みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

参院選挙制度 自民の横暴、極まれり/「合区救済」法案が成立へ 参院は主権者を遠ざけた/民主主義の土台壊すな

2018-07-13 20:26:09 | ほん/新聞/ニュース
でかけていて夕方帰ったので、
冷蔵庫にあるもので簡単夕ご飯を作りましょう。

まずは、鶏むね肉を磁性鍋に入れて5分。
キュウリの千切りに乗せてゴマダレをかけてバンバンジー。

ローストビーフもキュウリの上に盛り付け。

長ナス2個は千切りにして、磁性鍋の鶏むね肉エキスに混ぜて入れて5分

薬味のみょうがとシソを切って、
デザートのブドウを添えれば、15分ほどで夕ご飯ができあがり。

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参院の議員定数を6増やす自民党提案の公職選挙法改正案が
きのう、参議院を通ってしまいました。
まさに、世論に逆行する、
自民党の数の力の横暴です。

 社説:参院選挙制度 自民の横暴、極まれり 
2018年7月12日 朝日新聞

 自民党の「数の力」による横暴が極まった。
 参院の議員定数を6増やす自民党提案の公職選挙法改正案がきのう、参院の委員会と本会議で可決された。すべての野党の反対を押し切ってのことだ。
 衆院での審議が残るとはいえ、成立は確実な情勢だ。
 選挙制度は民主主義の根幹にかかわる。それを委員会での審議わずか6時間ほどで、政権党が独断で変えてしまう。
 まごうことなき暴挙であり、民主主義の破壊である。
 しかも、自民案は党利党略そのものだ。
 比例区に、政党が優先的に当選させられる特定枠を設けた上で、定数を4増やす。合区した「島根・鳥取」「徳島・高知」の選挙区に擁立できない現職議員の救済策にほかならない。
 政党が決めていた当選順を、2000年に現行の個人名得票の多い順に強引に変えたのは自民党だ。それを今回、部分的に元に戻す。あまりのご都合主義に、あぜんとする。
 特定枠の数は「一部」とあるだけで、各党が自由に決められる。政党ごとに違っていいし、「全部」でさえなければ、候補者の大半を充てることもできる。党名でも候補者名でも投票できる比例区に特定枠が加わることで、有権者には一段とわかりにくい制度になる。
 各党は、合区を導入した前回15年の改正法の一部である付則に「制度の抜本的な見直し」を19年の参院選までに検討し、「必ず結論を得る」と書いた。
 だから、選挙区の「一票の格差」の是正にとどまらず、衆院との役割分担を踏まえた制度改革が期待された。
 だが、自民案は、選挙区と比例区の二本立てという現行制度の基本はそのまま。埼玉選挙区の2増で、一票の格差が3倍をわずかに下回るようにしただけに過ぎない。
 安倍首相も6月の党首討論で「臨時的措置」と認めた。抜本的な見直しは影も形もない。これほど法律を軽んじる姿勢が、許されていいわけがない。
 参院の定数が増えるのは、沖縄の本土復帰に伴う2増以外、例がない。それほどの方針転換なのに、納得のいく定数増の説明は何もない。
 今回は公明党と日本維新の会が、全国11ブロックの大選挙区制を提案するなど、抜本改革の芽はあった。国民民主党と立憲民主・希望の党も案を出した。
 それらを自民党が一蹴し、公明党も最後は従った。
 民主主義の危機を強く印象づける与党の暴走である。 


