みどりの一期一会

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新型コロナ・熱中症対策 こまめな水分補給が不可欠/5月20日は“世界ミツバチの日「World Bee Day」”

2020-05-20 22:57:05 | ほん/新聞/ニュース
朝から東京に出かけて、名神高速で工事渋滞があったけれど、
あとはスイスイ、今まででいちばんスムーズに移動出来て、
いつもより一時間ほどはやく帰宅できました。

きょうは「世界ミツバチの日」。
生態系の維持に不可欠な世界中のミツバチに思いを寄せて。


 世界ミツバチの日(5月20日 記念日) 
 雑学ネタ帳

スロベニア政府の提案に基づき、2017年(平成29年)12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。英語表記は「World Bee Day」。
日付は養蜂が盛んなスロベニアにおいて近代養蜂の先駆者であるアントン・ヤンシャ(Anton Janša、1734~1773年)の誕生日に由来する。この国際デーは、生態系に対するミツバチやその他の花粉を媒介する生物の役割の重要性を認識するための日である。
ミツバチなどの花粉を媒介する動物は、花から花に花粉を運ぶことにより、農作物を含む植物を受粉させ、地球上の生命を維持している。これらの動物は英語では「pollinator」(ポリネーター)、日本語では「花粉媒介者」または「送粉者」「授粉者」などと呼ばれる。ミツバチの他に、チョウやガ、ハナムグリなどの昆虫、コウモリ、ハチドリやミツスイなどの鳥類が知られる。
人間はミツバチなどの花粉媒介者のおかげで食料を得ることができる。また、持続可能な農業や生物の多様性の保全にも重要な役割を果たしている。ミツバチや養蜂を保護することは、生態系を維持すること以外にも、農業を促進し、貧困や飢餓を減らすことにも繋がる。
日本では「みつ(3)ばち(8)」と読む語呂合わせから、3月8日が「みつばちの日」となっている。

  

知っていますか?5月20日は“世界ミツバチの日”です

世界ミツバチの日(World Bee Day)を知っている方はどれくらいでしょうか。
日本ではまだまだ知名度が低いですが、国連でも正式に承認されている国際的なキャンペーンデーです。
なぜ5月20日がミツバチの日に選ばれたのか?その歴史や目的、世界各国でハチの日にどのようなイベントが行われているのかを紹介します。
国連の世界ハチの日に関するWebページによると、5月20日は、アントン・ヤンシャというスロベニア人の誕生日 が由来になっています。
恐らく聞いたことがある方はほとんどいないのでは、と思ってしまう予想外の人物。このアントン・ヤンシャという方は、近代養蜂のパイオニア的存在 だそうです。
1734年(日本は江戸時代後期)に産まれ、ヨーロッパで初めての養蜂家育成学校へ通い、養蜂に関する書籍を出版するなどして活躍したとのこと。 マリーアントワネットの母親として有名なマリア・テレジアから直接依頼を受けて、ウィーンに養蜂の技術を伝えたとも言われている、インターナショナル養蜂家だったようです。
そして、かなりの歳月を経て2016年。スロベニア共和国がFAO(国際連合食糧農業機関)へ彼の誕生日を由来に、世界ハチの日を提案。2017年に国連総会にて満場一致で正式に宣言されました。
日本人にはあまり馴染みがないスロベニアの発案という、少し意外な始まりでした。

世界ミツバチの日が目的としている4つのこと
どんな活動をしていくのかという4つの方針を紹介します。

1. 世界の自治体や政治家など、意思決定をする立場の人々へ、ミツバチを保護することの重要性に気づいてもらう。
2. 私たちの生活がミツバチや他の花粉媒介者によって成り立っていることを改めて知らせる。
3. ミツバチおよび他の授粉者の保護を訴える。そして、それが世界の食料不足問題の解決に大きく貢献し、開発途上国の飢餓を救うことも知らせる。
4. 生物多様性が失われること、そして生態系が崩壊してしまうのを食い止め、持続可能な開発目標の達成に貢献する。

世界ミツバチの日をきっかけに、ミツバチへの理解がさらに深まるといいですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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後半は、
中日新聞生活面の小中寿美の記事と、福島民友新聞の社説。
熱中症対策にはこまめな水分補給が不可欠です。

