まずは
一期一会のクリックを
今日は朝から、明日の集会の資料作り。
朝日新聞と福井新聞に案内記事が掲載されたらしく、
参加したいとの問い合わせがちらほら。
会場から人があふれるくらいだったらうれしいけど、
入りきれなかったらどうしようという不安もよぎる。
お昼過ぎ、福井県から電話があり、
公開質問状の回答と、30数冊のあらたな排除リストと
図書選定基準をFAXで送ってくださるとのこと。
30数冊のあらたな排除リスト、って何?って思うでしょ。
このリストは、153冊の本が排除されていた4月に、
近藤推進員が、さらに排除せよと、持ち込んだリスト。
排除に味をしめたのでしょうか?
さすが、その手はくわなの焼きハマグリ、
撤去は拒否したそうです。
今回、そのリストについて、福井県に存在を問い合わせたところ、
「たしかに存在することを確認」。
必要なら任意公開(資料提供)しますということなので、
併せてファックスしていただきました。
その回答と追加の排除本リスト(3枚)を紹介します。
回答とリストの印刷用 PDF版
4月に追加の37冊の排除本リスト。
本邦初公開です。
近藤推進員が、排除本として作成した図書リストは190冊。
そのうちの実際に排除されたのは153冊。
これで話のつじつまが合いました。
ごていねいに、その1からその5まで番号がふってあります。
排除されたのは、その1とその2。
今回出てきたのは、その3とその4とその5。
それにしても、ひどい話です。
どうしてこういう人が、いまだに
「男女共同参画」推進員でいられるのでしょう??
一日資料作りでぐったりなので、
ここらで、読売新聞の検証記事と、
朝日新聞を紹介して終わります。
ジェンダー関連図書一時撤去 県お粗末対応、混乱増幅=福井
◆一貫した幅広い視点必要
県生活学習館がフェミニズムやジェンダーフリーに関連する書籍約150冊を一時撤去した問題は、対象となった本の著者の上野千鶴子・東京大教授らが抗議活動を展開するなど波紋を広げている。
フェミニズム論者と、それに対抗するバックラッシュ(揺り戻し)派が各地で対立していることが背景にあり、その後の県の“お粗末”な対応などが混乱を増幅させた形となっている。(井ノ口麻子)
昨年11月、県男女共同参画推進員の男性が、「家族を否定し、過激な性教育を進め、伝統思想を否定する思想は排除すべきだ」として、3冊の本の撤去を求めた。この 際には、県は「男女共同参画に関する様々な考え方に対する情報の提供は必要」として拒否した。
しかし、その後も同推進員が同館に蔵書のフェミニズムやジェンダー関連書籍約150冊についてリストを作成し、再び撤去を要請。今年3月末、このリストに基づいて上野教授の「スカートの下の劇場」、福島瑞穂・社民党主の「結婚はバクチである」などが書架から外された。
リストを作成した男女共同参画推進員は「私が排除を依頼した書籍には結婚や家族を否定するものがあり、国や県が進める男女共同参画とは相容れないはず」と言う。
当時の担当者は「昨年末に内閣府が示した男女共同参画基本計画に合わないとの指摘内容だったため、検討するべきだと考えた」と釈明。同館は5月、「個人のひぼう中傷などの内容ではなかった」として、すべての本を書架に戻したが、市民団体などからの相次いだ抗議が影響しているとみられる。
その後も、女性団体などから撤去本リストの情報公開請求が相次ぎ、県は当初、リストの資料の大半を黒く塗りつぶして開示した。これを受け、請求者らは異議申し立てや行政訴訟を準備。ところが、県は今月11日、「リスト作成者や著者の一部が公開を望んでいることが確認でき、県民の関心も高い」として突然、一転して全面開示した。
この問題に対し「いったん購入した書籍の内容をチェックして『撤去』するのは表現の自由や知る権利を阻むのではないか」との指摘や、情報公開のあり方を問う議論が行われてきた。
全国でも、こうした攻防は目立つ。2004年に大阪府豊中市が、女性問題研究家で旧武生市男女共同参画センター館長も務めた三井マリ子さんを豊中市男女参画センターの館長職の契約更新を取り消し、三井さんが不当として豊中市を相手取り、慰謝料を請求する訴訟が大阪地裁で係争中。千葉県では女性センターを拡充する条例案が否決され閉鎖となった。
このほかにも、多くの地方自治体で両派のせめぎ合いが起きている。
26日に福井市で抗議集会を開く上野教授は「経済的な低迷や社会不安のなかで社会が右傾化しているが、『国家と家族の秩序を壊し、危機を招いた自分勝手な女たち』をやり玉にあげるのは見当違い。どのような家族が、守るに値するかは議論すべきで、排除は姑息(こそく)な手段」と批判する。
県生活学習館では、蔵書の収集方針について、詳細な選定基準を設けていなかった。「これまでの対応は間違っていない」としながらも、今後、選定委員会をつくるとしており、不備を認めたといえる。
県は対面をとりつくろうことに固執せず、特定の意見に振り回されないよう、女性の抱える幅広い問題について資料を集め、県民の学習意欲に応えてもらいたい。
◆「全面開示根拠を」オンブズが質問状
撤去リストの情報公開を請求した市民オンブズマン福井(吉川健司代表幹事)は21日、開示された資料のうち、黒塗りされたリストが全面開示となった経緯や根拠、請求者への開示前に報道発表した理由などをただす西川知事あての公開質問状を提出した。
メンバー5人が県男女参画・県民活動課を訪れ、応対した田島和子課長と定池りゆ子・同館長に渡した。メンバーは「撤去を要請したリスト作成者に意見を聞いて公文書を公開するのはおかしい」「なぜ開示より先に報道発表したのか説明してほしい」などと話し、30日までに文書による回答を求めた。
(読売新聞社 2006.08.22)
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「ジェンダー本撤去問題 上野さんら抗議集会」
県生活学習館(福井市)でジェンダーや性教育に関する本約150冊が一時撤去された問題で、撤去された本の著者上野千鶴子さんらでつくる「ジェンダー図書排除」究明原告団は、26日午後1時半から、福井市大手3丁目の県民会館で抗議集会を開く。
集会では、同原告団事務局がこれまでの経過を説明。「ジェンダー図書排除事件を問う~福井でいまなにが起きているのか」をテーマに、敦賀市議の今大地晴美さんらが講演する。上野さんと臨床心理士の信田さよ子さんの対談なども企画している。
原告団は6月に、撤去された書籍約150冊のリストの公開を求めて県に情報公開請求した。これに対し県は7月に書名や著者名などを塗りつぶしたリストを公開。しかし、今月11日に一転して、「リストの作成者の了承が得られた」などとして、リストを全面公開している。
集会は参加無料。問い合わせは同原告団事務局の寺町さん(0581・22・4989)。
(朝日新聞福井版 2006年08月25日)
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