 社説:「合区救済」法案が成立へ 参院は主権者を遠ざけた
毎日新聞2018年7月12日

 来年夏の参院選は選挙区と2種類の比例代表で当選者が決まる複雑な制度になることが事実上確定した。

 「合区」で立候補できなくなる現職議員の救済を目的とした公職選挙法改正案がきのうの参院本会議で可決されたためだ。参院の選挙制度を衆院で修正することは考えにくく、今国会で成立する見通しとなった。
 投票価値の平等を目指す抜本改革にはほど遠く、自民党の身勝手な都合で参院を私物化するのに等しいと私たちは反対してきたが、与党が数の力で押し切った。
 そもそも都道府県単位を基本とする参院選挙区の一部に合区を導入したのは、あくまで「1票の格差」を是正する暫定措置だったはずだ。
 来夏の参院選までに抜本的な見直しへ向け「必ず結論を得る」と公選法の付則に定めておきながら、立法府自らそれを破って平気なのか。
 今後も「鳥取・島根」「徳島・高知」の合区が維持される一方、1票の格差とは全く関係のない比例代表の定数が「4増」となり、政党の比例名簿に「特定枠」が設けられる。
 合区であぶれる候補者を特定枠で救済するのが自民党の狙いだ。合区制度の本来の目的を否定する「裏口入学」にほかならない。
 改正案に特定枠の使い方が定められているわけではないから、合区に現職のいない他党は女性候補を名簿上位に並べるなど自由に活用すればよいと自民党は主張する。
 政党側はそれでよくても、複雑怪奇な選挙制度を押しつけられる有権者はたまったものではない。
 特定枠は政党があらかじめ名簿順位をつける「拘束名簿式」となる。個人名の得票順に当選者が決まる「非拘束名簿式」と混在させる理屈が立たない。同じ比例選出議員の間に特定枠の当選者とそれ以外という新たな「格差」も生じる。
 改正案には埼玉選挙区の定数「2増」によって1票の格差を抑える最小限の措置も盛り込まれている。
 これを受け入れる一方で全体の定数は増やさない「2増2減」案を野党は提出していた。制度をゆがめる特定枠をやめ、野党の主張に耳を傾ける選択肢もあったのではないか。
 国民と国会をつなぐのが選挙制度だ。それを党利党略でもてあそび、主権者を遠ざけた参院の罪は重い。  



 社説:参院選挙の改変 民主主義の土台壊すな
2018年7月11日 中日新聞

 政権与党の傲慢(ごうまん)さが極まったのではないか。自民党が今国会成立を目指す参院選挙制度改革案。民主主義の土台である選挙制度を、自党の都合を優先して強引に変えることが許されてはならない。
 これほど露骨な選挙制度の改変が、かつてあっただろうか。自民党が提出し、参院政治倫理・選挙制度特別委員会で審議されている公職選挙法改正案である。
 参院議員定数を埼玉県選挙区で二(三年ごとの改選数では一)、比例代表で四(同二)増やし、比例代表の一部に、各党が定めた順位に従って当選者を決める「特定枠」を導入する内容だ。
 「一票の格差」是正のための定数増を一概には否定しないが、依然、三倍近い格差が残る。
 特定枠は提案した自民党の動機がそもそも不純だ。二〇一六年の前回参院選から「合区」が導入された「鳥取・島根」と「徳島・高知」両選挙区で公認に漏れた現職議員を比例で救済する狙いだからだ。自党の議席維持を優先する党利党略と批判されて当然である。
 国会は三年前の前回改正で、一九年の参院選に向けて「選挙制度の抜本的な見直しについて引き続き検討を行い、必ず結論を得るものとする」と改正法の付則に明記し、抜本改革を約束していた。
 最高裁が前回一六年参院選での格差三・〇八倍を「合憲」と判断したのも、抜本改革という国会の意思を評価したためだろう。
 国会は、国民との約束である抜本改革を怠ったばかりか、司法判断をも顧みない高慢さである。
 伊達忠一参院議長も役割を果たしたとは言えない。野党側が求めていたあっせん案の取りまとめを拒み、各党に法案提出を促し、審議するよう求めただけだからだ。
 確かに、選挙制度をめぐる各党間の隔たりは大きく、意見を集約し、各党が受け入れ可能な案を提示するのは容易ではない。
 しかし、困難な仕事に取り組んでこその議長ではないか。数に勝る自民党案の成立を容認するだけでは、三権の長としての責任の放棄にほかならない。
 自民党はきょうにも参院特別委で可決し、二十二日までの会期内成立を図る構えだが、民意を正しく測るための選挙制度を幅広い合意もなく、拙速に決めてはならない。
 審議を通じて各党案も明らかになった。自民党案の今国会成立は見送り、秋の臨時国会で仕切り直しすべきだ。周知期間は短くなっても、真剣な議論の末での結論なら、有権者の理解も得られる。 


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