  夏のマスク、熱中症に注意 例年より水分補給を意識して 
2020年5月19日 中日新聞

 五月に入り、最高気温三〇度以上の真夏日が各地で観測されている。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、みんながマスクを着用し、外出を控える中で迎えるこの夏は「例年よりも熱中症の発症リスクが高い」と専門家は警鐘を鳴らす。熱中症による搬送が例年同様に多いと、人やベッドがそこに割かれ、医療体制をさらに圧迫することが懸念される。
 医師らでつくる啓発団体「教えて!『かくれ脱水』委員会」(東京)が一日に発表した緊急提言。その中で「マスクをすると、喉の渇きに気づきにくい」と指摘した。マスク内の湿度が上がることが理由だ。一方で、新型コロナの特徴が明らかになるにつれ、マスクの重要性は増している。専門家会議が四日に示した「新しい生活様式」も、外出時、屋内にいる時や会話をする時は、症状がなくてもマスクを着けるよう求めている。
 ただ、熱中症対策を考える場合、長時間のマスク着用は注意が必要だ。同委員会副委員長で、済生会横浜市東部病院患者支援センター長の谷口英喜さん(54)によると、喉の渇きを感じにくいことに加え、顔を中心に熱がこもりやすい。もともと喉の渇きに気づきづらい高齢者は知らぬ間に脱水が進むこともあり得る。例年以上にこまめな水分補給を意識することが大事だ。
 水分を取る際、マスクの表面にはウイルスが付着している可能性があるため、手でつかんであごまで下げるのはNG。マスクを取るのが理想だが、面倒なら片方のひもを外せばいい。ただ、谷口さんが心配するのは「人が周囲にいるとマスクを外してはいけないという心理が働いて、水分補給を避けてしまう人もいるのではないか」という点。そんな時は「マスクの下の隙間からストローを差し入れて飲むのも一案」という。
 外出自粛が呼び掛けられている今年は、体が暑さに慣れていないことも懸念材料だ。例年なら、気温が上がる春から夏にかけて外に出る中で、体の機能が暑さに順応し、汗をかいて体温を下げるといった対処ができるようになる。また、筋肉には水分をためる役割があるが、自粛生活で筋肉の量が減っている可能性も。窓を開けて外気や日差しに触れたり、室内で軽い運動をしたりして夏本番に備えよう。今のうちから朝夕など涼しい時間帯に散歩に出ることも対策に役立つ。
 熱中症を発症しやすいのは、一日の寒暖差や前日との気温差が大きい時だ。例年は梅雨の前後から救急搬送が増える。消防庁によると、昨年五~九月に熱中症で搬送された人は全国で七万一千人。猛暑だった一昨年は九万五千人に上った。毎年、高齢者が約半数を占めるほか、搬送後に入院する人は三割を超え、退院までに三週間以上かかる重症例も少なくない。
 大勢の患者が運ばれてくれば、医療現場には今以上に負荷がかかる。谷口さんによると、症状には、倦怠(けんたい)感や発熱、頭痛など新型コロナと共通する点もある。「患者が搬送された際に新型コロナを疑って対応する例も増えるのでは」と、現場のストレスを心配する。さらに、運ばれてきた人が感染していれば、院内で感染が広がる危険もある。
 水分摂取やエアコンを活用するなどしても熱中症を疑う症状が出た場合は、重症化や病院への搬送を避けるため、早めの対処が大事だ。同委員会は、涼しい場所に移して体を冷やすとともにマスクを外し、意識がはっきりしていれば経口補水液を飲ませるよう勧める。
 (小中寿美) 


  【5月20日付社説】新型コロナ・熱中症対策/こまめな水分補給が不可欠
2020年05月20日 福島民友新聞 

 今月に入り、暑い日が増えてきた。県内では昨年、熱中症で4人が死亡している。新型コロナウイルスの感染予防に加え、熱中症の対策にも万全を期したい。
 外出自粛やマスク着用など生活の変化が熱中症につながることが心配だ。環境省によると、例年であれば春から夏にかけ、日光に当たって徐々に体を暑さにならしていくが、今年は外に出る機会が減り、多くの人は暑さへの対応が遅れている。また外出自粛などによる運動不足で筋肉が衰えると、体に水分をためておく機能が低下し、脱水症状になりやすくなる。
 全国の医師らでつくる「教えて!『かくれ脱水』委員会」の委員長で、兵庫医大特別招聘教授の服部益治医師は「人が少ない時間帯に、軽く走るなどして汗をかき、暑さに慣れることが大切だ」と話す。
 マスク着用で口の中が湿ると、喉の渇きを感じにくくなり、自覚のないまま脱水症状が進む恐れがある。口がふさがれることで、体内に熱もこもりやすくなる。
 服部医師は「外出中でも、人から離れてマスクを外し、水を飲んでほしい。1時間当たり100ミリリットルが目安となる」と説明する。
 今年は例年よりも熱中症になりやすい状況にあることを念頭に置き、本格的な暑さが到来する前に対応を確認しておきたい。
 冷房などを上手に使って室温を管理する、外出する際には日差しを避けるなど、従来の熱中症対策を続けていくことも大切だ。
 加齢で喉の渇きなどを感じにくい高齢者、体温調節機能が未発達な上、地面の照り返しで高温にさらされやすい乳幼児は特に熱中症になる危険性が高い。環境省は気温や湿度などを総合的に判断し、熱中症への注意を促す「暑さ指数」を発表している。こうした指標を参考にし、家族や周りの人が注意することが重要だ。
 郡山地方消防本部によると、管内で4月、救急搬送で医療機関に問い合わせてから受け入れ先の決定まで30分以上かかったケースが前年の3倍近くまで増えている。病院側が新型コロナを警戒し、家族の行動などについても聞き取りをするため時間がかかるという。
 同本部は、熱中症は新型コロナと同様に発熱があり、病院の受け入れに時間がかかるケースが増えると予想する。消防本部や病院の負担が増える恐れがある。
 一人一人が熱中症の対策をしっかりと行うことで、搬送数を減らす必要がある。意識がない、応答が鈍いなどの症状がある場合は、ためらうことなく119番通報することが求められる。 


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