みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

10時~NHKスペシャル:女7人おひとりさま みんなで一緒に暮らしたら/<縁のカタチ> 「墓友」になる(上)(下)/方領大根の料理いろいろ

2018-12-28 20:47:25 | ほん/新聞/ニュース
方領大根を収穫しました。
少し曲がった「方領大根」は愛知県の特産。

根曲がりで見た目は悪く、葉も横に広がるので、
今では作る人が少ないそうです。
  
ところが、きめが細かくて味は絶品。

特にふろふき大根がおいしいので、
さっそくつくりました。
  
お出しも美味しいので、結び昆布も。



新しい大根おろし器を買ってきたので、
根のしたのほうはおろしにしましょう。
  
ふわふわのおろしができました。

方領大根の葉っぱは、一度食べたら忘れられないほどの美味しさ。
で、大根葉と竹輪のいため煮にしました。
  


収穫してきたブロッコリーはシンプルに茹でで
温野菜サラダにしましょう。

野菜たっぷりの夕ご飯。


こんや10時からのNHKスペシャルは、
「女7人おひとりさま みんなで一緒に暮らしたら」を放映。
予告を見たら、知ってる人が出演されるようです。

NHKスペシャル
女7人おひとりさま
みんなで一緒に暮らしたら

2018年12月28日(金)
午後10時00分~10時45分

阪神間のとある住宅街に建つ小さなマンション。ここで、高齢の女性たちによる、自分たち、そしてひいては後に続くかもしれない、すべての女性たちのための“実験”が始まっている。“おひとりさま”である7人の女性たちがマンションの部屋を別個に購入。それぞれの部屋を行き来し見守りあう“ともだち近居”という住まい方を選んだのだ。7人は、71歳から83歳まで、コピーライターやカウンセラー、民間企業の広報室長など“働く女性”として人生を歩み、“老い”や“ひとり”への不安や寂寥感を抱きながら、「でも、へこたれないわ」と背筋を伸ばしながら、人生を生きてきた。
いま、7人は様々な課題に直面している。病気で入院したり、認知症になったらどうするか?介護や延命治療は?お墓はどうするか?・・・誰もが“老いて生きる”上で避けて通れない試練の数々を7人はどう悩み、どう乗り越えようとするのか?励まし合い、叱り合い、笑い合い、涙し合う“ホンネ”のやりとりを軸に、超高齢・超単身社会の幸福のあり方を見つめ、問いかけるドキュメンタリー。


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  <縁のカタチ> 「墓友」になる(上) 
2018年12月26日 中日新聞
 
 「秋の夕日に 照る山紅葉-」。木の葉が風に揺れ、鳥がさえずる中、高齢の男女二十人の歌声が響く。歌っているのは、神戸市西区のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「ゆいま~る伊川谷」の入居者たちだ。毎年十一月一日に住宅からほど近い霊園にあるお墓で開かれる合同供養祭。参列した大林孝さん(82)は、心の中で「いずれ私もここに入りますから、お世話になります」と、“先輩たち”に語り掛ける。
 墓は、一般社団法人「コミュニティネットワーク協会」(東京)が、希望する入居者や会員らが死後に入れるようにと、二〇一二年に建立した合葬墓(共同墓)。現在、八柱が眠っており、三十四人が亡くなったら入ることにしている。大林さんもその一人だ。
 大林さんは、兵庫県北部の山あいの集落で長男として育った。死んだら家の墓に入るものと思ってきたが、定年退職後、京都市の社宅を引き払い、妻(78)とともに神戸市北区の自宅に戻ってから考えは変わった。
 自治会活動を始めて感じたのは、独居や夫婦二人の高齢者世帯が多いのに、隣近所のつながりが薄いこと。夜中に電気が付いている家を見つけ、人が倒れているのではと心配して声を掛けたが、迷惑そうに「こんな時間に」と怒られた。「隣家の木から落ち葉が大量に降ってくる」など、隣同士で話せば解決しそうなことでも、自治会に苦情が寄せられた。
 「向こう三軒両隣という世の中ではない。自分たちも要介護になったり、夫婦の片方が亡くなったりしても、ご近所の助け合いを期待しない生き方をしなくてはと思った」。四十代の娘もいるが、遠方で働いている。自力では生活がままならなくなったとき、一体だれを頼っていいのか。
 元気なうちに入居できる高齢者住宅を探し、三年前に入居した。実家の墓も五十代のころ、出身の集落にある共同墓地から、神戸市の寺に移していた。「でも、その墓もいずれは無縁墓になる。自分たちが死んで娘が一人になった時を考えた」と、合葬墓に移すことにした。同協会の理事で、大阪を拠点に高齢者住宅に関する相談を受けている米沢なな子さん(65)は「『おひとりさま』という言葉が出てきた二十年ほど前から、墓に関する要望はあった。ついのすみかを決めると、墓も気になるようだ。迷っている間に認知症になった人もいる。元気なうちに決めることが大事」と話す。
 娘の分も墓を契約した大林さんは「入居者以外でも入れるところもいい。早く知っていれば苦労しなかったのに」とほほ笑む。頭に浮かぶのは、かつて実家の墓があった共同墓地。昔は盆や正月に車で二時間かけて帰省し、お参りに行くと、親戚や近所の人との交流があった。
 そんな場所に草が生い茂り、荒れていることに気付いたのは四十代のころ。「掃除しないと目立つ」という親戚からの連絡も途絶え、周囲の墓も皆、同じようになった。「誰も会いに来ない墓は味気ない。合葬墓は自分たちが亡くなっても、誰かが参ってくれるので無残な状態にはならない」
 合同供養祭には毎年参加している。「向こうで仲間外れにされそうだから」と笑うが、仲間とのゆるやかなつながりが心地いい。「自分たちが亡くなっても、誰かが線香の一つでも上げてくれたら」
      ◇
 さまざまな人たちの遺骨が埋葬される「合葬墓」。老人ホームなどが、入居者向けに運営する例も出てきた。血縁を超えて、同じ墓で眠る“墓友”を自分で選んだ人たちの思いを聞いた。
 (出口有紀)


