みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

"おひとりさま"の人間関係メンテナンス術/上野千鶴子さん×深澤真紀さん(第2回)(第3回)

2009-06-05 08:31:40 | ジェンダー/上野千鶴子
京都に行ったり、病院の検査があったりで、あわただしく始まった6月。

1年ぶりの内視鏡と腹部エコーの検査の結果もまあまあだったこともあり、
「議員の市民の勉強会」のうち合わせを兼ねて、
昨日の昼過ぎに思い立って、長島温泉にやってきた。

家を出てから、肝心の勉強会の資料を忘れたことに気づいて戻ったこともあり、
到着したのは夕方。
露天風呂が心地よい「ゆあみの島」の温泉につかってから、勉強会のうち合わせ。
場所を変えると話に集中できて、サクサクとはかどるので、毎回外ですることにしている。

おおむね、当日の内容の分担と提出してもらう課題を詰めて、
つづきは、ディナーブッフェを食べながら。
   
なんと、ノンアルコールですぞ(笑)。

刻々と暮れてゆく西の空。

「横浜のベイブリッジみたいでしょ」とレストランの男性。

  
夕ごはん後の昨夜の7時57分。 朝ごはん後のけさの7時57分。
  
お部屋は、携帯(web)の電波がよく届く遊園地側の7階です。

ここからは、おススめの特別対談
「上野千鶴子×深澤真紀 “おひとりさま”の人生メンテナンス術」。
先月の日経ビジネスオンラインの「女性によく読まれている記事」のトップです。

特別対談 上野千鶴子×深澤真紀 “おひとりさま”の人生メンテナンス術
日経ビジネスオンライン

社会学者の上野千鶴子・東京大学大学院教授とコラムニスト深澤真紀氏は、実は20年来の「師弟関係」にあったという。上野氏が2007年に上梓した『おひとりさまの老後』がベストセラーになり、「ひとりで生きていくこと」というテーマが世間でも注目を浴びるようになった。一方、深澤氏が日経ビジネスオンラインで連載し、このたび書籍となった『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』は、『おひとりさまの老後』に多大な影響を受けているという。この特別対談では、「ひとりで生きること」と「人間関係をメンテナンスすること」について、お2人にお話しいただく。



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昨日、連載の3回目がアップされたので、
1回目と2回目もいっしょに紹介します。

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“おひとりさま”も、完全に1人では生きられない 
上野千鶴子さん×深澤真紀さん(第3回)


──深澤真紀さんの連載「自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術」から生まれた同名の単行本は、深澤さんがメンターと仰ぐ、東京大学大学院教授の上野千鶴子さんのベストセラー、『おひとりさまの老後』に多大な影響を受けているとのこと。
 前回に引き続き上野さんと、恋愛の仕方、メンター探しなどについて、ご対談いただきます。
上野千鶴子さんの著書、『おひとりさまの老後』(法研)。誰もがひとりになる老後のために、ひとり暮らしを楽しむノウハウを教えてくれる。2007年7月発行
深澤真紀さんの最新刊、『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』(光文社)。日経ビジネスオンラインでの同名連載に加筆したもの。2009年4月発行

深澤 上野さんは『おひとりさまの老後』(以下『おひとりさま』)で、「友人」の大切さを唱えながら、「友人をつくるには努力も要るし、メンテナンスも要る」と書かれています。
 一方で「友人さえいれば幸せになれる」「友人にはメンテナンスは要らない」という「友人教」が、私たちの世代から若い世代まで広まっていますが、それは幻想だと思うんです。
 そこで私が友人について、勝手にアンサーソングを書いたのが『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』(以下『メンテナンス術』)の友人編だったわけです。

上野 『メンテナンス術』の一節に、「ひとりで生きている人間が、ひとりで生きている人間と関わって生きていくことが人間関係です」とある。「おひとりさま」だって、完全に「おひとりさま」じゃ生きられませんということね。どこかの箴言集に1行載せてもいいぐらいですよ、これ。

「恋愛教」と「恋愛はしなくてもいい、という考え方」
深澤 友人教も広まっていますが、一方で女性たちにはまだ「恋愛至上主義」である「恋愛教」も根強く残っています。
 例えば「別に結婚もしなくていい、子供を産まなくていい、でもどんな時でも恋愛をしておく方がいい」とさえ言われます。

上野 恋愛教は、だいぶ冷めてきたんじゃない?

深澤 女性はまだ、恋愛教を追いかけてると思います。だから、「婚活」や「草食男子」というキーワードが話題にもなりますし。

上野 婚活は恋愛教とは別だと思うけれど。

深澤 婚活には、ロマンチックラブイデオロギー(編注:運命的な男女間の1対1の恋愛を理想とし、その相手と結婚していくという考え方)がまだ残っていると思います。

上野 あれはせいぜいアラフォーまででしょう。

深澤 婚活は「アラフォーの春闘」かもしれません。

上野 なるほど(笑)。春でも晩春。最後の春ね。でもアラフォーから下の世代には、あまり恋愛教はいないような気がします。

深澤 ただ、恋愛教に振り回される女性は、世代を問わずにいます。ですから、『メンテナンス術』の恋愛編では、「恋愛はしなくてもよい」ということをまず書きました。
(以下略)


2009年5月21日(木)
上野千鶴子も深澤真紀もおやじである(第1回)



オトナの友人は、誰にでもできるものじゃないのよ
上野千鶴子さん×深澤真紀さん(第2回)


深澤真紀さんの連載「自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術」が同名の単行本になりました。この書籍は、以前からメンターと仰ぐ、東京大学大学院教授の上野千鶴子さんのベストセラー、『おひとりさまの老後』に多大な影響を受けているとのこと。そこで、前回に続き、ゲストの上野さんと「ひとりで生きていくこと」「人間関係をメンテナンスしていくこと」についてお話しいただきます。

――前回のお話で、お2人の20年来のつかず離れずの師弟関係がよく分かりました。深澤さんが書かれた「そこそこほどほどに機嫌よく」というキーワードは、上野さんも「素晴らしい」と高評価でした。

機嫌よく生きるには、逃げ方も大事
上野 他にも「自分探しをしない」という考え方もいいですね。自分というのは他人との関係の中にしかないのだから、探しても見つからないのは当たり前です。
 フカサワも苦労したんだなと思うのは、「他人とどう関わっていくかを考えろ」と書いたすぐ後に、「あるいは、関わらないようにすることを考える」と書いていること。「逃げ方」についても触れているところがうまいですね。
 逃げるのはひきょうでも何でもなくて、自分が機嫌よく生きるためには、何を避けるか、何から降りるか、何から逃げるかがすごく大事。なのに、「逃げるのか、ひきょう者!」という脅しにみんなが乗せられています。
 私は女に対しては「逃げなさい」と書きますけれど、男にはあまり言いません。だから、あなたが日経ビジネスオンラインの男性読者に向けて「逃げていいんだよ」と書いたのは立派だと思う。優しいよね。
(以下略)


上野さんと深澤さんの対談は、まだまだ続きます。

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