在、敦賀市議2期目。「いつも市民派・ずっと無党派」がキャッチフレーズである。ジェンダーの視点を基本に行動し、政党とは一線を画する無党派・市民派の女性を政策決定の場におくるために、「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク(む・しネット)」で活動を続けている。しかし福井県は、女性県議が未だにゼロ地帯だ。
その福井県で、男女共同参画センターの役割を担う生活学習館から上野千鶴子さんらの著書150冊が排除されたというニュースが飛び込んできた。昨年、男女共同参画推進員の男性が、「過激なジェンダー本のリスト」なるものをつくり、知事に対し、申立書を提出。一度は「情報の提供は必要である」と断ったにもかかわらず、今年3月に書架から150冊の書籍を排除したというのだ。ジェンダーバッシングの嵐が、福井県にまで吹き荒れるとは予想だにしなかったが、ここで抗議し、食い止めなければ全国に蔓延してしまう恐れがある。「む・しネット」の仲間と抗議行動の相談をするとともに、生活学習館に問い合わせの電話を入れた。5月2日、次の日からは連休という直前のことである。
「決して排除したのではない、検討するために移動しただけ」「150冊のリストは出せません」「お答えできません、お教えできません」 電話の向こうから返ってくる言葉は、事なかれ主義と隠蔽体質のオンパレードだ。
その日の午後には、仲間たちと150冊の図書のリストや排除に至った経緯がわかる文書など9項目を情報公開請求し、福井県に対する抗議行動の賛同を呼びかけた。
5月11日、2団体と44人の賛同者による福井県知事宛の抗議文と、150冊の図書の隠蔽に関する住民監査請求を提出、同時に記者会見も実施。わたしたちの抗議行動はマスコミに大きく取り上げられるところとなった。
16日、生活学習館が150冊の図書を元の書架に戻した。 「個人に対する誹謗中傷や他人の人権の侵害等公益を著しく阻害するような内容がないかといった観点から再認識を行った」作業が全て終了したので、戻したというのだ。その行為自体が検閲に当たることすら自覚していない福井県行政の無知には、あいた口がふさがらない。
18日付の知事からの抗議文に対する回答も、事なかれ主義と隠蔽体質を絵に描いたような、思わずツッコミを入れたくなる代物だった。29日には、監査委員から却下の通知、何も監査せず門前払いの通知内容に、監査委員!おまえもか!と、怒りが湧き起こる。納得がいかない旨をしたためた声明文を発表。ここまでの一連の動きは全てマスコミが報道したことで、おおきなうねりを作り出したといえる。
わたしたち無党派・市民派議員は、運動を起こすことや直接民主主義の手法を使うことで、行政や議会において、たった一人でも闘っていけることを学んできた。マスコミもわたしたちにとっては、強い味方だ。今回の抗議行動も、抗議文だけではあれほど大きな記事にはならなかったと思う。やはり監査請求という直接民主主義が功を奏したのではないだろうか。
6月16日、わたしたちが公開請求していた文書の開示が福井県庁の情報公開室で行われた。2時間もかけてすったもんだの挙句、やっと出てきたのは書籍名・著者名・出版社といった項目以外は全て真っ黒の書籍リスト。「上野さんら著者に迷惑がかかるから非公開」なのだそうだ。加えて排除に至る経緯がわかる文書は不存在である。書籍が戻ったから終わったわけではない。まだまだ目が離せない福井県発・現代版焚書坑儒事件、ジェンダーバッシングに対するわたしたちの闘いはこれからが本番だ。
(『女性情報』2006年7月号/パド・ウィメンズ・オフィス発行
がんばれ女性議員!政治を変える女たちに掲載)============================================================
福井県から今日までに届くはずの、「公開質問状の回答」は
けっきょく届かなかった。
と思っていたら、先ほど田島課長から電話で、
「明日、なんとか早い時間にFAXしたい」とのこと。
期待して「お待ちしています。」
福井のオンブズも、21日「公開質問状」を提出したとのこと。
請求者に書籍リストを公開する前に、公表したことの抗議である。
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「県生活学習館の性差書籍撤去:
マスコミ先行公開で、県にオンブズが 質問状/福井」
◇「マスコミ先行公開、請求者の権利軽視」
市民オンブズマン福井(吉川健司代表幹事)は21日、福井県生活学 習館から一時撤去されたジェンダー(性差)関連本のリストが非公開か ら一転公開されたことに対し、公開請求者に先んじてマスコミに公表さ れ、権利が軽視されたとする公開質問状を県に出した。
リストを巡っては、オンブズが、撤去本の著者で社会学者の上野千鶴子さんらのグループとは別に県に情報公開請求し、書籍名や著者名など 全面黒塗りのリストを「一部公開」として受け取っており、先月12日に全面公開を求め、異議を申し立てていた。
オンブズ側は質問状で、▽一転して公開に至った経緯と理由▽マスコミ公表の経緯と判断▽「権利としての情報公開」と「行政の判断による情報公開」の解釈▽県民から図書排除の申し出があった場合の今後--などに説明を求めている。
この日、県男女参画・県民活動課を訪れたオンブズのメンバーは、「公表と公開は違う。どこまで情報公開請求権を理解されているのか」「こんなことでは今後、情報公開請求できない」などと抗議。公開質問状を提出した。【兵頭和行】
(2006.8.22 毎日新聞)
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「情報公開制度自体を愚弄し、情報公開請求権を侵害するものだ」と、
強く抗議したら、記者発表の前に、リストをFAXしてきた。
そういう対応をしてほしい訳じゃないでしょ、
と言っても、話は通じなかったけれど、
オンブズの人たちが、きっちりと対応してくださるようだ。
福井県の情報公開制度の解釈と運用は問題だらけ。
情報公開については、オンブズ のみなさんの活動に期待したい。
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畑には黒皮スイカの2番果が実っています。
7月に収穫して保存していた特大の一番果を切ってみました。
収穫して一月以上も経つのに、包丁を入れたとたんに
さわやかなスイカの香りがたちのぼり、
皮が薄くて、甘くて独特のシャリ感があり、
今年食べたスイカのうちでも、最高級のおいしさ。
暑さで他のスイカは次々に腐っていくなかで、
この保存性の良さが、黒皮スイカの特徴なのだと実感。
来年も、ぜったい作ろう黒皮スイカ!
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