 <縁のカタチ> 「墓友」になる(下) 
2018年12月27日 中日新聞 

 「ここで暮らし、亡くなってからも、向こうでずっと一緒よね」。神戸市西区のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「ゆいま~る伊川谷」に住む松村弘子さん(83)が、同じサ高住に住む友人の佐藤文子さん(89)に話しかける。すると佐藤さんは「ご主人のとこ、行かないの?」と、いたずらっぽく笑う。このサ高住には、入居者ら向けの合葬墓(共同墓)もあり、二人ともゆくゆくはその墓に入るよう申し込んでいる。
 松村さんは三年ほど前、亡くなった夫や義理の父母らが眠る家の墓をしまい、遺骨を大阪市内の寺で永代供養してもらった。夫と同じ墓に入らないことを責められることもあったが「夫は千の風になった。夫を思うと、すぐそばにいる感覚。同じ墓に入らなくても大丈夫」。
 このサ高住が開所した二〇〇九年に松村さんは入居。一緒に入居した中には、夫と死別した人や独身の人もいた。「亡くなった後が不安」という声もあり、入居者たちからの発案で、合葬墓の建設が検討され始めた。葬祭業者を交えて運営方法などを話し合い、近くにある霊園に合葬墓を建てた。
 松村さんは当初、夫と同じ墓に入るつもりだった。専業主婦として暮らし、女性の生き方を考える市民運動にも関わってきた。「私たちより上の世代は墓も、高齢者施設も『入れられる』という感覚。墓じまいや合葬墓は考えられなかったと思う。この十年ほどで社会の認識も変わり、こういうことを理解する人が多くなった」と感じる。
 合葬墓の話し合いに参加した松村さんは、自分の最期をどうするかということを話し合ううちに、仲間たちと意気投合。「私は地縁や血縁よりも、仲間との縁を大事にしたい。このメンバーだったら、同じお墓に入りたい」と思うようになった。その一方で、夫と一緒の墓に入らないことへの罪悪感もあった。
 しかし、墓じまいをせずに松村さんも家の墓に入ったら、墓は残り、東京や京都で暮らす三人の子どもたちの負担になりかねない。夫が元気なころは、二人で彼岸や盆にお参りに行くのを大変だと感じたことはなかったが、一人になって、年齢を重ねると「遠方にいる子どもたちには頼れない」との思いが強くなった。「お参りや掃除だけでなく、墓の管理費や寺への寄付も必要になる。子どもたちは気が楽になったのでは」と笑う。
 合葬墓には、入居者のほか、墓を管理する一般社団法人コミュニティネットワーク協会(東京)の会員や別々に暮らす入居者の家族、先祖らの遺骨も納められる。永代供養付きで、費用は一人当たり三十万~六十万円ほど。
 佐藤さんは以前から自分の墓が気がかりで、サ高住に入居する前には京都市にある独身女性向けの共同墓地に入る契約をしていた。しかし「だれかが京都までお骨を持って行くのも大変」と、その契約を解約して、合葬墓を選んだ。松村さんらと親しくなれたことも大きかった。「感じがいい人たちばかりでよかった」と話す。
 時々、松村さんは佐藤さんら入居者と、先に逝った仲間の思い出話もする。仲間たちは、合葬墓で眠っている。「あの人も、この人も同じ墓に入っていると思うと、親しみが湧く。一緒に入る人は墓友。向こうにいっても友だちという感覚ね」。自分で選んだ墓を仲立ちに、新たな縁を育んでいる。
 (出口有紀)


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12月27日(木)のつぶやき

2018-12-28 02:00:54 | 花/美しいもの
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