2002年にペルーで発見されて、国内で初めて開花したという
フラグミペディウム属「コバチー」を一目見たいと会場のおくにすすむと、
お目当ての「コバチー」の前に長い行列ができていました。
列に並ぶと「コバチー」の花が間近で写せる、ということなので、
10分待ちの行列に並びました。
「見るだけ」の人が多かったので、5分くらいで「コバチー」に対面。
花の上が少ししぼんでいるということでしたが、ため息が出るくらいきれい。
じっくり見ていたかったのですが、前にすすんでくださいの声で、
あわてて数枚の写真を撮り、列を抜けました。
いちばんきれいに撮れた一枚です。
あなたの知らない蘭との出会い フラグミペディウム属コバチー特別展示 フラグミペディウム属コバチーは、過去100年で最も素晴らしい蘭の発見とされています。発見後、ペルー政府によって厳しい輸出禁止措置がとられ、人工的に繁殖され許可された株のみが輸出の対象となっています。開花可能な株は大変数が少なく希少で、もちろん国内における開花例はありません。今回現地の協力を得て、初の開花株公開展示となります。 コバチーは、2002年にペルー共和国北部サンマルティン州の標高約1,600mの山岳地帯にある、川沿いの険しい崖の斜面で、米国人のマイケル・コーバック氏によって発見されました。氏の名前に因んで「コバチー」と名付けられました。寒暖の差が大きく、高温多湿の1日で四季があるような環境に自生しています。 コバチーの花弁の大きさは手のひらほどにもなり色も鮮やかで濃く、中央下部にある袋状のリップ(唇弁)もボリュームがあり、今後の品種改良において計り知れない可能性を秘めています。 ペルー政府公認の現地農園の協力を得て、昨年11月末に幾つかの開花可能な株を緊急輸入し、全国4か所の蘭専門農園に現在栽培委託中です。国内での栽培データがない状況での手探りの開花調整を行っていますが、困難を極めるなか懸命の展示準備を行い、本邦初の開花株公開展示を目指しています。 また、「フラグミペディウム属」は、「パフィオペディラム属」や日本でもお馴染みの「アツモリソウ」と近縁の関係にあります。 |
「世界らん展」は、読売新聞社やNHKなどが主催しているので、
先日、NHKの衛星放送でも紹介していましたし新聞記事にもなっています。
17日付けの読売新聞に見開きの大きな記事が出ていたのですが、
「読売ジャイアンツ」の本拠地東京ドームだから、読売新聞か、
と、やっと気がつきました。
世紀の発見「コバチー」国内初開花…世界らん展で披露 2009年2月6日 読売新聞 歳時記にっぽん ランの品種では世紀の発見とされるペルー原産の「コバチー」が、神奈川県伊勢原市の「国際園芸」(合田一之社長)で、日本国内で初めて開花した。世界らん展(今月14~22日、東京ドーム)で披露される予定。 コバチーは2002年、ペルー北部の山のがけ地で発見された。同展の実行委員が輸入した20株を、日本国内4か所のラン園が分散栽培していた。 花弁は濃い赤紫色で、大きさは約14センチ。合田社長(50)は「美しさは想像以上。一日でも長く咲かせたい」と話している。 (2009年2月6日 読売新聞) |
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「コバチー」の前には、珍しいらんが展示してありましたが、
こちらには目もくれない人ばかり(笑)。
「ベリーズの国花」というエンシクリアコクレアタ(ブラックオーキッド)です。
黒い帽子をかぶった人のようなユニークな花。
わたしが撮ってたら、こちらにも人が集まってきたのですばやく退散。
終了時間も近くなったころ、会場も空いてきたので、
個別部門の受賞作を写すことにしました。
「わあー、きれい !」
らんにこんなにたくさんの種類があったなんて!
どの花も初めて見るうつくしさです。
続きは、またあしたね。
つ ・ づ ・ く ・ ・ ・
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