みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

顔へのフィットで効果左右 マスク着用、正しく/現金10万円給付 マイナンバーは余計だ/丸い大きなビバーナムの白花

2020-05-15 22:19:43 | ほん/新聞/ニュース
家の入り口の右には大きなオオデマリ(ビバーナム)の木があり、
毎年、真っ白なボール状の花を無数に咲かせます。

数年前に植えた超特大ビバーナム・ステリーレの花も左側に咲いています。

ビバーナムの花の仲間は、咲き始めは薄いグリーン、

咲きすすむにつれて白くなっていきます。



オオデマリは、庭の西のほうにも一本植えました。

オオデマリより一回り花が大きい超特大ビバーナム・ステリーレ。

アジサイのアナベルくらいの大きさで、ひときわ目立ちます。

やはり、グリーンから白に色が抜けていき、

最後は、真っ白な特大ボールになりました。

ビバーナム・ステリーレは、冬にも小さな白い花を咲かせました。




応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

後半は、マスクの話題。
中日新聞の生活面と社説です。

  顔へのフィットで効果左右 マスク着用、正しく 
2020年5月15日 中日新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府が示した新しい生活様式に、症状がなくてもマスクを着用することが含まれた。だが、マスクは着ければよいというわけではなく、顔にしっかりとフィットできるかどうかで、効果に大きな差が出る。公衆衛生学の専門家で、「マスクの品格」の著書がある聖路加国際大大学院准教授の大西一成さん(41)=写真=に、基本的な知識と正しい着用方法を聞いた。
 家庭用マスクには不織布製と布製があり、ドラッグストアなどで市販されている。大西さんによると、マスクの目的はウイルスなどの粒子を取り込まないことと会話やせきなどによる飛沫(ひまつ)の飛散を防ぐこと、鼻とのどの保湿、保温という。
 不織布は繊維を編まずに熱などで変形させ布にしたもので、内部に粒子の侵入を防ぐフィルターがある。使い捨てで、広く普及する。
 フィルター性能の改良が進み、新型コロナウイルス程度の大きさの粒子ならほぼ通さないものが増えている。自分の飛沫が周囲に飛ぶのを抑えるには有効だ。
 だが、着用した際に隙間ができるため、ウイルスの侵入を防ぐ効果は十分ではない。大西さんは二〇一四~一九年度にかけ、十分なフィルター機能のある市販の不織布マスクでどれほど粒子の侵入を防げるのか、子どもから高齢者まで約千人に実験。自由に着けてもらったところ、粒子がマスク内に入る「漏れ率」は八割以上が100%で、侵入を全く防げていなかった。
 一方、大西さんが着用方法を指導し、顔に合ったマスクに替えるなどすると、多くの人の漏れ率が10~40%ほど改善し、九割以上、粒子の侵入を防げた人も。「いかに正しく着用し、顔にフィットさせるかが重要」と指摘する。
 布製はガーゼなどで作られ、政府が全世帯に配布するのも、このタイプ。目が粗いため、ウイルスが容易に通過でき、侵入を防ぐのは難しい。大きな飛沫が飛ぶのを防ぐことや、鼻やのどを保湿、保温する効果は期待できる。
 不織布、布ともに、手についたウイルスを口や鼻に運ばない効果はあり、大西さんは「十分な知識を持ち、正しく選び、正しく扱ってほしい」と訴える。

◆鼻のワイヤは「W」曲げ サイズ選びも重要
 不織布マスクを正しく着けるポイント=イラスト=は鼻の部分のワイヤを曲げ「W」の形をつくること。顔に当ててからワイヤを曲げると、ワイヤが少し戻り、隙間が生まれる製品もある。最初に強めに曲げて着けた方が、より強く肌に押し当てられる。
 上下に引っ張ると張り出す面を外側にし、鼻からあごの下まで覆う。髪の毛やひげが挟まると隙間ができるので、注意を。会話時などにあごの下にずらすと、内部にウイルスが付着する危険があり、ひもが伸びてフィット感も変わる。正しく装着したら、なるべく動かさない。
 一時的に外し、机などに置く場合は清潔なティッシュなどを敷き、顔側の面を下に。顔側を上にするとマスク内に飛沫が落ちたり、マスクの表面のウイルスが机に付着する恐れがある。外す際は表面には触れず、ひもから。
 自分に合うマスクを選ぶことも重要。耳の付け根の一番高い部分と、鼻の付け根から一センチ下の部分の距離を測ると、サイズの目安をつかめる。
 (河郷丈史)


 社説:現金10万円給付 マイナンバーは余計だ
2020年5月13日 中日新聞

 新型コロナウイルス対策の現金給付をめぐり混乱が起きている。オンライン申請にマイナンバーカードを利用したのが原因で、対策が「三密」をつくる本末転倒ぶりだ。政府には猛省を促したい。
 現金十万円給付のオンライン申請をめぐっては現在、全国の各市区町村の窓口で長蛇の列ができるなど混乱が続いている。一定の距離を取っているとはいえ、人々が密集せざるを得ない状況だ。
 給付申請はオンラインか郵送を選択できる。オンラインの場合は政府が運用する「マイナポータル」にアクセス。その際、本人確認のためマイナンバーカードと暗証番号が必要になる。窓口に行った人の大半は、暗証番号を忘れたり番号の入力に失敗したりして申請不可能になったか、新たにカード取得を求めるケースだ。
 そもそもオンライン申請は給付の迅速化が目的のはずだ。ところがカードを義務付けたためにスピードは失われ、密集による感染の危険さえ生じてしまった。
 さらにオンライン申請ではカード読み取り用のスマートフォンかICカードリーダーなどの機材も必要だ。対応できなければ購入を迫られる。すべて準備できても申請作業は複雑でミスも起きやすい。マイナンバーカードの利用は失敗と断じてもいいだろう。
 二〇一五年に導入されたマイナンバーは行政が個人を識別するための制度だ。国や自治体に個人情報を把握されることや、情報漏えいの不安などから敬遠する人が多い。利用に必要なカード取得率も約16%と依然、低迷している。
 なぜ国民の大半が受け入れていない制度を、急を要する生活支援策に組み入れたのか。もし制度を広げるためにコロナ禍に便乗したのだとすれば弁明の余地はない。
 新型コロナ終息の見通しは立っておらず今後もさまざまな支援策が必要となる。その際、マイナンバーカードを利用することはやめてほしい。
 オンライン申請については、健康保険証や自動車免許証などを活用した方法を検討すべきだ。技術的に無理な場合は郵送に集中させるしか手はない。カードを持たない八割を超える人々にも、素早く支援が届く手だてを講じるべきだ。
 一律現金給付は国民が声を上げたことで実現した。生活が破壊されつつある人々の切実な訴えが国を動かした形でもある。国は余計な考えを捨て国民の救済に集中すべきである。 


最後まで読んでくださってありがとう
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする